物語」カテゴリーアーカイブ

『おむすびころりん』と陰陽五行説

きこりのおじいさんが

昼食で切り株に腰掛け
おばあさんの握った
おむすびの包みを開いたら…

おむすびが一つ滑り落ちて
山の斜面を転がり落ちていって

おじいさんが追いかけると、
おむすびが木の根元に空いた穴に
落ちてしまって

おじいさんが穴を覗き込むと、
何やら声が聞こえてくる。

他にも何か落としてみようか
辺りを見渡しているうちに
誤って穴に落ちてしまいますが

穴の中にはたくさんの白いネズミがいて
おむすびのお礼にと
きい葛篭とさい葛篭を差し出し

おじいさんに選ばせます。
おじいさんが小さい葛篭を選んで
家に持ち帰り開けてみると
たくさんの財宝が出てきました。

これを聞きつけた
隣りのおじいさんは
同じようにおむすびを蹴って
穴に無理矢理入れ
さらには自分から穴に入っていき
土産をよこせと怒鳴りつけます。
差し出された大きい葛篭と小さい葛篭には
ネコの鳴き真似をしてネズミを脅し、
両方の葛篭を持って帰ろうとします。

ところがネズミが
おじいさんに噛み付いたので、
おじいさんは降参しました。

そういうお話でしたね。

人間の自己実現が
①合理的には行かないこと
②人まねではダメなこと
③目先の自己チューでは
 ―意識や自我中心の現実主義
  自己実現の自己は真の自己

 結局恥をかくだけであること

そして
④失敗したときが
チャンスで
そのとき人格を試されるのだということ

最後に
それらの思想哲学が
⑤【一太極二陰陽】の法則に
乗せられていることを
感じました。

大の中に小が
小の中に大が
あり
 PTSD研究家翠雨の日記

大小(損得・分別)を超えた
大穴(太極)に立ち返って
ものごとを見直すのが
日本人のリセットの原理です。

ネズミは十二支の始まり
これを追い出しては
何も始まらないですね。
 ―投薬治療と同じです。
 
続きを読む

『アリス・イン・ワンダーランド』歴代6位で世界興行収入10億ドルを突破!だけど…

ティム・バートン監督の
ファンタジー・アドベンチャー大作が

早くも全世界興行収入10億ドルを
達成したそうです。

世界興行収入で
10億ドルを突破したのは
映画史上、本作で6本目
とのことですが…。

PTSD研究家翠雨の日記
   
原作
『不思議の国のアリス』は

イギリスの数学者にして
作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが

ルイス・キャロルの筆名で
1865年に出版した児童文学で

白うさぎの縦穴を通り抜けて
人間の言葉を喋る動物や人間のような
トランプの札が住むファンタジーの世界へ
落ち込んだアリスという名前の
少女の物語です。

『不思議の国のアリス』の本文には

作者と友人たちに関わる逸話
イギリスの学童が暗記させられる授業を
風刺した引喩が数多く含まれていて

本書の原題の直訳は
『不思議の国でのアリスの冒険』なんだそうです。

ホントは
世の中に対する
風刺の利いた冒険物語なのですが

ハードになるから

かわいらしくしてしまったのかな?
(毒=おいしいところ 抜きですね)

