出産前後に
オピオイドに曝露した
妊婦約20万人と
その子どもを対象にした研究で
向精神薬との複合曝露が
新生児薬物離脱症候群に及ぼす影響が
顕著であることが証明されました。
オピオイド単独曝露に比べた
相対リスクは
抗うつ薬同時曝露1.34(95%CI 1.22 – 1.47)
ベンゾジアゼピン系薬同時曝露1.49(同1.35 – 1.63)
ガバペンチン同時曝露1.61(同1.26 – 2.06)でした。
重症度も
オピオイド単独曝露に比べ
向精神薬との複合曝露で高かったそうです。
文献:Huybrechts KF et al. Risk of neonatal drug withdrawal after intrauterine co-exposure to opioids and psychotropic medications: cohort study. BMJ. 2017 Aug 2;358:j3326. doi: 10.1136/bmj.j3326.
オピオイドが
ケシからつくった麻薬ですから
(もちろん手術には必要です)
向精神薬のカクテル処方みたいなもので
わざわざ実験しなくても
わかりそうなものですが
(無痛分娩の問題として書いてきました。)
母体が
これだけストレスに曝されていたら
赤ちゃんは苦しいでしょうね。
インドでは
ストレスは
うろつきまわる悪魔だと言われました。
生涯つきまとわれた文豪もいましたね。