枝雀落語」カテゴリーアーカイブ

桂雀々さんのトラウマティックな人生

父親の
ギャンブル依存症
そもそもの始まりです。

小6のとき
たまりかねた母親が家出

否認の病ですから
現実を見ようとしません。
 ―子どもから見たら
  うそつきでいい加減
  こういう親モデルを見せることが
  そもそも虐待です。
  それが超自我形成に深く関与するのですから。

トラウマはさておき
現実を直視してほしいものです。

借金の取立て
もれなくついてくるでしょう。
 ―これもトラウマになります。

心中しようとも言われてます。
 ―PTSDのケースでよく
  語られます。
  明るく語られるのは
  躁的防衛でしょう。
  
ストレスフルな生活で
寿命を縮めてますから
お別れも早いです。

普通の死別でもショックですが
半ば自殺みたいなもので
わかっていても
相当なショックを受けます。

落語家にでもならねば
(あっちむいたり
 こっちむいたりして
 わけのわからない話をするのは   ←一太極二陰陽
 禅問答のもじりです。
 哲学と芸術の融合なのです)

生きてゆけなかったのでしょう。

しかし入門後
桂枝雀さんが自殺します。

みなショックだったでしょうが
雀々さんの場合は
トラウマがうずいたでしょう。

おだやかな明るさ
優しい視線を
大変なトラウマが支えています。

まだ50歳なのに
凄いと思います。
続きを読む

桂雀々さんのトラウマティックな人生

父親の
ギャンブル依存症
そもそもの始まりです。
小6のとき
たまりかねた母親が家出
否認の病ですから
現実を見ようとしません。
 ―子どもから見たら
  うそつきでいい加減
  こういう親モデルを見せることが
  そもそも虐待です。
  それが超自我形成に深く関与するのですから。
トラウマはさておき
現実を直視してほしいものです。
借金の取立て
もれなくついてくるでしょう。
 ―これもトラウマになります。
心中しようとも言われてます。
 ―PTSDのケースでよく
  語られます。
  明るく語られるのは
  躁的防衛でしょう。
  
ストレスフルな生活で
寿命を縮めてますから
お別れも早いです。
普通の死別でもショックですが
半ば自殺みたいなもので
わかっていても
相当なショックを受けます。
落語家にでもならねば
(あっちむいたり
 こっちむいたりして
 わけのわからない話をするのは   ←一太極二陰陽
 禅問答のもじりです。
 哲学と芸術の融合なのです)
生きてゆけなかったのでしょう。
しかし入門後
桂枝雀さんが自殺します。
みなショックだったでしょうが
雀々さんの場合は
トラウマがうずいたでしょう。
おだやかな明るさ
優しい視線を
大変なトラウマが支えています。
まだ50歳なのに
凄いと思います。

『高津の富』が教えるショック回避反応の不可解さ

宝くじを買って
1億円あたった男の事例です。  ←ちと翻訳入ってる…

当たったと認識するのに
妙に時間がかかるらしいですよ。

この男べつに
発達障害じゃないんですよ。

番号は記憶するくらい
繰り返してます。
発表された当たり番号も
何度も読んでます。

うれしいのもショックですからね。

ゆっくり認識した方がいいって
無意識の中枢が
判断したのでしょう。

認識した後も
なんと慌てて部屋に舞い戻り
雪駄を履いたまま
布団をかぶってしまいました。

知るのが
怖いんですネ。

何が起こったか
考えないようにしてるんでしょう。
見ないようにしてるんでしょう。

楽しみにしてたことでも
(凄い妄想膨らんでました。
 イメージ豊かな男です。
ある意味幸せな男です)
この調子ですからね。

辛いことなら
もっと不可解な行動になっても
不思議じゃないでしょう。

落語って
PTSD学習の宝庫ですよニコニコ
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『高津の富』が教えるショック回避反応の不可解さ