でも私のブログ友達はみんな
冒険家です。
続きを読む

『おむすびころりん』と陰陽五行説

きこりのおじいさんが
昼食で切り株に腰掛け
おばあさんの握った
おむすびの包みを開いたら…
おむすびが一つ滑り落ちて
山の斜面を転がり落ちていって
おじいさんが追いかけると、
おむすびが木の根元に空いた穴に
落ちてしまって
おじいさんが穴を覗き込むと、
何やら声が聞こえてくる。
他にも何か落としてみようか
辺りを見渡しているうちに
誤って穴に落ちてしまいますが
穴の中にはたくさんの白いネズミがいて
おむすびのお礼にと
きい葛篭とさい葛篭を差し出し
おじいさんに選ばせます。
おじいさんが小さい葛篭を選んで
家に持ち帰り開けてみると
たくさんの財宝が出てきました。
これを聞きつけた
隣りのおじいさんは
同じようにおむすびを蹴って
穴に無理矢理入れ
さらには自分から穴に入っていき
土産をよこせと怒鳴りつけます。
差し出された大きい葛篭と小さい葛篭には
ネコの鳴き真似をしてネズミを脅し、
両方の葛篭を持って帰ろうとします。
ところがネズミが
おじいさんに噛み付いたので、
おじいさんは降参しました。
そういうお話でしたね。
人間の自己実現が
①合理的には行かないこと
②人まねではダメなこと
③目先の自己チューでは
 ―意識や自我中心の現実主義
  自己実現の自己は真の自己
 結局恥をかくだけであること
そして
④失敗したときが
チャンスで
そのとき人格を試されるのだということ
最後に
それらの思想哲学が
⑤【一太極二陰陽】の法則に
乗せられていることを
感じました。
大の中に小が
小の中に大が
あり
 PTSD研究家翠雨の日記
大小(損得・分別)を超えた
大穴(太極)に立ち返って
ものごとを見直すのが
日本人のリセットの原理です。
ネズミは十二支の始まり
これを追い出しては
何も始まらないですね。
 ―投薬治療と同じです。
 

『アリス・イン・ワンダーランド』歴代6位で世界興行収入10億ドルを突破!だけど…

ティム・バートン監督の
ファンタジー・アドベンチャー大作が
早くも全世界興行収入10億ドルを
達成したそうです。
世界興行収入で
10億ドルを突破したのは
映画史上、本作で6本目
とのことですが…。
PTSD研究家翠雨の日記
   
原作
『不思議の国のアリス』は
イギリスの数学者にして
作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが
ルイス・キャロルの筆名で
1865年に出版した児童文学で
白うさぎの縦穴を通り抜けて
人間の言葉を喋る動物や人間のような
トランプの札が住むファンタジーの世界へ
落ち込んだアリスという名前の
少女の物語です。
『不思議の国のアリス』の本文には
作者と友人たちに関わる逸話
イギリスの学童が暗記させられる授業を
風刺した引喩が数多く含まれていて
本書の原題の直訳は
『不思議の国でのアリスの冒険』なんだそうです。
ホントは
世の中に対する
風刺の利いた冒険物語なのですが
ハードになるから
かわいらしくしてしまったのかな?
(毒=おいしいところ 抜きですね)
でも私のブログ友達はみんな
冒険家です。

『クレイジー・ハート』傷ついた心が歌う愛

落ちぶれたカントリー・シンガーの
話です。

サブタイトルは
傷ついた者にしか
歌えない愛がある。

酒に溺れ、結婚にも失敗し
才能がありながら
成功とはほど遠い音楽人生を歩んできた初老ミュージシャンが
彼に興味を抱いた
女性ジャーナリストとの出会いを
きっかけに再起を図る姿を
ユーモアとペーソスを織り交ぜ
感動的に綴られているそうです。

PTSD研究家翠雨の日記

傷つきがトラウマとなり
いろんな依存症を生むことは
だんだん常識になってきましたね。

問題は
どう克服するかです。

平成の
臨床心理学事例研究学習は
大学から映画館へ
移行するのかな?
続きを読む

『クレイジー・ハート』傷ついた心が歌う愛

落ちぶれたカントリー・シンガーの
話です。
サブタイトルは
傷ついた者にしか
歌えない愛がある。

酒に溺れ、結婚にも失敗し
才能がありながら
成功とはほど遠い音楽人生を歩んできた初老ミュージシャンが
彼に興味を抱いた
女性ジャーナリストとの出会いを
きっかけに再起を図る姿を
ユーモアとペーソスを織り交ぜ
感動的に綴られているそうです。
PTSD研究家翠雨の日記
傷つきがトラウマとなり
いろんな依存症を生むことは
だんだん常識になってきましたね。
問題は
どう克服するかです。
平成の
臨床心理学事例研究学習は
大学から映画館へ
移行するのかな?

