ジブリ『借りぐらしのアリエッティ』」カテゴリーアーカイブ

『借りぐらしのアリエッティ』宗教戦争

エジプト北部アレクサンドリアで
1日未明
キリスト教の一派
コプト教の教会を狙った
自動車爆弾テロがあり
新年のミサに訪れていた信徒ら
少なくとも21人が死亡
40人以上が負傷しました。
犯行声明はありませんが
宗教対立による
一連の事件が頻発している地域です。
   …
日本人も
無宗教の上に胡坐をかいている
時代ではありません。

 ―無宗教という
 立派な宗教ですがニコニコ
知らないうちに
他人のテリトリーに
自分の宗教
(集合的無意識)を
押し付けていたりします。
$PTSD研究家翠雨の日記
テロリストの
強い攻撃性の背後には
強い恐怖感が
あるのでしょう。
$PTSD研究家翠雨の日記
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宗教を超えて
人類愛で手をつなぐには
まず相手の宗教を
大まかでもいいので
学ぶことが大事でしょう。
【寛容精神】だけでは
限界があります。
 ―寛容にするつもりがあっても
 寛容になりようが
 ありません。
 
アフリカの本屋さんには
子どもの絵本で
比較宗教を教えたものが
普通にあったように思います。

『借りぐらしのアリエッティ』台所は感官

ドールハウスのキッチンですが
$PTSD研究家翠雨の日記
これだけが
キッチンではなく
世界には
いろんなキッチンがあり
そこで
文化に応じた
食が伝承されてきました。 
 ―感官は
  食などを通じて
  思想哲学・常識などを
  心身に伝承していく
  ロープみたいな
  場所です。 
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ポニョの父親も
食のしつけに必死です。
PTSD研究家翠雨の日記
 ―自己実現は
 食の拒否から始まります。
 ポニョは
 「ハムが食べたい」と言い
 父親は青ざめます。    
  ―ガンジーの父も
   同じような経験をしました。
 子どもが痩せていくと
 お母さんは心配しますね。
 心配しないで
 怒る母親や臨床心理士も
 いますが…叫び
PTSD研究家翠雨の日記
日本の古墳では
箸墓なんてのがあります。
(今日の朝日新聞)
 ―箱庭でも
  箸と橋をかけて
  表現する子がいます。
  (意識的には知りません)
そういう無意識的
文化的現実を不問にして
画一的に
西洋のキッチンをねじ込むのは
箱庭療法における
ものすごい暴挙の【象徴】
だと思います。

『借りぐらしのアリエッティ』箱庭療法の暴挙

確かに素敵ですが
PTSD研究家翠雨の日記
断りもなしに
いきなり
違う文化を
ねじ込んでは   ←十字軍の遠征ひらめき電球トラウマ
いけません。
 ―よかれと思って
 親切心から
 学問的盲目から
 よくあります。
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驚愕で
心臓が悪くなります。
 ―翔君は心臓が悪いのです。
 両親の不和や離婚
 母親不在の孤独という
 ストレスが
 日々かかれば
 PTSDとしての
 心身症にもなります。
 生きる希望を失っています。
PTSD研究家翠雨の日記
活き活きとした
心の交流における信頼感
(ラポールの形成)なしに  
いくら箱庭療法をしても
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相手を怖がらせ
場合によっては
PTSDにするだけで
誰のためにもなりません。

『借りぐらしのアリエッティ』集合的無意識とドールハウス

ドールハウスの構造を
説明しているところですが
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ユングという人は
夢を見て
集合的無意識のこの構造を
つかんだのですよダウン
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ユングの生きた時代より
少し古い時代の書斎にいて  ←アーカイブス
『なんかいいなぁ~』って
思いながら
階段を降りて行くと
時代がだんだんさかのぼるのです。
最後は
人間の骸骨がありました。 ←人間の祖先の無意識
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明かりをつけて
内から
 ―主観的世界
  どう生きて
  どう感じているのか
観察しますが
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キリスト教などの
西洋哲学ではなく
仏教や陰陽五行的な
東洋思想という
意識の光
(法則)に
照らして観る必要があります。

沖縄の中学生が描いた『やぎの冒険』と臨床心理士

快挙ですニコニコ
PTSD研究家翠雨の日記
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食べるために
ヤギを飼っているのですが
逃げるヤギを追いかけるとき
1つの実存哲学にぶつかります。
宮沢賢治の世界ですね。
沖縄といえば
日本でも有数の
トラウマティックな地域ですが
米軍基地とのかかわりなど
生まれながらに
理不尽な環境に生きるのが
沖縄の子供たちです。
 ―最近は大分症状化してます。
  成人式で暴れ
  【解離】犯罪や自殺が
  増えています。
ヤギをめぐる問題は
摂食障害などの
依存症の問題でもあります。
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こういう哲学を
不問にして
行われるのが
現実の臨床心理学です。
日本人の感性表現に
西洋のドールハウスをねじ込んで
上から目線で
はめ殺す
暴挙がまことしやかに行われています。
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生きにくくしているのは誰か?

『借りぐらしのアリエッティ』工夫と個性化の過程

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PTSDになれば
何かと不自由です。
しかし
自罰的にならず
他罰的にならず
工夫してゆくことが大事です。
 ―創意工夫ですよね。
それが
個性化の過程です。
あまり知られていないだけで
そういう風に
PTSDを克服している人は
たくさんおられます。

『借り暮らしのアリエッティ』上から目線禁止

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クライエントさんに宿る
象徴は
無我で
そうっと
丁重に観察しなければ
なりません。
こんな風な
専門家や
支援家が
案外
多いです。
せっかくの
活き活きとした感性が
凍り付いてしまいます。
これでは
人形です。

『借りぐらしのアリエッティ』知的防衛

病人が病気のことを
一番知っているとは
限りません。
せっかく
【象徴】と
  ―自己治癒力
出会っても
無意味化
拒絶したりします。
 ―絶望の深さの裏返しと
  あとで気づきますが。
PTSD研究家翠雨の日記
聞きかじりの知識
邪魔をしてるのです。
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自分の全身全霊で
自分の病と向き合うべきでしょう。
アリエッティ
(【象徴】)に突き動かされて
翔もだんだん変わってゆきます。

『借りぐらしのアリエッティ』盲信の治療

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ドイツ車に乗って
運ばれてきた翔が
 ―盲目的な
 ドイツ精神医学依存の象徴
 (PTSDは)
 うつ病だから
 治らないとか
 平気で言いそうです。
運命論を持ち出したとき
PTSD研究家翠雨の日記
集合的無意識に生きる
【象徴】としての
アリエッティは
怒ります。
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人間と小人の大きさが
逆転してますね。
心的時間
心的距離
心的大きさ
自由自在に変化します。
無我になり
【象徴】と出会えば
盲信は消えます。

『借り暮らしのアリエッティ』【投影】が破られるとき

翔は
アリエッティに対し
「君達は滅びゆく種族だ」と
決めつけ
ますが
 ―PTSDをめぐって
 感情的決めつけは
 よく起こりますが
 PTSD患者が
 自分自身に対しても
 起こします。
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対話するうち
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それは
【投影】であることに
気づきました。
 ―自分の問題を
  他人のものと
  勘違いする
  無意識の防衛機制
小さいときから
病弱で心臓が悪くて
何もできなかったから
アリエッティを護って
あげたいと
 ―自分を助けることを
  意味する。
  内なる女性性(アニマ)
考えたが
自分のせいで
逆に迷惑をかけ
適わなかった
絶望感の【否認】にも
気づきました。
PTSD克服は
【否認】や【投影】に気づくことです。