C.G,ユング」カテゴリーアーカイブ

簡単そうで難しい【傾聴】が心理療法の基本

新学期
ここ数年
まず扱うテーマは
【傾聴】
傾聴は
心理療法の基本で
これさえできれば
理論なんか
何も学ぶ必要がない。
いわゆる
不眠症くらいは
(手術後
麻酔が切れて
痛くて痛くて
眠れないとか
そういうのは
別ですよ!)
充分
心理療法の守備範囲である。
【傾聴】なんて…
聴覚があれば
(補聴器で矯正して
聴こえるなら
それもO.K.)
誰でもできそうな
ことですね。
しかし
これが案外難しい。
専門家にも
実は難しいと
言うと
学生さんは
『何でだろう?』
って
興味津々…
知的好奇心の高いうちに
いろいろ教え込んで
おかなきゃニコニコ

日本箱庭療法学会の発達障害観2010

2月28日(日)に
国立京都国際会館で
学会の
全国研修会が
行われました。

「発達障害からみた箱庭療法
:イメージ以前・以後・外」
というタイトルで
河合 俊雄 氏(京都大学)が
講演されました。

概要として
あらかじめ公表されたのは
以下の文章です。

概 要 箱庭療法は、イメージの「象徴性」と「物語性」を中心にしている。けれども発達障害における箱庭では、繰り返しが多く、また象徴性も見られないことが多い。それには箱庭療法に対する見方の転換が求められる。ここでは近年増えている発達障害に直面することで、箱庭療法がどのように考えなおされる必要があるのか、その際にイメージ以前の世界、イメージを超えたあり方、さらにはイメージの世界の外というのをキーワードに検討したい。

これが
現在の箱庭療法の
お手本ですあせる
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日本箱庭療法学会の発達障害観2010

2月28日(日)に
国立京都国際会館で
学会の
全国研修会が
行われました。
「発達障害からみた箱庭療法
:イメージ以前・以後・外」
というタイトルで
河合 俊雄 氏(京都大学)が
講演されました。
概要として
あらかじめ公表されたのは
以下の文章です。
概 要 箱庭療法は、イメージの「象徴性」と「物語性」を中心にしている。けれども発達障害における箱庭では、繰り返しが多く、また象徴性も見られないことが多い。それには箱庭療法に対する見方の転換が求められる。ここでは近年増えている発達障害に直面することで、箱庭療法がどのように考えなおされる必要があるのか、その際にイメージ以前の世界、イメージを超えたあり方、さらにはイメージの世界の外というのをキーワードに検討したい。
これが
現在の箱庭療法の
お手本ですあせる

PTSD罹患者はC.G,ユングである

実験室で
ねずみを箱に入れようとしたら
ねずみが逃げ出した。

『ねずみはなぜ
逃げ出したのだろう?』

ここから新しい研究が
始まりました。

非行少年に
大学で習った理論や
当時流行していたフロイトの
精神分析を
当てはめて
面接したら
うまくいった。
しかし数年後
必ず再犯が起こる
『これじゃだめじゃないか。
何が間違っていて
どうすればいいのだ』

そこから
【傾聴】の理論化が
始まりました。

ユングという人も
当時
「凄すぎるぅー叫び」と崇められていた
フロイトの理論に
疑問を持ちました。

宗教的なタブーに匹敵する
疑問ですから

普通は【否認】して
感じないようにするものです。

それに気づいてしまった。

ただではすみません。

ユング版
『崖の上のポニョ』
(如人千尺懸崖上樹)の

$PTSD研究家翠雨の日記

克服の過程が
『赤の書』であり

PTSD研究家翠雨の日記

集合的無意識
(普遍的無意識)
やペルソナ
影、アニマ&アニムスなんていう
理論はすべて
これを言語化したものに
すぎないのです。

すべては1つです。
$PTSD研究家翠雨の日記

(【一即多 多即一】  一緒くたを優しく説明したアニメです)

みんな
自分の頭で考えてきたから
自然に疑問をもったし

それをごまかさないで
いたから
勇気や知性が養われたのです。

DVシェルターで
箱庭なんかする子たちは
入所してきたばかりで
おどおど不安そうな子たちに
「頭で考えてね」
とやさしくアドバイスしていますよ。

子どもは哲学者でしょうニコニコ
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PTSD罹患者はC.G,ユングである