柳美里『ファミリー・シークレット』と香山リカの敗北宣言

文学の力おそるべし…

PTSD研究家翠雨の日記

<推薦コメント>の1つに見つけましたダウン
肩書きも、洋服も、そして顔の皮膚さえ剥き去って、
血を流し痛みにのたうちまわりながら、家族に、自分に正面から
向き合う―。ここまでしなければ“治癒”に至らないのだとしたら、
精神科医として私がやって来たことはウソなのか。
精神科医をやめたい、とはじめて思った。
香山リカ(精神科医)

週刊誌が
愛子さまはPTSDと書き叫び

広告には
香山リカの敗北宣言をする叫び

今日はPTSDにとって
記念すべき日ですねニコニコ
続きを読む

柳美里『ファミリー・シークレット』と香山リカの敗北宣言

文学の力おそるべし…
PTSD研究家翠雨の日記
<推薦コメント>の1つに見つけましたダウン
肩書きも、洋服も、そして顔の皮膚さえ剥き去って、
血を流し痛みにのたうちまわりながら、家族に、自分に正面から
向き合う―。ここまでしなければ“治癒”に至らないのだとしたら、
精神科医として私がやって来たことはウソなのか。
精神科医をやめたい、とはじめて思った。
香山リカ(精神科医)

週刊誌が
愛子さまはPTSDと書き叫び
広告には
香山リカの敗北宣言をする叫び
今日はPTSDにとって
記念すべき日ですねニコニコ

『星の王子さま』12はPTSD型アルコール依存症

星の王子さまは
いろんな変な大人に
会います。

12は酒びたりのおじさん

何でお酒を飲むのか
聞くと

忘れようとしているのだと
結構素直に言います。

共感性の高い王子さまが
哀れな気持ちになり
何を忘れようとしているのか
と聞くと

恥ずかしい気持ちを
忘れようと思ってな…
と首をうなだれます。

でも
なんで飲まなきゃ
ならないくらい
恥ずかしいのかとの
問いには

「飲んだくれてるのが
恥ずかしいんだよ!」
と言ったきり
黙り込んでしまいました。

PTSD型のアルコール依存症が
あることを
教えてくれています。

話を聞いてもらうことは
大事だけど
そう簡単でないことも
示しています。

自分のなかのトラウマとの
付き合いかたも
同じことでしょうね。

でもおとなの皆さんは
王子さまより
うまくできるはずです。

13は
仕事依存症です。

さすが

フランスから
アフリカへ
プロペラ機で
夜間飛行し
行方不明になった
作者です。

人間の恐怖や不安、孤独が
深く理解できたのでしょう。
続きを読む

『星の王子さま』12はPTSD型アルコール依存症

星の王子さまは
いろんな変な大人に
会います。
12は酒びたりのおじさん
何でお酒を飲むのか
聞くと
忘れようとしているのだと
結構素直に言います。
共感性の高い王子さまが
哀れな気持ちになり
何を忘れようとしているのか
と聞くと
恥ずかしい気持ちを
忘れようと思ってな…
と首をうなだれます。
でも
なんで飲まなきゃ
ならないくらい
恥ずかしいのかとの
問いには
「飲んだくれてるのが
恥ずかしいんだよ!」
と言ったきり
黙り込んでしまいました。
PTSD型のアルコール依存症が
あることを
教えてくれています。
話を聞いてもらうことは
大事だけど
そう簡単でないことも
示しています。
自分のなかのトラウマとの
付き合いかたも
同じことでしょうね。
でもおとなの皆さんは
王子さまより
うまくできるはずです。
13は
仕事依存症です。
さすが
フランスから
アフリカへ
プロペラ機で
夜間飛行し
行方不明になった
作者です。
人間の恐怖や不安、孤独が
深く理解できたのでしょう。