
こころの専門家ではありません。
若いボランティアの
方々です。
「足湯始めます!」
ショウガの入ったお湯に
足をつけてもらい
―アロマオイルでもいいけど
ショウガを入れるところが
日本的でいいですね。
掌マッサージをしながら
「お身体大丈夫ですか?」
ポツリポツリと
もらされる
「辛いよ。
家があっても帰れない」
喪失感や不安・恐怖感に
返す言葉はみつかりません。
「今、僕たちにできるのは
ストレスやマイナスの気持ちを
受け止め
痛みをわけてもらうこと」
そう心に決めて
寄り添っているそうです。
えらいなぁ…。
そんな人たちが
神戸から来たと言えば
本当にこころを開いてもらえるそうです。
PTSD予防の
お手本がここにあります。
「こころのケア(PTSD予防)」カテゴリーアーカイブ
震災ショックでPTSD解離性放言のたけしと煽るネット
作業着の襟を
ファッショナブルに立てて
物資がないのを確認に行くだけの
政治家のパフォーマスを
揶揄するのは
まあよいとして
―がれき運びしてもらっても
足手まといになるだけだと
思いますがね。
震災被災地での犯罪行為に
「ああいうの撃ち殺していい」
との発言
そして
ネットで
「よく言ってくれた」と
話題になっているのは
ちょっと困ります
―海老蔵事件の
マスコミによるリンチを
髣髴とさせます。
せめて
日本人どうしちゃったんだろうねと
心配してほしかったです。
―いじめ対応でも
被害者が変人扱いされ
断罪されるのが
壁になります。
秋葉原事件なんか
関心ないんでしょうね。
たけしさんも
解離人格者なのに。
―キレて暴力事件を起こしたり
顔が三日月形になるほどの
瀕死の受傷を負ったりしています。
チックもありますしね。
★人助けを「奇麗事!」って
斜に構えてたような人にも
善良市民人格が
憑依している一方で
★無性に暴れたくなった人も
たくさん
いるようです。

今は
陰陽
バランスをとりながら
大きく変化してゆくのでしょうね
被災者を泣かせる過剰演出はなくなったから次はストレス性解離性失言を防止しましょう
未曾有の事態に
―敗戦時も似てますが
TVは普及していません。
いろいろ失敗も
あります。
ましてや
台本のない生放送には
不測の事態がつきものです。
★トラウマ映像の反復放映
★被災者泣かせ
―時間内に
絵になるシーンを撮ろうと
やっきになるからです。
過剰なストレスです。
これらは減ってきましたが
依然として
なくならないのは
★失言
―中継レポーター(39)が
津波によって変わり果てた市街地をバックに
「ほんっと~に面白いね~」 と
話しながらニタニタ
菅首相の会見中
「ふざけんなよ
また原発の話なんだろ
どうせ」
「アハハ、笑えてきた~」
ある種のパターンがあります。
「どうせ」は
今日本人がみな感じている
どうしようもなさと
そのなかでもがんばらねばならない
ストレスの中での
異常な戦闘態勢でしょう。
―この人たちは
さらにかたちに
しなければならないのです。
笑いは躁的防衛でしょう。
―意識水準が下がれば
空笑もあります。
性格が悪いから
笑うのではありません。
PTSDを知っていれば
★回避できた放送事故ですし
★視聴者も
不必要に傷つくことがなかった
と思います。
大震災ショックでPTSD理論が日本人の腑に落ちる
地震酔いしながら
半ば煽られ辟易しながらも
同調圧力により
露骨に言えず
無用な辛抱もし
あるいは
純粋にこころを痛めながら
―このバランスは
人それぞれですが
日本中が思索しています。
―させられている。
講義をしていて思うのは
PTSD理論が
妙に腑に落ちだしたという
現象です。
★PTSDはうつ病ではないこと
★発達障害ブームが
本当にばからしい現象であったこと
★PTSDには
薬物療法や
認知行動療法が無効であること
★普通の人も
PTSDを知らねばならない
時代であること
一気に
あますところなく
理解しています。
★イジメを指摘しても
否認していたような人たちが
急に改心しています。
人間は変わるし
変わるときには
とても変わるもののようです。
地震酔い1つとっても複雑な被災地のこころのケア
昨日夕方には
余震とみられる
強い地震があったそうです。
宮城県石巻市では
震度5弱を観測されています。
北海道から関東の広い範囲で
震度4~1の揺れを記録
M6以上の余震は
60回目とか
言葉を失います。
本来は
適応すべきではない環境に
適応することを
余儀なくされているわけです。
★身体が
戦闘態勢になった
地震酔いは
★被災地の外の
地震酔いと違い
不要なものでも
必要なものでも
ありません。

いつものこころのケアより
ワンランクアップした
対応が求められていると
思います。
―二元論では解けない。
行動療法や説得療法は
二元論です。
不眠や不安感を抱えながら
仕事に行くにはどうしたらよいか?