実験室で
ねずみを箱に入れようとしたら
ねずみが逃げ出した。
『ねずみはなぜ
逃げ出したのだろう?』
ここから新しい研究が
始まりました。
非行少年に
大学で習った理論や
当時流行していたフロイトの
精神分析を
当てはめて
面接したら
うまくいった。
しかし数年後
必ず再犯が起こる
『これじゃだめじゃないか。
何が間違っていて
どうすればいいのだ』
そこから
【傾聴】の理論化が
始まりました。
ユングという人も
当時
「凄すぎるぅー叫び」と崇められていた
フロイトの理論に
疑問を持ちました。
宗教的なタブーに匹敵する
疑問ですから
普通は【否認】して
感じないようにするものです。
それに気づいてしまった。
ただではすみません。

ユング版
『崖の上のポニョ』
(如人千尺懸崖上樹)の
$PTSD研究家翠雨の日記
克服の過程が
『赤の書』であり
PTSD研究家翠雨の日記
集合的無意識
(普遍的無意識)
やペルソナ
影、アニマ&アニムスなんていう
理論はすべて
これを言語化したものに
すぎないのです。
すべては1つです。
$PTSD研究家翠雨の日記
(【一即多 多即一】  一緒くたを優しく説明したアニメです)
みんな
自分の頭で考えてきたから
自然に疑問をもったし
それをごまかさないで
いたから
勇気や知性が養われたのです。
DVシェルターで
箱庭なんかする子たちは
入所してきたばかりで
おどおど不安そうな子たちに
「頭で考えてね」
とやさしくアドバイスしていますよ。
子どもは哲学者でしょうニコニコ

ユングの『赤の書』  ~【個性化の過程】という名のPTSD克服の記録

ユングという人は
第一次世界大戦前から
精神病的な
恐ろしいヴィジョン

体験したようです。

16年余りの長きにわたり
積極的に
イメージを呼び起こしながら
私的な日記として
自ら手書きで
緻密に書き綴ったのが

『赤の書』です。

PTSD研究家翠雨の日記

子どもの頃から
不登校に陥ったり
白昼夢を見たり

大人になってからも
ある哲学的難問
抱えて

統合失調症かと
思われるような
症状に苦しみ

解決できないならば
手元にある
ピストルで自殺しなくてはならない
という崖っぷちに
追い詰められた

でもあります。

ユング版
『崖の上のポニョ』

(如人千尺懸崖上樹)
ですね。

キリスト教色が強いですから
日本人が
同じように治癒するのでは
ありませんが

無意識の迫力の
凄さと
それを
否認せず
見つめ続ければ
個性として
【昇華】するということは
充分わかるんじゃないかな。

相当高いし
是非お奨め!と
言うわけではないですよ。
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ユングの『赤の書』  ~【個性化の過程】という名のPTSD克服の記録

ユングという人は
第一次世界大戦前から
精神病的な
恐ろしいヴィジョン

体験したようです。
16年余りの長きにわたり
積極的に
イメージを呼び起こしながら
私的な日記として
自ら手書きで
緻密に書き綴ったのが

『赤の書』です。
PTSD研究家翠雨の日記
子どもの頃から
不登校に陥ったり
白昼夢を見たり
大人になってからも
ある哲学的難問
抱えて
統合失調症かと
思われるような
症状に苦しみ

解決できないならば
手元にある
ピストルで自殺しなくてはならない
という崖っぷちに
追い詰められた

でもあります。
ユング版
『崖の上のポニョ』

(如人千尺懸崖上樹)
ですね。
キリスト教色が強いですから
日本人が
同じように治癒するのでは
ありませんが
無意識の迫力の
凄さと
それを
否認せず
見つめ続ければ
個性として
【昇華】するということは
充分わかるんじゃないかな。
相当高いし
是非お奨め!と
言うわけではないですよ。

統合失調症の首振り発作は器質か心因反応かウイルスか?!

