岩田慶治」カテゴリーアーカイブ

『虔十公園林』宮沢賢治流「発達障害児」の箱庭PTSD予防

虔十は

主人公の名前ですが

賢治の分身(今風に言うと別人格)と言われています。

ケンジュウとケンジと音が似ている。

実際にKenjüとサインしていた。

仏教とキリスト教を行き来したので

敬虔と仏が衆生を救う十力の意味を込めた。

「虔十公園林」の画像検索結果

今なら

発達障害と診断されそうな男児が

村中でバカにされている。

家族も農作業等は期待しないが

保護的に接している。

杉の苗がほしいと初めておねだりし

自然は好きですが

自然を眺めて感動するのが日課

思わず笑顔になるとバカにされるので

感動を無理に押し殺している。

農業の知識がまるでないのに

誰もが無理だという場所に苗を植えた。

家族に助けられながら

いつの間にか作った庭のようなものに

子どもたちが集まり

街になります。

途中で村のゴロツキに言いがかりをつけられると

初めて自己主張し庭を守り抜きましたが

自己実現の過程では

必ず試練が用意され

試される。

まもなく病気で亡くなりました。

創作と魂の成長がリンクしてますから

これは箱庭療法と呼んでよいでしょう。

時代は変わり

景色は様変わりしますが

そこだけは昔のままで

人々の憩いの場になりました。

アメリカ帰りの博士が

人の賢愚はわからないものだと言います。

「雨ニモマケズ」の画像検索結果「風の又三郎」の画像検索結果

賢治の分身たちは多数

時代が変わり

外から来た人に

真意が見えるということもあるでしょう。

そして

見た人に視座の転換や気づきを与える

こういう世界観は

「マンダラ」の画像検索結果

マンダラとも言えます。

「カミと神」の画像検索結果

自然のなかに歩み入り万物と共に生きて

世間知とかかわりのない

自分宇宙をつくりあげる。

発達障害にでっちあげられる子たちと

発達障害専門家の世界観は

随分次元が違うみたいですよ。

国家資格と言っても漫画でしょ?

「犬神」対二ホンオオカミのPTSDイメージ療法

ニホンオオカミとみられる

動物の頭骨が

徳島市内の民家から見つかりました。

このあたりでは

古くから

病気や災いをもたらす霊を犬神と呼び

オオカミが追い払うと

信じられてきたそうで

今でも

交通の不便な山中にある神社に

県内外から

年間1万人以上が祈祷を受けにくるそうです。

心身の病や人間関係の問題

癒しを求めてということですから

心理療法と対象は変わりません。

宮司さんによると

「おはらい中に泣き出したり

暴れたり

トランス状態になったりする人もいます。

でも終わると

けろっとして帰るんです」ということで

ヒステリー治療であることが窺われます。

「解離の舞台」の画像検索結果

精神病院でヒドイ治療が行われていて

「鎖からの解放」の画像検索結果「鎖からの解放」の画像検索結果

やっと鎖から解放されたと思ったら

「精神科薬漬け」の画像検索結果

また逆戻りする傾向のなか

シャーマニズム的な治療法も健在のようです。

人のこころはそう変わりません。

地域によって

憑りつく動物が違い

憑りつかれた時の症状が似ているのは

集合的無意識に感応しやすいからで

犬とかキツネとかネズミとかいうのも

イメージであって

何か象徴的な意味があるのでしょう。

そういう意味では

遊戯療法や箱庭療法と似ています。

実際には

加害者がいたり

トラウマがあったりするのでしょうが

そういう話は不問にして

全く違う感じで進行する治療法もあるということです。

『モリのいる場所』ひきこもりPTSDと箱庭哲学の世界

映画『モリのいる場所』は

30年間

一歩も家の外へ出ることなく

97歳で亡くなった

伝説の画家

世間では評価されているけれど

エテ公🐒らにはわからないようで

専門家のような御仁の言葉

「この絵は何歳の子どもが描いた絵ですか?」で

(心理職エテ公🐒ならアスペルガー?)

物語は始まります。

熊谷守一(くまがいもりかず 通称モリ)さんの

お話です。

都心にありながら

うっそうとした森のようである

「皇居」の画像検索結果

象徴としての皇居もそうですね。

ちなみに

PTSDの心境を

ジブリは

荒れた庭で表現したそうです。

「借りぐらしのア...」の画像検索結果

「借りぐらしのア...」の画像検索結果

庭=こころということです。

庭を観察し

虫が中心で

俊足のアリ🐜の集団を何日も眺めて

どの足から歩き出すかつかんだりします。

観察する様子は

箱庭を見るかぐや姫のようです。

取材に来た人はビデオカメラを持っていますが

目をおかしくしながらも

肉眼でまねようとして

モリの視座をわかろうとします。

昼寝をして

焚火をし

絵を描くのは夜になってからです。

物語の終わりに

池が出てきますが

箱庭でも水が出てくるのは感動的です。

それは

30年間掘り続けた

大きな洞窟のなかにあります。

マンション建設でこの庭が危機に瀕しているのに気づいた

若い芸術家たちは

庭から世界に発信する

日本が誇る芸術を壊すなというような

立て看板を並べています。

「コクリコ坂から...」の画像検索結果

『コクリコ坂から』みたいです。

自分の子が天才かどうか

判断してもらおうとするお父さんには

(アスぺママにわりといますね)

「ヘタだ」「ヘタで(下手の方が)いい」と言い放ち

面白がって放した魚を責任上保護するためにできた池だから

埋めることになった責任をとって

お父さんは

マンション建設で地上げに来た人

この家に関しては

立て看板が名誉棄損になると言いたいらしい。

その子に池の魚の絵を描かせるといいと提案し

口約束で

土(トラック15杯分)と交換という契約終了

ハンコのかわりに 一本締め です。

「一本締め」の画像検索結果

よーお・パン!の一太極二陰陽

モリはなぜここまで

奇跡のような超俗性を維持したのかと思いながら見ていると

最後の方に

子どもたちは早く亡くなってしまったのに

自分たちはこんなに長生きで…という

奥さんのつぶやきが出てきます。

カリタス学園事件等で

ひきこもりが話題になっていますが

インターネットを利用した形跡がないようですが

(昭和の終わりころの)モリも

新幹線を知らない浮世離れぶり

この作品には

その回復のヒントがあるように思われます。

わけのわからない人もたくさんやってくるので

「二ノ国しずく」の画像検索結果

(最後にはこんな感じの人も説教に💦)

家の中は賑やかですが

内田裕也さんと向き合った樹木希林さんのような

家族の度量が

この生活を支えているとも言えそうです。