「12才の小さな身体に
大きな苦しみを抱えて生きる
杏奈。
その杏奈の前に現れる
悲しみを抱えた
謎の少女マーニー。
大人の社会のことばかりが
取り沙汰される現代で
置き去りにされた
少女たちの魂を救える映画を作れるか」
―脚本・監督 米林宏昌
加害少女も
小学生のころから
大きな苦しみを抱えていました。
問題行動を起こしては
サインを送っていましたが
―給食に異物混入
父親を金属バットで殴る。
家を出る。
不登校
猫の解剖
大人の都合でもみ消され
ワンルームマンションに
置き去りにされていました。
マーニーに出会わせ
そういうのを救うのが
真の心理療法です。
現実の専門家は
その足を引っ張ることしかしていません。
「ジブリ『思い出のマーニー』」カテゴリーアーカイブ
母親死亡のPTSDで同級生惨殺の佐世保高1女子生徒
倉敷小5女児拉致監禁PTSD解離男(49)の『思い出のマーニー』
PTSD克服物語『思い出のマーニー』で河合隼雄も思い出す臨床心理学
『思い出のマーニー』の特装版には
河合隼雄の
「『思い出のマーニー』を読む」も
収録されているそうです。
今はこういう研究ばかりしている人たちも
真の臨床心理学的研究を
思い出すとよいでしょう。
尤も
河合ユングは完璧ではなく
―日本に輸入した第一人者が
河合隼雄だから
日本人のユング理解は
河合隼雄流
それを東洋思想的に
発展させる仕事が待っているのですがね。
それをしないから
「象徴が使えない発達障害児が
増えている」なんて
―西洋モデルに当てはめると
発達障害かわがままになる。
愚説が蔓延ったのです。
来年はこの作品分析で
学会発表することを予定しています
『思い出のマーニー』あくまで日本型PTSD克服物語
物語の流行は幻と向き合いPTSDを癒す『思い出のマーニー』へ
『思い出のマーニー』憧れの幻想と会話してPTSD予防
この作品は
安奈とマーニーの
Wヒロインだそうです。
安奈が主で
マーニーが従ではないのです。
そして
マーニーは
安奈が憧れるような存在なのだそうです。
―詳しいことは言えないとしながらも
ここは重要だから話された。
原作はイギリスが舞台ですが
北海道に舞台を移し
アンナは杏奈になりました。
―西洋文化をそのまま当てはめると
ユング派みたいに
PTSD児が発達障害児になってしまいますから
セラピストがクライエントに
ついて行くように
―傾聴
内なる幻想に寄り添うのが
治療の要です。
しかし
クライエントや幻想の言いなりになるのではないから
―手綱を緩めると巻き込まれ
破滅する。
Wヒロインなのです。
PTSD治療の極意が示されています。
『思い出のマーニー』妄想が癒すPTSD
STAP騒動PTSDで陰謀論(妄想)まで飛び出す。
体調不良と伝えられていますが
波があるようで
週刊誌の取材に答え
陰謀論ほのめかしがあったという
報道もあります。
アベノミクスの
スポットライトが当てられているので
―むしろ擁護しそうなくらいで
これはなさそうな
気がするのですが
苦境にあるとき
いろんな
心的防衛機能が
勝手に作動してしまうのは
―無意識の仕業
よくあることです。
理研は
本人のために
これ以上の
不調法をさせない配慮をしたようですが
弁護士グループは
配慮に欠けるようです。
あとは
臨床心理士のお母さんが
PTSDを理解してたら
保護できたのにとも
思います。
『思い出のマーニー』最後は幻想と現実に橋を架けるPTSD
ジブリが夏に映画化するので
岩波少年文庫の
原作の広告も
大きく出ています。
ヒロインは
今の日本なら
統合失調症扱いで
クスリ漬けにされてしまうような
妄想の世界に入り込みますが
最後は
現実に戻されます。
普通 → よくない状態 →普通に戻ったのではなく
―無意味な反復
PTSDのトラウマを抱えて生きていたのが
自然治癒力による
瞑眩(好転)反応が起こり ←幻想
トラウマが癒され
自我強化され
成長して
日常に還ってくるのです。
―架空とは
絵空事ではなく
現実と非現実に
橋を架ける(ラポール)こと
好転反応には
いろんな症状がありますが
それはありがたいことだから
クスリで消そうなんて
考えてはダメなのです。