ユングが
患者さんの
首振りを

現在の専門家のように
無意味とか
病気とかで
片付けず
無意識深くに
潜む

自己治癒力との
関係性に気づいたのは
画期的なことです。

首振り発作と言えば

精神科治療学に
『頻発する首振り発作に
ribavirinが奏効した
統合失調症の1例
?ボルナ病ウイルスとの関連の可能性』

という論文が掲載されています。

器質的問題なのか
心因性なのか
ウイルス説なのか

楽しみですねニコニコ
続きを読む

【首振り】という古代宗教の模倣と無意識の自己治癒力の関係

ユングの患者さんは

「太陽から
筒が
下がっていて
筒から
風が吹いている。

筒がこちらを向くと
西風が吹き

筒があちらを向くと
東風が吹く。

だから
それにあわせて
首を振っている」

と説明し

確かに
ペルシャ語で書かれた
ミトラ祈祷書に
その内容は
存在したようです。

こういうエピソードの
収集は
集合的無意識
(普遍的無意識)の
存在証明になる

思います。

しかし問題は…

なぜ
ミトラ祈祷書の
マネを
この患者さんの
無意識は
する必要があった
のでしょうか?

怪我をしたとき
わざわざ
身体に頼まなくても
かさぶたができて
傷を保護しつつ
その内部でも
自己治癒力が
活性化
されます。

同様に
何らかの心理的ショックを
受けた場合も
無意識のうちに
こころが内部に引きこもり
自己治癒力の
源を探り当てる
のでは
ないでしょうか?

内部ですから
かつて存在した
原始的な方法です。

ある時代には
常識であったような
その方法と一体化することで

治ろうとしているのでは
ないでしょうか?

脚下照顧
温故知新ですね。

意識を退行させて
無意識にある
古代のリセットの法則と
一致させようとしている
のですから
これは
瞑想です。

首振りは
異常行動ではなく
鍼灸理論で言えば
瞑眩反応
です。
(悪化したように見える)

西洋医学では
陰か陽
陰でなければ陽
陽でなければ陰

ですが

一太極二陰陽の
リセットの法則をもつ
東洋人の無意識においては

これは
好転反応なのです。

拒食も同じです。
常識では食べないのはよくない。

しかし食べないこと
(食べないように
抵抗しての結果なら
過食も同様)は
PTSDに対する
好転反応
つまり自己癒しの過程に
入っている証なのです。

つまり
我々東洋人は
ユングの心理学を理解し
東洋の自己癒しの
リセットの法則と
あわせて
理論化したものを
患者さんに提供すべきなのです。

しかし
現在は
ユング心理学が理解できずに
放り出し
東洋思想なんて
もっと難しいから
やれっこない!
という了見で

医学モデルに右へ倣へ!

はっきり言えば
専門家による
魂の大量殺人が
行われているのです。

無差別殺人は
被暗示性の高い
一部のヒステリー患者さんが
無意識のうちに時代の問題を
感じ取り
ツラレテ
真似てしまったという
あまりに悲しくも
【象徴】的な表現なんです。
続きを読む

今はなき『首振り症状』の意味を患者さんに学ぶユングの姿勢

ユングの患者さんに
首を振る症状の方が
おられたそうです。

普通に考えると
無意味な行動です。

現在なら
多剤処方されてしまうでしょう。

しかし
ユングという人には
もう少し
こころが
ありました。

「なぜ首を振るの?」

相手に対して
こころが開かれています

患者さんは言います。
「太陽から
筒がさがっていて
筒から風が吹いている。

筒がこちらを向くと
西風が吹き

筒があちらを向くと
東風が吹く。

だからそれにあわせて
首を振っているのだ」

この段階で
多剤投与する医師も
多いでしょう。

しかしユングは
この言葉の意味を考え
想像し
文献にあたって
調べることで
理解しようとしました。

医学書に
答えはありません。

どこにあったか。

なんと
ミトラ祈祷書という
ペルシャ語でかかれた文献に
これと同じ文章があるのを
発見しました。

当然この患者さんは
ミトラ祈祷書など
知りません。

単なる偶然で
ミトラ祈祷書と同じイメージを
持ったと考えるのも
無理があります。

PTSD研究家翠雨の日記

人間には集合的無意識
(普遍的無意識)
というものがあるのを

ユングは
患者さんから
学んだのです。

現在なら
首振り=異常行為=重篤な病
=統合失調症 ←投薬

でしょうね。

たまに
ユング派の残党いますが

かぐや姫がわがままと
いうんですから
ユングの解釈の深さとは
比べようがない
マンガみたいな世界
です。
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