『優曇華』に
「世尊成道より已前にあり
世尊成道と同時なり
世尊成道よりものちにあり
―要するに
永遠のリセット法がある。
これによりて
華成道なり」と
あります。
かぐや姫も
釈迦の前世である雪山童子が
釈迦に生まれ変わるきっかけとなった
如人千尺懸崖上樹の精神を
―崖の上のポニョは永遠のリセット法
思い出して
―瀕死の状態で自我が滅却され
集合的無意識にある記憶が
呼び起された。
華にまみれて
―華成道は
いわゆる花道でしょう。
月に還ります。
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正法眼蔵の
『唯仏与仏』に
「不染汚」という言葉が出てきます。
―『行仏威儀』を引用したものですが
「無上菩提の人にてあるをり
これをほとけという。
…いはゆるその面目は
不染汚なり」
無上菩提は
自己の真実と一体になっている人のことです。
人間界にやってきて
いろんな人に出会い
中には
偏屈な人もいて
傷つけられたりもしたけれど
それぞれに一生懸命生きているだけの
凡夫は
集合的無意識に染まってはいるけれど
人間それ自体が
汚れているわけではないと
―必死で(無心)に生きている
それ自体は素晴らしく尊いこと
学んだのでしょう。
天にはそういう葛藤がないので
時々
地上に堕落するわけです。
―そういう説話があります。