京都の精神分析研究会の
案内に
ありました
「精神分析において
“意識”の位置は
どこにあるのか」
講師 鑪 幹八郎
この論文はアリエティさんの
死の2年前に書かれたものである。
晩年の論文といってよい。
それゆえ、彼の思いがこめられている。
アリエティさんに直接に指導を
受けたことはないが
講演や講義は何度も聴いた。
印象的な記憶は隣に
精神分析的実存分析家ロロ・メイさんと並んで
アリエティさんの
精神分析アカデミー会長就任講演を
聴いたことであろう。
精神分析は常にことばを媒介にして
認知レベルで仕事をしているが、
精神分析家は認知の機能や位置を
あまり自覚しないで、
無意識的側面のみを扱おうとしている。
フロイトのいう、一次過程と二次過程とが
一体として統合されたものが
私たちの精神活動であるので
二次過程としての認知の位置をしっかり
意識して仕事をしよう。
一次過程と二次過程との間の精神活動を
帯のように連続としてみると
どのような様相を呈するのだろうか。
★参考テキスト
Sivavo Arieti
Cognition in psychoanalysis.
…
アリエティさんって
偉いんですネ。
アリエッティのお母さん
上から目線で
脅かしながら
認知のゆがみとか
自我脆弱性とか
言っちゃいけないですね。
精神分析からみても
そうなんですね
「ジブリ『借りぐらしのアリエッティ』」カテゴリーアーカイブ
被災地でも「上から目線」なしのこころのケア
両親の不和が子どもの未来をPTSDに追いやる
ウィリアム王子と結婚する
ケイトさんについて
英国民は
★育った環境が
(ダイアナ元妃より)
安定しており
★あらゆる点で成熟し
★足元がしっかり固まり
★そのままの自分に満足しており
★ウィリアム王子の交際期間が長いので
大丈夫だろうと
安心感をもっているようです。
結婚がうまくいくかどうかは
ほぼ
性格にかかっていますね。
性格は
過去の産物です。
過去の産物ですが
生きて
現在に作用します。
ダイアナ元妃は
両親の不和という
自分の責任ではないところで
幼少時から
★悩み
★翻弄されてきたので ←親権争い
自信がなく
結婚後の孤独から
―心的外傷後ストレス障害
ストレスがあると
トラウマのある過去に
退行します。
過食症に悩みました。
―養育されていた頃の
トラウマですから
摂食障害になることは
多いです。
食べ方が
まだわからなかった時代です。

アリエッティに出てくる
翔も両親の離婚による
寂しさを抑圧しています。
翔はアリエッティに癒され
ダイアナ妃は
スピーチカウンセラーに出会い
過去を回想することを勧められ
癒されて
自信を回復しました。
たかが両親の不和と
侮れないですね。
人類は少しずつ
学んでいます。
震災ショックで心理臨床学会第30回春のワークショップも中止
ユング派の考えるトラウマなしの解離性同一性障害

ユング派の発達障害研究家も
―八百屋なのに
野菜があんまりなくて
靴屋みたいに
靴がたくさんあるみたいな
不思議さ
昨年7月の研修会では
さすがに
「解離性同一性障害」について
語っています。
―ユング派発達障害研究家2人は
どちらも
阪神淡路大震災後
「解離」についての本を出しています。
ユングはジャネに影響受けてますから。
『箱庭療法研究』の最新号によれば
ユング派は
ユングの自己実現
(個性化の過程)を
解離の過程と考えているようです。
―陰陽五行説とは書いてませんが
このブログの読者なら

太極を常に否定し
八卦(心的世界)を刷新していく
健康なモデルのようなものと言った方が
わかりやすいかもしれません。
そして
解離性同一障害というのは
そこに【否認】があって
充分に解離しきっていない
状態と考えるようです。
ここまでは
まあこれでもよいのですが…
治療論は
★クライエントの作り話を冷ややかに見守り
★その空虚さに気づかせること
―苦しみから逃れるために
意識的にしがみついている
偽のストーリーはあると思いますが
「冷ややかに」というのが
どうも嫌な感じですね。
アリエッティより
ユング心理学は
箱庭や夢を使って
治療するのですから
★言語化しないし
★統合はないし
―二元論じゃないし
永遠の過程ですから
★箱庭や夢は
無意識だから
そこは作り事はないし
★箱庭に空虚な表現ばかり続くことは
ありえないです。
―アリエッティに出てくる
お手伝いさんみたいな ←お手伝いさんになってない
視線で見られたら
怖くてトラウマになり
その再演で
治療に通ってしまうかもしれないです。
やはり
無意識を表面的にしか読めないことが
諸悪の根源のようです。
―かぐやひめやポニョがわがままなら ←象徴否定するし
(並みの文学者でも笑うだろう)
目の前のクライエントもわがままになり
最近までは【発達障害】扱いしてたのでしょう。
しかし
トラウマと関係のない
―心的外傷後ストレス障害ではない
解離性同一性障害って一体何?
震災でストレスフルですがタヌキには注意しましょうね。
東日本大震災で中国のお坊さんたちも追悼

中国仏教協会は
昨日
北京の広済寺で
日本の
震災被災地を悼む
祈祷法会を行い
北京市内の寺院の僧侶
数百人が
犠牲者の冥福を
祈ってくれました。
―国家間には
いろいろありますが
痛みは人類共通であり
共感から起る
祈りは
国境を越えますよね。

ふと電気が気になり
―こういうのは
アスペルガーの特徴と
【発達障害】研究者には
言われてしまいますが
お話してたら
「おじさん
歯がきれいに並んでるね」とか
言うKYぶり
(実は対人不安から
規律正しいものをみつけて
安心感を保ってる)
外枠は
多分十二支
内側は
土気を中心にした
四気かな?
―つまり5つの気
何気ないものが
陰陽五行でできています。

アリエッティでは
シンプルです。

不安を乗り越えようとする
人を照らす
原理があります。
『借りぐらしのアリエッティ』と中井久夫『アリアドネからの糸』
未曾有のPTSD学習期間「象徴は生きている」
昨日より
報道時間が
長くなっています。

新聞でも
被災地の写真は
戦場みたいです。
―無事だと確認して
涙が出たり
ご近所の人に
再会して
抱き合って喜んだり
被災した
古いおうちでは
歴代のご先祖さまの
写真が桟に掲げてあったり
遠く離れていても
同じ日本人として
誰もが痛みとともに
いろんなことを深く
感じているのではないでしょうか。

本来は
集合的無意識の
感官の奥底に眠っている
【象徴】が
日本を蔽っています。
変われると思います。

戦闘的に借り(狩り)をし
(国家的無意識)
アリエッティに教え伝えるお父さんと
(家族的無意識)
傷ついたお父さんを助ける
原始人みたいなスピラー
(人間の祖先の無意識)

(象徴アリエッティは滅ぶと言ってます)
PTSDから
頭でっかちになり
希望を失った ←傲慢が一番重篤
主人公は
アリエッティに出会い
癒され
勇気を手に入れます。















