『源氏物語』は
架空のお話ですが
紫式部は
54条に
構成するなどして
ほとんど現実の話なのだと
言っています。
詳細は
昨日
『お水取り こもりの僧は11人』
に説明しました。
言われてみると…
たしかに
PTSDの教科書
としても
興味深いです。
最古の
サイコノベルと
言われるだけ
あります。
源氏は
悲しみのあまり
落馬しますし
ねたみや
うらみ
いじめで
人が簡単に亡くなります。
生霊による
頓死もあります。
六条御息所ですね。
未遂などもあります。
日本版
『死に至る病』
(キェルケゴール)
ですね。
昔なら
加持祈祷という
ところですが
現代はPTSDとして
トラウマ研究の
参考になります。
ゆっくり見ていこうと
思っています。
「物語」カテゴリーアーカイブ
『ワンピース』ハリー・ポッターを超える
若者を中心に人気を集めている漫画
「ONE PIECE」の
新しい単行本は
初版の発行部数としては
国内の出版史上最高の
300万部を発行することになり
出版不況のなか
根強い人気を示しています。
まずは
冒険物語というのが
いいんでしょうね。
心理療法では
【適応障害】【発達障害】【人格障害】
扱いで
冒険させてくれませんからね。
【個性化】しようとしているのにね。
ハリー・ポッターも
ポニョと同じ
日常にある【魔法】が
テーマですが
【魔法】の杖を振る方向が
西洋人と東洋人で
ちょっと違うんですね。
『人魚姫』では不足で
どうしても
『崖の上のポニョ』を
描く必要があったように
ハリー・ポッターも面白いけど
どうしても
『ワンピース』が
必要なのでしょう。
個性化するための
ワンピースは何か?
誰もが
気になるところです。
続きを読む
『ワンピース』ハリー・ポッターを超える
若者を中心に人気を集めている漫画
「ONE PIECE」の
新しい単行本は
初版の発行部数としては
国内の出版史上最高の
300万部を発行することになり
出版不況のなか
根強い人気を示しています。
まずは
冒険物語というのが
いいんでしょうね。
心理療法では
【適応障害】【発達障害】【人格障害】
扱いで
冒険させてくれませんからね。
【個性化】しようとしているのにね。
ハリー・ポッターも
ポニョと同じ
日常にある【魔法】が
テーマですが
【魔法】の杖を振る方向が
西洋人と東洋人で
ちょっと違うんですね。
『人魚姫』では不足で
どうしても
『崖の上のポニョ』を
描く必要があったように
ハリー・ポッターも面白いけど
どうしても
『ワンピース』が
必要なのでしょう。
個性化するための
ワンピースは何か?
誰もが
気になるところです。
『魔術師マリーン』から学ぶヒステリーとPTSD
TV壊れちゃって
オリンピックすら見ていないのですが…
TV欄は好きです。
学生時代も似たような環境でしたので
自称TVっ子(40代ですが)の先生から
よく叱られました。
「TVと電子レンジは
院生の必需品や!」
それはそれとして…
CS局「La La TV」は
3月8日から
英国ファンタジー
『魔術師マリーン』を
放送予定だそうです。
国の統一のため戦う
アーサー王と
魔術師マリーンの
友情や恋が
描かれているそうですが
そしてメインテーマは
そこでしょうが
私の注目は
舞台である
中世の
憎悪と無知で混乱する
英国です。
憎悪と無知による
混乱は
平成日本の精神医療そのもので
ヒステリー(PTSD)を
育む栄養満タンの土壌です。
そして
アーサー王は
剣の達人ですが
母を知らないので
さびしいんです。
それが人間的深みにもなり
剣の修行に
【昇華】された
そんなPTSD物語ではないかと
…妄想しているのです
続きを読む
『魔術師マリーン』から学ぶヒステリーとPTSD
TV壊れちゃって
オリンピックすら見ていないのですが…
TV欄は好きです。
学生時代も似たような環境でしたので
自称TVっ子(40代ですが)の先生から
よく叱られました。
「TVと電子レンジは
院生の必需品や!」
それはそれとして…
CS局「La La TV」は
3月8日から
英国ファンタジー
『魔術師マリーン』を
放送予定だそうです。
国の統一のため戦う
アーサー王と
魔術師マリーンの
友情や恋が
描かれているそうですが
そしてメインテーマは
そこでしょうが
私の注目は
舞台である
中世の
憎悪と無知で混乱する
英国です。
憎悪と無知による
混乱は
平成日本の精神医療そのもので
ヒステリー(PTSD)を
育む栄養満タンの土壌です。
そして
アーサー王は
剣の達人ですが
母を知らないので
さびしいんです。
それが人間的深みにもなり
剣の修行に
【昇華】された
そんなPTSD物語ではないかと
…妄想しているのです
『ゲド戦記』翻訳清水真砂子さん最終講義
児童文学評論家で
『ゲド戦記』の翻訳でも知られる
清水真砂子さんが
もうすぐ退官を迎えられるそうです。
最終講義は
もう終わってしまったようですが
「すぐれた子どもの文学は
苦しくても生きてごらん
大丈夫、と背中を押してくれる。
みなさんもそんな一人に」
と語りかけたようです。
秘訣は…
「うんと大人で
うんと子ども
でなければならない」
やっぱり二元論を超えなきゃね
つい
子ども時代は黄金時代などと
思ったりするものですが、
清水さんは
子どもは
不自由で閉じ込められた世界
にいて
