京都の
嵐電嵐山線で
昨日から
始まりました。
二両しかないのですが
それぞれに
二体出没します。
―目玉おやじとかも
隣で
つり革につかまってたり
あいさつしてきたり
します。
芸大の学生が
扮していますが
歓声のほかに
悲鳴も聞え
お化け屋敷的でも
あります。
子どもは
「妖怪に触って
一緒に写真も撮れて
よかった」
安全なかたちで
異界と触れることは
―現実のなかにある
深層の世界
なまはげのPTSD予防ワクチン行事よりは
優しいです。
大事ですね。
扮装したら
150円引きという
現世利益に釣られた
妖怪くらいは
―大学生ですからね。
かわいいですが
もっと怖い
妖怪が
世の中には
跋扈してますからね。
その存在を
身体で覚える
よい方法です。
得になりそうなところを求めて
あちこち迷惑かけながら
さまよい続ける大人にならないと
思います。
「怪談」カテゴリーアーカイブ
お盆だからお寺では幽霊でPTSD解説
盛岡市の
久昌寺は
毎年
お盆に
掛け軸3幅を
一般公開します。
なんと
1つは
塔婆と生首
もう1つは
しゃれこうべから現れる
着物姿の幽霊
もう1つは
うらぶれた幽霊です。
日清、日露戦争に出征した
軍人の作品です。
悲惨な体験は
絵でも描かなければ
昇華できなかったのでしょう。
住職も
一連の作品だと仮定し
「魂が閻魔様に
生前の悪行を裁かれ
地獄に落ちる様子を
表現したのではないか」
でも
子孫が
一生懸命供養すると
生前の罪を消し
天国に導かれることもあるし
拝むだけでなく
善行によって
徳を積むことが
良い供養につながるから
「最近は個人主義の時代だが
掛け軸を通して生き方を考えてほしい」と
説きます。
生きている間の話として
とらえれば
PTSDの原理です。
自分のなかに
閻魔さまがいますから
ごまかしが効かないなかで
「解離」せず
踏ん張り
餓鬼道や
自己チューに陥らないことが
地獄を見ないための
秘訣でしょう。
被災地でPTSD予防のために生まれた新『遠野物語』
新・遠野物語は
まだ出版されていません。
被災地の
あちこちで
不思議な話の花が
咲いているそうですから
そのうち
誰かが記録してゆくのでしょう。
―私が
箱庭の写真を
集めているように
茶飲み話をして
家に帰る途中で
「あれっ?
あの人
津波に
さらわれたんだった…」
―話したかったんでしょうね。
幽霊さんと
何回か話せば
亡くなったことを
受け入れられるように
なるのでしょう。
ある時間になると
ある場所に
現れる
―昔話の設定と同じ
「鈴木さん」
あとほんの少し手を伸ばせば
助かったのに…という
無念の気持ちをもつ人たちに
観えるそうです。
道元の言う
「空華乱墜』
凡人は
目が悪いとか
倒錯と言うけど
そこにこそ
癒しがあるという
悟りのメカニズムです。
心理療法でも
同じですが
精神科で
こんな話したら
大変なことになります。
ユング派も
夢とか
こういうのは
傾聴しないそうです。
沖縄のユタとはまた違う
癒しの文化が
あるようです。
必要なものは
つくるように
人間はできているようです。
遊びとして
つくるのが
すぐれていると思います。
気弱な若者は大阪オタロードのぼったくりメイド喫茶PTSDにご注意
大阪日本橋の通称
「オタロード」で
悪質な
違法メイド喫茶が問題になっています。
「メイド喫茶いかがですか~」と
フリル付きの白いエプロンに
ミニスカートの
メイド姿の
女性客引きたちは
鼻にかかった甘い声で
「500円から楽しめます」とか
言ってますが
入店すると
ジーパン姿の女性が現れ
「ご主人様の隣でお話しする
トークタイムは
30分3千円です」
―臨床心理士のカウンセリング料くらいかな
頼んでみると
キャバクラ化し
―たくさんの普通の女性がやってきて
どんどん勝手に注文する。
アニメの話題を振っても
「全然興味ない。
うちら
普通のメイドと違うし」と
手をたたいて笑い
タバコを吸い
帯電話に着信があると
当然のように話し出します。
―学校で授業妨害とかして
放課後もこうして
アウトローバイトしてるんじゃないかな。
ある方への請求は
1時間の滞在で
3万3千円
「冥土喫茶に当たった」と
嘆かれてます。
気弱な
断り切れない性格は
ここでは
つけ込まれます。
予防第一ですよ。
『葬られた秘密』 ~ユング派にはないPTSDのトラウマの扱われ方
ラフカディオ・ハーン
(小泉八雲)の『怪談』からです。
裕福な商人の婦人が
亡くなりましたが
幽霊になって出るようになり
屋敷は恐怖の館となりました。
― 一族そろって会議して
いろいろやってみますが
どうにもなりません。
心理療法を受ける前みたいですね
禅寺の博識の住職に
霊についての助言を求めますと
―当時の心理療法家
その多くは
今は葬式しかしないが
収入は格段に上
やってきて
「箪笥の中か
その近くの何かに想いを残しているはずじゃ」
―箪笥の前に現れるから
問題行動が
どこに現れるか
(心理的場所ですが)
要注意ですね
出てきた幽霊に
「私は
お前を救ってほしいと
頼まれてここに来た。
おそらくこの箪笥の中に
心残りに思う何かがあるのだろう。
私がそれを探してしんぜようか。」
―ラポールの形成
土足で介入してはダメです。
なかなか出てきませんが
―トラウマはそうそう簡単には
出てきません。
とうとう
一番下の引出の貼り紙の下に
一通の手紙を見つけ
「これが
お前さんを今まで
悩ませていた物かね」と聴くと
うなづくので
「これを燃やしても宜しいか」と
確認
―最後までラポール
「私が
この朝早くに寺で
燃やしてあげよう。
私の他には誰にも
これを読ませはしないよ」と
約束しますと
微笑んで姿を隠しました。
―守秘義務は
特に家族に!です。
その手紙は
若い頃に受け取った恋文で
和尚は
墓場までそれを持ってゆきました。
お能の舞台装置と
同じです。
ユング派は
日本の伝統的な
心理療法の基本を無視するから
―禅や西田哲学に流れるもの
ジブリもこれを掬う。
なーんにも見えないのです。
『源氏物語』の意味も
取りそこなった人が
―『竹取物語』がわからない人も
えらそうにするけど
最近は
『遠野物語』にも
変なこと言ってる
お能の時期について
比較検討したところで
見えてくるのは
「この人統合失調症かな?
発達障害かな?」
―こんなの混同するな
犬と猫の区別もつかないのかな…
PTSDが見えないなんて
愚かしいですね。
柳田國男の怪談を読めば東北地方のPTSDが観えてくる
『お岩さん』とDV&PTSD家族
四谷在住の
田宮又左衛門の娘岩は
婿養子の伊右衛門に
いびり出され
失踪する。
岩の失踪後
田宮家には不幸が続き断絶
その跡地では
怪異が発生したことから
於岩稲荷がたてられた。
お岩さんの話というと
お岩さんの姿形のみが
取りざたされてしまいます。
でも本当は
①DVが昔からよくあり
②結構陰湿で
外からはわからなくても
女性に非があることばかりではないこと
しかし
③そんな体裁で
とりつくろった家は
いずれ因果応報で
断絶すること
やはり
④問題の本質
(お岩さんの遭遇した悲しさ)を
直視することで
問題が解消することを
忘れないように
(無形文化財として)
伝えているのだと
思います。
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