芳一という
盲目の琵琶法師は
子どもの頃の眼病で失明
PTSD予防中
平家物語の弾き語りが得意で
ある日
一人の武士に請われて
「高貴なお方」の屋敷に琵琶を弾きに行きます。
盲目の芳一が観た
五感が融合した
イメージの世界の話だということがわかる。
住人はみな感涙し
カタルシスはPTSD予防のサインの1つ
実は自分の無意識が
解放され
表現されて
感動している。
七日七晩の演奏を頼まれ
夜ごと出かけるようになりました。
武士にこのことは言うなと告げられましたが
心理療法でも
逐一人に報告したり
ブログに書いたりすると
治るものも治らなくなる。
理由は以下のような
思わぬ妨害が入ることがあるから
寺男が見た芳一は
誰もいない平家一門の墓地の中
安徳天皇の墓前で
恐ろしいほど
無数の鬼火に囲まれて
琵琶を弾き語っていて
和尚は
頻繁に出没している
当時の集合的無意識の流行
ヒステリー性格で
(超外向で流行に敏感)
表現能力のある
タレントに顕著に出る。
平家一門の邪悪な怨霊であると分析
邪悪と断罪するのが
和尚の致命的な未熟さ
怨霊たちは
そのうち芳一を殺してしまうと案じ
全身に般若心経を写しますが
ご存知のように
耳にだけ書き忘れましたので
怨霊に耳を持ってゆかれてしまいます。
芳一は生真面目なので
和尚さんの言いつけを守り
痛さや恐ろしさを必死で我慢し
「出来る限り
上様の仰せられた通りにした証として
この耳を持ち帰る他あるまい」と
生真面目に考える
亡霊(無意識)とパラレル
全てを知った和尚さんは
驚いて
非を詫びましたが
詫びなければならないのは
これだけでしょうか?
怨霊は
「返事がない。
琵琶があるが芳一はおらん。
これはいかん。
どこにいるのか見てやらねば…」と
芳一を案じていますよ。
錯乱して左耳を切った画家や
求道のために右耳を切った僧がいますが
(イケメンすぎて女性が寄ってくる)
明恵は
鎌倉時代の僧侶
幼いころに両親を亡くし
PTSD予防中の出家
昔は心理療法もないので仕方ないが
夢分析はしていた。
和尚は
芳一が
『思い出のマーニー』の
この恐ろしいサイロ事件で
ヒロイン杏奈が経験した
重要な心理療法の過程を妨害したとは
禅宗なら
狂気を求めるこころは奨励される。
精神医学では
妄想・幻覚・幻聴は
ビョーキの印だが
心理療法ではvisionと呼び
向き合うことが奨励される。
言えないでしょうか。
詳細は
論文にまとめてあります。
トラウマの上にトラウマを重ねると
人はだんだん弱くなるとも言えますが
芳一のように
トラウマから個性化した個性が
新しいトラウマに向き合うことで
腕前が上がり
名声が高まって
何不自由なく暮らし
個性化の過程を歩み続けることに
つながることがあるというのは
不幸中の幸いです。
そして
芳一のような人は
もう和尚さんのような人に
(公認心理師とかの肩書)
騙されないと思います!(^^)!