大人のように
よろいを着たりして
ごまかすすべも持たず
素肌をヒリヒリさせているのだと
再考を促しました。
現実の厳しさに
ひるみそうになっても
子どもに
「どうせ」と言わせてはいけない、
言えば楽だが、
それは最もモラルに反することである
と強調しました。
続きを読む
試写室 NHK歴史秘話ヒストリア 『蟹工船』と自殺対策
本日NHKでは
『蟹工船』を
とりあげるようです。
80年前の小説ですが
今とても支持されているのですね。
作者の小林多喜二は
【文学は社会を変えるもの】
という信念の持ち主でした。
劣悪な環境にあっても
人と人とのつながりあいが
いかに大切であるかが
描かれているようです。
『崖の上のポニョ』も
みんなが【一緒くた(一即多)】になって
ポニョを支援しました。
失業により
お金がなくなって
自殺者が増えたと
言われていますが、
そうではなくて
人の話をちゃんと【傾聴】しあい、
人として尊重しながら
支えあう
そういうことで
悪しき記録更新を食い止めることができることを
学びたいと思います。
まずは専門家が
人の話をちゃんと聞くことですね。
小学生のときに
ずいぶん習ってるはずなんですけどね。
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PTSD物語としての『眠れる森』
昨日の朝日新聞夕刊で
1998年の連続ドラマ
『眠れる森』のロケ地が
紹介されていました。
結婚を控えたヒロインが
ある森に向かいます。
子どもの頃受け取った手紙に
「15年後森であいましょう」と
書いてあったからです。
森ではキムタクがハンモックで
寝ています。
ヒロインは過去の記憶に悩み始めます。
両親は交通事故で亡くなったと
納得するのも
簡単なことではなかったのに
交通事故ではなく
殺人事件であり、
その現場に自分がいたという
記憶が故意に消されていたと
知ります…
キムタクは
記憶の操作がいつか
賞味期限を迎えることを知っていたのですね。
なかなかすごいPTSD物語です。
復習しましょう。
①両親の死はトラウマになる可能性がある。
②①の緩衝材として記憶の操作が起こることがある。
③その記憶操作には賞味期限がある。
④賞味期限がくると苦悩が始まる。
⑤苦悩を克服するのに伴走者が必要
現状は
①「考えても仕方がない」「忘れろ」とトラウマを否認される。
②記憶の操作による現実検討能力の低下や葛藤による
エネルギーの消耗の持続
③②の状態を『適応障害』『うつ病』『発達障碍』と誤診される。
④無意識の自己治癒システム作動と間違った治療の間で
こころの海は大荒れになる。
⑤入院により間違った支援がさらに強化される。
⑥絶望が深まる
…
この先は書けません…
続きを読む
村上春樹とPTSD
村上春樹は
1995年1月に起こった阪神・淡路大震災と
3月に起こった地下鉄サリン事件に
衝撃を受け、
同年8月には
『ねじまき鳥クロニクル 第3部』を
1997年には
地下鉄サリン事件の
被害者へのインタビューをまとめ
ノンフィクション『アンダーグラウンド』
を刊行しています。
村上春樹の作風の背後には
PTSDがあるようです。
病気になるのではなく
トラウマを作品として表現し
【昇華】することで
自身を護ったのです。
それまで内向的な作風で
社会に無関心な青年を描いてきた村上が
社会問題を真正面から題材にしたことで
周囲は驚きました。
村上の創作意欲はさらに
1999年の
『アンダーグラウンド』続編の『約束された場所で』
2000年には神戸の震災をテーマにした連作集
『神の子どもたちはみな踊る』を
彼に描かせました。
社会的な出来事を
題材に取るようになったことについて
村上自身は
「コミットメント(かかわり)
ということについて
最近よく考えるんです。
たとえば
小説を書くときでも
コミットメントということが
ぼくにとっては
ものすごく大事になってきた。
以前はデタッチメント(かかわりのなさ)
というのが
ぼくにとっては
大事なことだったんですが」
と語っている。
デタッチメントからコミットメントへ
PTSDに苦しむ人たちもまた
つながりを求めて
さまざまな表現をしています。
村上春樹爆発的流行は
潜在的PTSDの多さを
暗示していると思います。
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『ゲド戦記』翻訳清水真砂子さん最終講義
児童文学評論家で
『ゲド戦記』の翻訳でも知られる
清水真砂子さんが
もうすぐ退官を迎えられるそうです。
最終講義は
もう終わってしまったようですが
「すぐれた子どもの文学は
苦しくても生きてごらん
大丈夫、と背中を押してくれる。
みなさんもそんな一人に」
と語りかけたようです。
秘訣は…
「うんと大人で
うんと子ども
でなければならない」
やっぱり二元論を超えなきゃね
つい
子ども時代は黄金時代などと
思ったりするものですが、
清水さんは
子どもは
不自由で閉じ込められた世界
にいて
大人のように
よろいを着たりして
ごまかすすべも持たず
素肌をヒリヒリさせているのだと
再考を促しました。
現実の厳しさに
ひるみそうになっても
子どもに
「どうせ」と言わせてはいけない、
言えば楽だが、
それは最もモラルに反することである
と強調しました。