いい大学出てるのに
冴えない仕事しかして来なかったのですねと
面接官に不思議がられている主人公ですが
大人の発達障害ではなく
PTSD的な理由がありそうで
多崎つくるの焼き直しみたいに
展開します。
何者かに
怪文書がまかれるようになって
(ストーカー御用達怪文書の一例)
大学時代の親友たちと再会するよう
運命づけられ
「過去に囚われたくないなら
前に進みたいなら
全部思い出せ」と内なる声も聴こえ
躊躇していると
恋人からもきちんと向き合わなければ
つきあえないと言われます。
封印したのは
友人の死にまつわるトラウマで
考えないようにしてきたのに
10年経って追いかけてきたようです。
バラバラに見えても
布置というものに
気づくときが
謎解きのチャンスです。
友達と思い込んでいたのが
勘違いだったと気づけて
価値観が更新されたのはよかったとして
事故だと思っていたのが
どうも事件らしく
元刑事がしつこく追いかけてくるから
(事件にしようとして左遷されたという
これまた現実的な怖いお話)
ストレスがかかるなか
大変そうですが
PTSDを克服する時って
いつもこんな風で
余裕がなくて
百尺竿頭一歩進めよの境地なんですよね。
(ドイツより?つくる)