スカウト(ヘッドハンティング)されたわけで
いわゆる結婚ビジネス・後妻業 ではありません。
和歌山にもPTSD系未解決事件…
義母と娘のブルースが完結したそうです。
紙媒体で人気があるものが
映像化されて大ヒットという王道
血の繋がらない母娘の辿る20年間の軌跡ということですが
奇跡を鬼籍(天国)のお父さんが見守っている。
幼い頃に
母を亡くし
父を亡くし
いじめっ子に遭う試練
― こどもらしい表情は消え発達障害のように勉強ができない。
最期は結婚式で
なんといじめっ子と結婚 = 影の統合 ← これも奇跡
次々と子どもがうまれ
明るく楽しそうな家族の基盤が完成する構図は
『古事記』のようで
神々が次々生まれ
スサノヲの試練のあと国が完成するまでが重要
『砂の城』の真逆バージョンだと思いました。
PTSDの負の連鎖から生まれた
血縁関係ではないつながりも尊いが
はかなさやもろさ、哀しみが強調されていたのが
『義母と娘のブルース』では
血縁関係にないからこそ生まれた幸福であると
― PTSDからの自己実現
完全に肯定されている。
遠藤周作バージョンもあった。
砂には1つのイメージがありますね。
― 箱庭の主役も砂です。
義母も
幼い頃に両親を亡くし
能面のような表情の下で
娘に感情移入できた。
奇跡の過程に癒され表情が出始める。
施設で育ち
苦労してキャリアウーマンになったので
頭脳明晰で
部下の教育も上手だが
普通の子どもに教えるには
たとえ話ひとつとっても難しすぎて意味不明
一風変わっているけど
そこが面白い。
まっすぐに行動するので
途中経過において
細かなことに鈍感であることは
自己実現の極意です。
良い意味で過剰適応できました。
個性化は過剰適応なのかも
1週間くらいは観ることが可能