戦争」カテゴリーアーカイブ

鼻をそぎ落とされた少女のPTSD

この女性アイシャは
12歳のときに
アフガニスタン南部の家庭に売られ
そのタリバン兵と結婚させられた。

嫁ぎ先の家族から
家畜同様
奴隷のような扱いを受けて過ごしたので

17歳になったアイシャは
ある晩
あまりの虐待に耐えきれなくなって
逃亡したのだが

夫は一年かけて
アイシャの居場所を見つけ
裁判にかけた。

アイシャは
見せしめにされる必要があるとの
「判決」が下され

義理の兄が彼女をねじ伏せ
彼女の夫により
両耳と鼻をを削ぎ落された。

アイシャは
途中で痛みのため
気を失うが
自分の血で息を詰まらせ
息を吹き返し
意識のある状態で
山中に置き去りにされた。

米軍に発見され
一命を取り留め
今はカブール市内の
秘密のシェルターに匿われている。

昨年の話である。

米軍は撤退すべきだが
タリバンもいけない。

この地の
理想のPTSD対策は
まだ藪の中である。
続きを読む

高遠菜穂子さんとPTSD

PTSD研究家翠雨の日記

久々に
朝日新聞で見ました。

  ―画像は過去のものですが
   PTSDって書いてますね。

2004年でしたね。

イラクで拉致されて
日本で凄いバッシング受けました。

でも
負けずに
今も精力的に
活動中のようです。

昨年
事件後初めて
イラクに行き
地元新聞や
支援者から大歓迎を受け

5年前のことが
やっと過去になった
そうです。

日本は
まだまだ
全体主義で
人と違うことはしにくい国ですが

さすがに
同じことが起きたとき
同じようなバッシングは
受けないでしょうね。

勇気ある方々のおかげで
少しは
成長しているのです。

遅すぎる?

あることないこと
バッシングされてましたが
異端児的なところは
確かにあり
それは傷つきがもとに
なってるかもしれないなって
ふと想像しました。

DVシェルターで
ある被害女性と
「偉いね」って話したのが
昨日のことのようです。
 ―DV夫は
  世間に同調し
  怒り狂って
  彼女にメールしてきたようです。 
  
続きを読む

アンネ・フランクの哲学と現代臨床心理学

PTSD研究家翠雨の日記
第2次世界大戦中の
アムステルダムで
ナチスのユダヤ人迫害から逃れて
隠れ家で生活していた
アンネ・フランクが
いつも自室の窓から眺めていた
クリの木が
強い風雨で倒壊したそうです。
木は樹齢約150年
高さ約20メートル
この木は
アンネの部屋から
うかがえた唯一の外界です。
四季の木の様子に触れては
しばしば自由への思いを記しています。
自分の周囲の
限られた情報から
世界を見渡そうとするような
ミクロコスモスとマクロコスモスの
哲学を感じます。
究極のストレスが
人間を哲学者にするのですね。
孤独かみしめきった人には
【美】があるように思います。
【バウムテスト】など
心理療法には存在しますが
その美に迫れているかな?
…はなはだ疑問です。
問題は
テスターが
アンネ以上の哲学を持っているか
ということでしょう。
持っていない場合は
嵌め殺しになります。

鼻をそぎ落とされた少女のPTSD

この女性アイシャは
12歳のときに
アフガニスタン南部の家庭に売られ
そのタリバン兵と結婚させられた。
嫁ぎ先の家族から
家畜同様
奴隷のような扱いを受けて過ごしたので
17歳になったアイシャは
ある晩
あまりの虐待に耐えきれなくなって
逃亡したのだが
夫は一年かけて
アイシャの居場所を見つけ
裁判にかけた。
アイシャは
見せしめにされる必要があるとの
「判決」が下され
義理の兄が彼女をねじ伏せ
彼女の夫により
両耳と鼻をを削ぎ落された。
アイシャは
途中で痛みのため
気を失うが
自分の血で息を詰まらせ
息を吹き返し
意識のある状態で
山中に置き去りにされた。
米軍に発見され
一命を取り留め
今はカブール市内の
秘密のシェルターに匿われている。
昨年の話である。
米軍は撤退すべきだが
タリバンもいけない。
この地の
理想のPTSD対策は
まだ藪の中である。

高遠菜穂子さんとPTSD

PTSD研究家翠雨の日記
久々に
朝日新聞で見ました。
  ―画像は過去のものですが
   PTSDって書いてますね。
2004年でしたね。
イラクで拉致されて
日本で凄いバッシング受けました。
でも
負けずに
今も精力的に
活動中のようです。
昨年
事件後初めて
イラクに行き
地元新聞や
支援者から大歓迎を受け
5年前のことが
やっと過去になった
そうです。
日本は
まだまだ
全体主義で
人と違うことはしにくい国ですが
さすがに
同じことが起きたとき
同じようなバッシングは
受けないでしょうね。
勇気ある方々のおかげで
少しは
成長しているのです。
遅すぎる?
あることないこと
バッシングされてましたが
異端児的なところは
確かにあり
それは傷つきがもとに
なってるかもしれないなって
ふと想像しました。
DVシェルターで
ある被害女性と
「偉いね」って話したのが
昨日のことのようです。
 ―DV夫は
  世間に同調し
  怒り狂って
  彼女にメールしてきたようです。 
  

