2008年制作の映画です。
ヒロインは
物語の最後に落馬して
数日間の記憶を失います。
医者は「逆向性健忘」だが
経験したことはどこかに必ず残っているから
ゆっくり思い出すようになると
説明していましたが
すぐに
突然
意味不明の苦しみに襲われます。
落馬前に出会った
言葉の離せない男性が謎を解く鍵になるのですが
(『思い出のマーニー』のといちさんは
子どものとき
要らない子と言われ
老人になっても緘黙症)
落馬したから記憶喪失になるのではなく
記憶喪失になりたくて落馬することがあるのを
教えてくれる作品です。
ほんの数日の記憶が欠けたまま
結婚してゆくようで
それはそれで合理的ですが
(今なら医者は
「辛いでしょうから、これを」と
向精神薬を出すでしょう)
どこかに残っている記憶が蘇れば
(父親が娘の結婚で
自分の結婚を思い出して
混乱するシーンが挿入されていた)
またドラマになるのでしょう。
今なら登場人物はまとめて
大人の発達障害です。
物語性も象徴性もない時代ですね。
「物語」カテゴリーアーカイブ
『偽装の夫婦』も幼児期のPTSDから
「孤高の美女」
「理想の女性」と言われながら
実際には人との付き合いが大嫌いなだけという
(内心毒づきながら作り笑顔)
ヒロインの女性は
幼いころ
両親と死別し
親戚に預けられました。
トラウマを放置したために
(手のかからないよい子を演じた)
ある種の能力が発達したのは
(発達の凸凹)
ミタさんタイプでしょう。
こんな感じの無表情は
25年前の大学時代
恋人に突然姿を隠されて
さらに強化されたものです。
多くの無表情には
後天的な理由があるものですね。
その元恋人が再び現れ
実は自分はゲイだったと言い出し
またショックを受けるうち
頭脳明晰なのに丸め込まれて
「偽装結婚」する羽目になりました。
放置されたトラウマは
ストーカーのように
いつまでも
しつこくつきまといます。
香山リカ監修『心がポキッとね』治らないPTSDシステム
トラウマを放置しているので
不器用で邪魔くさい
大人4人が同居
傾聴下手のカウンセラーの元にも
(ただ聞くだけで
カウンセリング終了時間が来た時だけ
教えてくれるという
よくある
絵に描いたような傾聴の勘違い)
よく通います。
現実では
このようなかたちで
子どもたちが疑似家族をつくり
暴行事件や殺人事件が起きる
温床なんですよね。
もれなく薬もついてくるし。
ツイッターでの失言で逃げ切った
リカちゃん先生のアドバイスは
子どもたちのトラブルの種である
LINEでは通用しないと思います。
『Dr.倫太郎』会社でのいじめPTSDで過呼吸・自殺未遂にリスカ依存症の女性
人気ドラマなので
家にTVがなくても
ネットで観ることができて
有り難いです。
第一話のメインの1つは
自殺願望女性の話ですが
仕事ができて
人気者だったのを妬まれて
ネットストーカー被害にも遭ったようです。
(PTSD発症リスクですね)
母親は原因にこころあたりもなく
最近は特に明るかったのにと言い
(危機状況では解離するのが普通ですからね)
倫太郎の同僚は
(スタイリッシュな女医)
過呼吸で運び込まれた女性に
「ジアゼパム1アンプル静注しましたが
落ち着きません」なんて
バカなこと言ってますね。
構成作家は
現実の精神医療の問題をよくわかって
このように風刺しているのでしょう。
PTSDの流行で普通になってしまった『アサッテ君』終了
リストラ好きな会社の
サラリーマンなのに
仕事をしている様子はあまり無く
―PTSDに関わる専門職は
発達障害本書いたりして
当事者のために働かないほど安泰
妻は
怠け者で
意志薄弱で見栄っ張りで
浪費家で
嫉妬深くて
自己中心的という
いいところが何一つ無い女性
―絵に描いた解離人格
息子は
小学校高学年ですが
親と一緒に訳の分からない事を言っては喜んで
―「アスぺ多いよね」
「象徴が使えないんだよね」
お客が来れば小遣いをせびります。
― 髪型や身長を除けば
アサッテ君と区別が付かない事が多々あると
指摘されている。
アスペルガー(PTSD)は身近な人に似る。
作者の高齢化が問題というより
「笑えなくなってきた」から
最終回なのかなと
ふと思いました。
40年も経てば
常識は変わりますね。
NHK『ナイフの行方』PTSD解離性無差別殺人未遂犯のこころの闇
今夜10時から
放送だそうです。
山田太一の作品で
合気道の達人が
路上で
無差別に
ナイフを振り回していた
青年を
組み伏せ
警察に突き出さず
家に連れて帰り
共同生活を始めるところから
物語が始まります。
青年は
不幸な生い立ちを呪い
短絡的になったようですが
―虐待型PTSDですね。
達人にも深いトラウマがあるので
取扱いに関する
感受性があり
無碍に事情を聴いたり
自分の話をしたりはしません。
―専門家はこれしかしないですね。
少し前に
「こころの闇」という言葉が
流行りましたが
PTSD事情ということだったのだなぁと
思いました。
そう言えば
亡霊に憑りつかれる
男性の話もありましたね。
―男性のアニマだったみたいな結末
今なら心療内科で話せば
即薬漬けにされてしまいます。
『とりかへばや物語』両性具有でPTSD予防
性同一性障害が
増えていますが
―増えた分はPTSD
日本文化的には
そのあたりは
おおらかです。
陰の中に陽があり
陽の中に陰があり
ユングのアニマとアニムスの考え方と
通じるものがあり
―男性の中の女性性
女性の中の男性性
歌舞伎や
宝塚は
人気です。
「とりかへばや」は
とりかえたいなぁという意味で
―私も幼い頃言われました
関白左大臣が
自分の2人の子ども
内気で女性的な性格の男児
快活で男性的な性格の女児を
取り替え
男児を姫君として
女児を若君として
育てたお話です。
結婚後に
ドタバタの悲喜劇が起こるのは
PTSD負の連鎖ですが
何とか
2人はもとに戻り
関白・中宮という
人臣の最高位に至って
個性化します。
内なる異性を生きる時間が
―アニマ・アニムス
大事な時もあるのでしょう。
『紙の月』PTSD解離性破滅へのダイブの原因も「上から目線」
『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』PTSD解離性世代間負の連鎖
孤児で
―orphan
シングルマザーの
ヒロインは
生活に困窮しており
一人娘を
養母に預け
売人をしている恋人から
コカインを盗み
それを売った資金を原資に
娘と暮らそうと試みます。
逃亡中
人身事故に遭遇
亡くなった女性になりすまして
―高級マンションに住み
裕福な生活
生きて行こうとしますが
―孤児仲間に
遺体は自分であると
嘘の証言をさせる。
いろんな事件に巻き込まれてゆきます。
ブラックボックスのような
トラウマは
遺伝子のように
暴走しますし
なりすましのツケは大きいです。
― 10話まであるうちの
1話がコレですから。
アメリカ人やカナダ人も
PTSDの負の連鎖の恐ろしさを
一応知っているから
こういうの描けるのでしょうね。