チャングムが
王の母に出したなぞなぞは…
その人は
食医であり
一家の奴婢のようでありながら
すべてのひとの師匠であり
その人が生きているうちは
その家は安泰だが
亡くなると水に沈んでしまう。
その人は誰かというものです。
常識で考えても
解けないですネ。 ←かぐや姫の公案みたいなものです
そんな人いません。
しかし
王の母親は
悟りました。
それは自分のことだと。 ←象徴的に考えたのです。
そしてわかってしまうと
身動きがとれなくなりました。 ←象徴にはパワーがあります。
こころの格闘技みたいなものです。
非暴力です。
チャングムは
なかなかの医者ですね。
「チャングムの誓い」カテゴリーアーカイブ
『チャングム』第三十七話 命を懸ける
王の母親は
(おへそをまげて)
医療拒否します。
困った王は
ハンガーストライキを
します。
老衰が進んでますから
命がけですが
王も命がけです。
―命がけで
相手を試し
動かそうとするなんて
なかなか凄い方々です。
しかし
二人の命がけには
甘えが透けて見えましたので ←東洋独特のもの
チャングムが
本当に自分の命をかけた
賭けに出ます。
(なぞなぞを出し
解けたら死ぬ代わりに
解けなかったら
医療を受けてほしいと
取引きしました)
王の母親は
無礼者と感じて
しばらく悩みますが
そのこころに負けて
医療を受けるようになりました。
『チャングム』第三十六話 雑草の怖さ
幼いころに孤児になり
母親のトラウマを背負って
生きながら
個性化の過程を歩むチャングムですが
何度も
絶望の淵に落とされます。
陰謀渦巻く宮中ですから
そこで自分を貫くのは
至難の業です。
しかし
それをしないと
生きてゆけないのが
PTSDです。
PTSDになったら
誰もがチャングムであり
スサノヲです。
しかし
あきらめないことが
大事ですよ。
あきらめないことで
こころはどんどん強くなりますし
知識も増えます。
そして一番の収穫は
悪人がその姿に恐れおののくという
ことです。
―悪人は非暴力の圧力を感じます。
「いくら抜いても抜いても
春になると生えてくる雑草みたいだ…」と
言われてます。
―処置なしと思わせるのは凄いです。
陰陽五行では
【木気】ですね。
―春や青に象徴される
息吹です。
道元禅師も
坐禅の姿は ←座り込みのパワー
(シルエット的に)
龍みたいだから
魔王が逃げ出すって
書いてますよ。
続きを読む
『チャングム』第三十六話 脈を診るのが難しい
脈を診るのは基本でしょうが
これが案外
奥が深くて
難しいようです。
心理学であるといわれる
チベット医学なんかでは
脈だけで何でもわかると
聞いて驚きましたが
チャングムを見ていると
それは本当だろうなぁと
思えてきます。
―鍼灸治療には忠実に
創ってあります。
チャングムはまだ新米ですが
料理人の研ぎ澄まされた感性で
―白ねぎを押した感触とか
肉の脂がスープに浮いてきた感じとか
表現します。
脈を繊細に感じ
古い文献にも総当りしながら
病気をつかみます。 ←PTSD治療にない視点ですネ
何か【妙だ】【変だ】という
直観を大事にします。
エリート女医は
知識に溺れて失脚しました。
―何か感じても
常識に還元してしまうのです。
流産した王妃を前に
流産後の処置のみ考えていたのですが
実は双子を身ごもっていて
おなかに残っている死児を
そのままにしているために
いのちが危ない状態で
苦しんでいたのです。
宮中に
双子が生まれた
前例がなかったのですが
そういう理屈は逆に
通用しないし
このように命取りになります。
続きを読む
『チャングム』第三十六話 無策は死罪に値する
『チャングム』第三十六話 雑草の怖さ
幼いころに孤児になり
母親のトラウマを背負って
生きながら
個性化の過程を歩むチャングムですが
何度も
絶望の淵に落とされます。
陰謀渦巻く宮中ですから
そこで自分を貫くのは
至難の業です。
しかし
それをしないと
生きてゆけないのが
PTSDです。
PTSDになったら
誰もがチャングムであり
スサノヲです。
しかし
あきらめないことが
大事ですよ。
あきらめないことで
こころはどんどん強くなりますし
知識も増えます。
そして一番の収穫は
悪人がその姿に恐れおののくという
ことです。
―悪人は非暴力の圧力を感じます。
「いくら抜いても抜いても
春になると生えてくる雑草みたいだ…」と
言われてます。
―処置なしと思わせるのは凄いです。
陰陽五行では
【木気】ですね。
―春や青に象徴される
息吹です。
道元禅師も
坐禅の姿は ←座り込みのパワー
(シルエット的に)
龍みたいだから
魔王が逃げ出すって
書いてますよ。
『チャングム』第三十六話 脈を診るのが難しい
脈を診るのは基本でしょうが
これが案外
奥が深くて
難しいようです。
心理学であるといわれる
チベット医学なんかでは
脈だけで何でもわかると
聞いて驚きましたが
チャングムを見ていると
それは本当だろうなぁと
思えてきます。
―鍼灸治療には忠実に
創ってあります。
チャングムはまだ新米ですが
料理人の研ぎ澄まされた感性で
―白ねぎを押した感触とか
肉の脂がスープに浮いてきた感じとか
表現します。
脈を繊細に感じ
古い文献にも総当りしながら
病気をつかみます。 ←PTSD治療にない視点ですネ
何か【妙だ】【変だ】という
直観を大事にします。
エリート女医は
知識に溺れて失脚しました。
―何か感じても
常識に還元してしまうのです。
流産した王妃を前に
流産後の処置のみ考えていたのですが
実は双子を身ごもっていて
おなかに残っている死児を
そのままにしているために
いのちが危ない状態で
苦しんでいたのです。
宮中に
双子が生まれた
前例がなかったのですが
そういう理屈は逆に
通用しないし
このように命取りになります。
『チャングム』第三十六話 無策は死罪に値する
流産後の王妃が
苦しんでいる。
宮廷医は
役人から
「こんなに苦しまれているのに
無策とは
何事か!」と
責められている。
首をはねられても不思議ではない。
…
平成日本では?
『チャングム』第三十五話 トラウマ再燃の陰陽
医者として
宮中に舞い戻った
チャングムは
自分を陥れ
奴婢として島送りにした
人間に会います。 ←避けられない事情
チャングムは
今度会ったら
『こんなことを言ってやろう』と
ひそかに
何千回も練習したようですが
相手を目の前にすると
一言も言えず
頭は真っ白になり
何を言ったか覚えていないと
言います。
しかし
堂々と立派な発言ができてました。
なかなか哲学的でした。
「元気ですか。
幸せですか。 ←仕合わせと聴こえました
そのために大切なものを ←人を蹴落として最高の地位についた
捨ててきたのですからね」と。 ←プライド・信用・愛
トラウマを直視しながら
ツライ現実に耐え
日々努力してきたために
よい意味での解離が起きている ←治療の後期に起こります
感じでした。
相手は
毒を盛っても生き返り
奴婢にしても舞い戻るチャングムに
恐れおののくばかりです。 ←こんな恐ろしい存在はナイ
チャングムの診断によれば
(ストレスにより)
心臓が悪くなり
他の臓器への影響も
懸念されました。
悪事もストレスです。
―発覚すると命にかかわりますから
PTSDになるかも…
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