宝くじを買って
1億円あたった男の事例です。  ←ちと翻訳入ってる…
当たったと認識するのに
妙に時間がかかるらしいですよ。
この男べつに
発達障害じゃないんですよ。
番号は記憶するくらい
繰り返してます。
発表された当たり番号も
何度も読んでます。
うれしいのもショックですからね。
ゆっくり認識した方がいいって
無意識の中枢が
判断したのでしょう。
認識した後も
なんと慌てて部屋に舞い戻り
雪駄を履いたまま
布団をかぶってしまいました。
知るのが
怖いんですネ。
何が起こったか
考えないようにしてるんでしょう。
見ないようにしてるんでしょう。
楽しみにしてたことでも
(凄い妄想膨らんでました。
 イメージ豊かな男です。
ある意味幸せな男です)
この調子ですからね。
辛いことなら
もっと不可解な行動になっても
不思議じゃないでしょう。
落語って
PTSD学習の宝庫ですよニコニコ

落語と禅と陰陽五行ときどきPTSD

落語では

一人の落語家が

手を見たり
手を見たり

人のように話したり
者のように話したり
します。

枝雀さんは
「なんや
違いみたいな商売
です」って
言います。

気違いっていうのは
差別用語になってしまいましたが

本来は
大事な言葉です。

気が違うってことですから

陰陽五行の
5つのですね。

元気の気です。

PTSDによって
おおもとを狂わされてしまうんです。

でも

陰陽の出てくるおおもと
太極に戻って
リセットしなおせば

世界(八卦)が
がらっと変わります。

【一太極二陰陽】の
リセットの法則は

古事記のスサノヲの時代からの
日本の常識です。

枝雀さんは
【緊張と緩和】

大事にされました。
(緊張と緩和も陰陽ですね)

陰陽は「よい・悪い」です。
分別では答えは出ませんが
苦し紛れに分別を失くすのではなく
第三の答えを探すように
落語は勧め

分別の象徴
言葉を捨て

太極にオチを求めます。

【不立文字】というのは

言葉では表せない
だから考えるな!なんていう
単純なものではなく

そこをなんとか
【直指人心】
【以心伝心】
させようとします。

禅問答を親しみやすくした
心理学です。
続きを読む

古典落語『くしゃみ講釈』にみるトラウマによる怒りと記憶障害

講釈師に
恋路を邪魔された
悔しさ残念さ恥ずかしさの
コンプレックスから
怒り心頭の男

すぐに仕返しをと
考えますが

分別のある男に
それでは
営業妨害で逮捕されるよと
諭され

講釈場で
こしょうをくすべ
くしゃみで
話すことができないように
させることにします。

そのために

①八百屋で
②2銭分の
③胡椒  を

買いに行くのですが…

胡椒を手に入れるための
たったこの3つが
覚えられない
のです。
(普通は半ば無意識的に
頭に入ると思いますが)

昔から
物覚えは悪かったようですが

ちいさな領域しかない
意識の場が
怒りに覆われてしまって
いるからでしょう。

トラウマの否認から
怒りの段階に進歩しても

まだまだ
記憶の障害や
現実検討能力
適応性への
トラウマの介入は
相当なものです。
続きを読む

落語と禅と陰陽五行ときどきPTSD

落語では
一人の落語家が
手を見たり
手を見たり
人のように話したり
者のように話したり
します。
枝雀さんは
「なんや
違いみたいな商売
です」って
言います。
気違いっていうのは
差別用語になってしまいましたが
本来は
大事な言葉です。
気が違うってことですから
陰陽五行の
5つのですね。
元気の気です。
PTSDによって
おおもとを狂わされてしまうんです。
でも
陰陽の出てくるおおもと
太極に戻って
リセットしなおせば
世界(八卦)が
がらっと変わります。
【一太極二陰陽】の
リセットの法則は
古事記のスサノヲの時代からの
日本の常識です。
枝雀さんは
【緊張と緩和】

大事にされました。
(緊張と緩和も陰陽ですね)
陰陽は「よい・悪い」です。
分別では答えは出ませんが
苦し紛れに分別を失くすのではなく
第三の答えを探すように
落語は勧め
分別の象徴
言葉を捨て