イラク人のPTSDは…

2003年開戦

アメリカ兵6000人
こんなキャンピング生活
つらいと思います。

4000人以上死亡したそうです。

PTSDは
どのくらいになったでしょうか。

イラクの人にとっては
7年間も
これが日常なんですからね。

トラウマティックすぎます。

こどもたちが
どんな風に
成長していくのか
不安を感じます。
続きを読む

イラク人のPTSDは…


2003年開戦
アメリカ兵6000人
こんなキャンピング生活
つらいと思います。
4000人以上死亡したそうです。
PTSDは
どのくらいになったでしょうか。
イラクの人にとっては
7年間も
これが日常なんですからね。
トラウマティックすぎます。
こどもたちが
どんな風に
成長していくのか
不安を感じます。

戦争体験の癒しの過程で生まれた『ゲゲゲの鬼太郎』

水木しげるさんも
戦争体験者でしたね。

マラリア発症で ←熱が倍速で高まる熱病
死線をさまよい

ある戦闘では
敵から逃れて
九死に一生を得ます。

さらには
せっかく助かったというのに
上官から
なぜ武器を置いて逃げなかったか
何故死ななかったのかと詰問され

虚無主義的な考え方を
するようになったそうです。
 ―虚無感って
  ショック反応だったんですねひらめき電球

そして
敵機の爆撃を受けて
左腕に重傷を負い
軍医によって
麻酔のない状態で叫び
左腕切断手術を受けました。

しかし
持ち前の性格と
南の島の風土に癒され
(もちろん本人の努力がベースで)

PTSD研究家翠雨の日記

鬼太郎が生まれました。

最初は
墓場の鬼太郎とか奇太郎とか
だったそうです。

【死と再生】の昇華の過程で
生まれた物語です。

虐待児は
創作意欲が高いです。

DVシェルターでは
箱庭をめぐって
時々けんかになります。  ←非暴力施設ですがひらめき電球

表現が死活問題だからです。
続きを読む

ある75歳女性の戦時記憶の癒し方

シュルシュル
ドン
パラパラー

花火の音

「わぁ、きれいー」と
なるはずが

気分が悪くなる人がいます。

魚を焼く
いいにおい…のはずが

苦しくなる人がいます。

戦争体験者です。

朝日新聞朝刊で取材を受けた
75歳の女性は
それらが
焼夷弾や死体の記憶と
結びついてしまって     ←【般化】と言います
いたたまれなくなるそうです。

加えて
当時の疎開先での
いじめやひもじさ

いろんなことが
芋づる式に想起された

複雑コンプレックスが
老いた心身に
容赦なく
襲いかかります。

思い出すくらいなら
早く死んだ方がましと思いますが
孫たちのために
話し続けておられます。

盂蘭盆経の
木蓮尊者を思い出しました。

愛する誰かのための
小さな犠牲が
その人のこころの傷を
癒すのですね。

小さな語りつぎの1つ1つが
やがて
集合的無意識の知恵として
定着します。

非暴力の哲学は
無意識のうちに
集団で行われています。

情けは人のためならず

自分のためではなく
孫一人のためではなく
地球のためだったんですね。  ←ぶっ飛び解釈!

日本人の癒しの元型を
そこにみました。
続きを読む

戦争体験の癒しの過程で生まれた『ゲゲゲの鬼太郎』

水木しげるさんも
戦争体験者でしたね。
マラリア発症で ←熱が倍速で高まる熱病
死線をさまよい
ある戦闘では
敵から逃れて
九死に一生を得ます。
さらには
せっかく助かったというのに
上官から
なぜ武器を置いて逃げなかったか
何故死ななかったのかと詰問され
虚無主義的な考え方を
するようになったそうです。
 ―虚無感って
  ショック反応だったんですねひらめき電球
そして
敵機の爆撃を受けて
左腕に重傷を負い
軍医によって
麻酔のない状態で叫び
左腕切断手術を受けました。
しかし
持ち前の性格と
南の島の風土に癒され
(もちろん本人の努力がベースで)
PTSD研究家翠雨の日記
鬼太郎が生まれました。
最初は
墓場の鬼太郎とか奇太郎とか
だったそうです。
【死と再生】の昇華の過程で
生まれた物語です。
虐待児は
創作意欲が高いです。
DVシェルターでは
箱庭をめぐって
時々けんかになります。  ←非暴力施設ですがひらめき電球
表現が死活問題だからです。