皇后さまは
皇居にある紅葉山御養蚕所で
蚕に桑の葉を与える
毎年恒例の伝統行事
「ご給桑」に
臨まれました。
蚕は
ふ化して3週間ほどの
日本古来の品種の「小石丸」などで
「桑は足りますか?」などと話され
蚕が桑の葉を食べる音に
耳を傾けられるお姿が
印象的です。
あと4日から6日ほどで
繭を作り始め
採れた絹は
正倉院などに収蔵されている
美術工芸品の修復などにも使われるそうです。
今年は
声を傾聴された蚕が
伝統を支えているという点が
興味深く感じられました。