太極にオチを求めます。
【不立文字】というのは
言葉では表せない
だから考えるな!なんていう
単純なものではなく
そこをなんとか
【直指人心】
【以心伝心】
させようとします。
禅問答を親しみやすくした
心理学です。

古典落語『くしゃみ講釈』にみるトラウマによる怒りと記憶障害

講釈師に
恋路を邪魔された
悔しさ残念さ恥ずかしさの
コンプレックスから
怒り心頭の男
すぐに仕返しをと
考えますが
分別のある男に
それでは
営業妨害で逮捕されるよと
諭され
講釈場で
こしょうをくすべ
くしゃみで
話すことができないように
させることにします。
そのために
①八百屋で
②2銭分の
③胡椒  を
買いに行くのですが…
胡椒を手に入れるための
たったこの3つが
覚えられない
のです。
(普通は半ば無意識的に
頭に入ると思いますが)
昔から
物覚えは悪かったようですが
ちいさな領域しかない
意識の場が
怒りに覆われてしまって
いるからでしょう。
トラウマの否認から
怒りの段階に進歩しても
まだまだ
記憶の障害や
現実検討能力
適応性への
トラウマの介入は
相当なものです。

落語『代書屋』の存在論

PTSD研究家翠雨の日記

『代書屋』
という演目が
あります。

昔の町のひとたちは
今の私たちほど
学校にも行ってませんから

字が書けなかったりします。

それで
履歴書なんかが必要なときに
代書屋に行ったりするのです。

でも
履歴書がいるような
仕事につくのは
結構エリートかもしれないですね。

字を知らない人は
言葉もあまりわかりません。

同じ言葉もちょっと堅苦しく言うと
わかりません。

分かっていない
ということも
わかってなかったりしますし

自分と他人の
知識の違いに思いを馳せることも
なかったりします。

それが面白さの1つなのですが…

代書屋が
履歴書に書く名前をやっとのことで
聞き出し
(山田留吉という名前だったとして
 普段「トメ」としか
 呼ばれていなかったりしますから)

「生年月日は?」と聞くと
「…いやぁ、恥ずかしいことですが
 どうも、それが家にはないみたいなんですぅ…」

観客はここでどっと笑います。

この笑いはナンだろう?と
ちょっと思いました。

人をバカにする笑いではないはずです。

【存在論】って言葉が
思い浮かびました。

哲学なんていうと
自分には関係がないと思ったりしますが、

生年月日がない人がいないように
存在していない人はいないし
存在がいい加減にされて平気な人はいない。

さすが禅問答から派生した
文化だなぁ
哲学的だなぁ

と思いました。
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落語『代書屋』の存在論

PTSD研究家翠雨の日記
『代書屋』
という演目が
あります。
昔の町のひとたちは
今の私たちほど
学校にも行ってませんから
字が書けなかったりします。
それで
履歴書なんかが必要なときに
代書屋に行ったりするのです。
でも
履歴書がいるような
仕事につくのは
結構エリートかもしれないですね。
字を知らない人は
言葉もあまりわかりません。
同じ言葉もちょっと堅苦しく言うと
わかりません。
分かっていない
ということも
わかってなかったりしますし
自分と他人の
知識の違いに思いを馳せることも
なかったりします。
それが面白さの1つなのですが…
代書屋が
履歴書に書く名前をやっとのことで
聞き出し
(山田留吉という名前だったとして
 普段「トメ」としか
 呼ばれていなかったりしますから)
「生年月日は?」と聞くと
「…いやぁ、恥ずかしいことですが
 どうも、それが家にはないみたいなんですぅ…」
観客はここでどっと笑います。
この笑いはナンだろう?と
ちょっと思いました。
人をバカにする笑いではないはずです。
【存在論】って言葉が
思い浮かびました。
哲学なんていうと
自分には関係がないと思ったりしますが、
生年月日がない人がいないように
存在していない人はいないし
存在がいい加減にされて平気な人はいない。
さすが禅問答から派生した
文化だなぁ
哲学的だなぁ
と思いました。