子育てをするにはどうしたらよいか?
「無理です」ではなく
そこを考えねばならない
時代の到来です。
第二の加藤智大を出さないために大事なのはPTSD予防
極刑が言い渡されたわけですが
事件を語り継いできた
被害者の元タクシー運転手
湯浅洋さん(57)は
やるせない思いを募らせながら
「分からないことがたくさんある。
第2、第3の加藤被告を生まないために
いろんな人に考えてもらいたい。
今後も経験を語り続け
加藤被告本人の話も聞きたい」
理不尽な目にあった被害者は
納得ゆく答えが見つかるまで
事件を封印できないものです。
―辛くなかなか報われない作業ですが
ユングは
哲学的忍耐力が必要だと書いています。
一方
加藤被告は
事件の背景として
「小さい頃の母の育て方が影響した」と語り
判決も
「母親の虐待とも言える養育によって
人格にゆがみが生じた」と指摘しているのですが
父親(52)は
被告の発言について
「後付けの理由のように思う。
よそさまと比べて
教育がそれほど違っていたとは思いません」
「子供のことは妻がやると決めていて
口を出すのは良くないと思った。
ただ、どこの家庭にもあることでは」と
話しています。
虐待環境はPTSDを生むのに
―感覚的に
親ならわかると思います。
★それを止めもせず
★「どこにでもあること」と
否認しています。
家庭が自由で保護された環境に
なかったことが
事件の背景にあるのはあきらかです。
無差別殺人の背景には
判で押したような
こころの傷があります。
PTSD解離性暴力への対応も必要になってきた被災地こころのケア
岩手県釜石市では
ガソリンスタンドで
客から
従業員への暴力行為が
増えています。
ガソリン不足による
イライラが昂じたようで
腹を立て
キレてしまう被災者も
いるようです。
「従業員が襟首をつかまれた」
「罵声を浴びた」
「石を投げ込まれた」
「お客さんに囲まれた」
「看板をけられたことがある」との
訴えが相次ぎ
列への割り込みで
客同士がけんかすることもあり
市は警察にパトロールを要請したりも
しています。
気持ちは重々わかりますが
辛抱に辛抱を重ねた
―東北人の辛抱は
我々の辛抱より
はるかに壮絶です。
他の被災者の方々にとっては
その様子を見聞きすることが
多大なストレスになりますから
自粛してもらうしかないと思います。
―もちろん暴力的になった方々への
対応も必要です。
こころのケアは
★一律には行なえず
★難易度も日々レベルアップ
★多様化
しているようです。
派遣された方々の
健闘を祈ります。
天皇家による新しいこころのケア ~那須御用邸や宮内庁病院など被災者に開放
被災地にこころのケアに行った臨床家は変われると信じている
知り合いが
岩手に支援に行った。
とりあえず
月曜日までの予定だけど
予定は未定らしい。
つまり
支援の内容が
よくわからないということ。
ベテランであるのは
知ってるけど
よく勉強してるのも
知ってるけど
こころをまっさらにして
被災者に出会えるか。
それが
すべてを決めると思う。
実はコレ
心理療法の
基本です。
今回の被災地は
臨床家を生まれ変わらせる
パワーがあるようですから
―こころの傷とか
傾聴とか
普通に言語化されますから。
場を支配する
ものすごい磁場に絆されているのが
わかります。
期待しています
福島第1原発4号機の作業員に学ぶ誰にでも起るパニック障害
「暗闇でみんなパニック状態だった。
高い耐久性を信じていたのに」
東日本大震災で
大きな被害を受け
2度火災が起きた
福島第1原発4号機
タービン建屋内で地震に遭った
作業員の男性(20)が
証言しています。
知性も体力も
平均以上の方です。
それでも
★安全だと信じていた
基盤が揺るぎ
―自明性の喪失
★死の恐怖
★暗闇
―見通せない不安
これらが
重なると
パニックになるのです。
理由がハッキリしています。
極度のストレスに
曝されて
起ったのですから
急性ストレス障害です。
―放置するとPTSDの予備軍です。
震災前に流行っていた
パニック障害も
うつ病の親戚ではなく
PTSDなのです。
―たいてい理由は
すぐわかります。
抗うつ剤で治すものではなく
傾聴によって
癒やされるものです。
