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韓国ドラマ『風の絵師』第十五話② 【般若心経】からみた現在の【発達障害】観

笑わない男の子は
確かに
無愛想ですが…
おじいさんに言われて
見知らぬ絵師と同席できます。
まばたきが多少多めですし
表情もなくはありません。
かつて言われた
自閉症
【カナー型】では絶対ないです。
自分のために描かれたという
絵を観る様子は
真剣で
賢そうな表情に変わり
笑い
「絵から音が音が聴こえてきました」
と紙に書きました。
絵から音を聴くとは
非常に高度で繊細な
感覚ひらめき電球です。
色即是空
(かたちあるものはかたちないもの)      
空即是色
(かたちないものはかたちあるもの)

眼耳鼻舌身意
(五感とこころですが…)

無眼界乃至無意識界
(眼の領域なんてないし
こころの領域なんてない)
【発達障害】や
【適応障害】扱いされている子たちの
多くは
『般若心経』の世界にいるのです。
一昔まえのおばあさんたちが
ありがたがって唱えた
『般若心経』の
哲学の世界です。
戦争や貧困や差別や
辛いことが多かった時代の
おじいさんおばあさんは
この世界にまで深く降りて
魂を常にリセットさせる
必要性を実感していたのでしょう。
意味はわからなくても
その哲学性に
癒されていた
のだと
思います。
色でも空でもない
というのは
陰でも陽でもない
ということですから
陰陽五行の
【一太極二陰陽】の哲学です。
エジソンやモーツァルトも
アスペルガーだったという
理論がありますが
それは
むりやり
西洋理論に当てはめて言ってみただけのことで
「日本人は12歳レヴェル」との
マッカーサーの失礼千万な発言と同様です。
あのときと
今は状況が全く違うのです。
怒ってください!
こころのメカニズム的には
このドラマの笑わない子と
同じです。

韓国ドラマ『風の絵師』第十五話① ユング心理学【全体性】

笑わない子に対して
「可愛い気がない」
とか
「親のしつけがなってない」
という世間と
「発達障害の疑いがあります」
「最新の薬飲んでいただいて
経過をみましょう」
という専門家は
同レベルです。
ドラマのように
なぜ笑わなくなったのか
必死で観察し
それでもわからなければ
その子の周囲にいる人達に
聞いてでも
背後を探り
人間の魂として
全体的に判断し
支援すべきです。
少なくとも
私の学生の頃の常識は
そうでした。
PTSDを自己克服した
ユングという人も
【全体性】を大事に!
そう言っています。

母親の死を契機に笑わなくなったPTSD児童への絵画療法 

庭先ですれ違っても
無愛想

名前を聞いても
返事もしないし

おかしなことを言っても
笑わない。

打つ手がないように
思いましたが

笑わなくなったのは
母親と出かけたあと
一緒に大病をし
母親だけが亡くなってから

という情報を得て

母が亡くなる前
一緒に楽しんだ
舞踊団の絵を描きました。

笑わない子は
絵を観ます。

母と一緒の
あの楽しかった舞踊が
活き活きと
リアルに思い出され
笑顔があふれました。

あのときに
タイムスリップしたのです。
 ―精神分析では【固着と退行】
  仏教では【温故知新】
  陰陽五行では【太極】
  リセットの法則が効いてます!―

そして
長い間聞こえなかった
音が聞こえました」

と言いました。

主人公は
大病をすると
聞く機能を失うことがあると

聞いたことがあると言います。

 ―もちろんPTSDのことですね。
  外科手術して聞こえたのでは
  ないですから―

この子は
自分だけ聞こえない世界にいて

笑えなかったのです

絵を観て
自分だけに聞こえる
音を聴いた
のです。

GYAOで本日から一週間やってますよ!
韓国ドラマ『風の絵師』第十五話です。
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母親の死を契機に笑わなくなったPTSD児童への絵画療法 

庭先ですれ違っても
無愛想
名前を聞いても
返事もしないし
おかしなことを言っても
笑わない。
打つ手がないように
思いましたが
笑わなくなったのは
母親と出かけたあと
一緒に大病をし
母親だけが亡くなってから

という情報を得て
母が亡くなる前
一緒に楽しんだ
舞踊団の絵を描きました。
笑わない子は
絵を観ます。
母と一緒の
あの楽しかった舞踊が
活き活きと
リアルに思い出され
笑顔があふれました。
あのときに
タイムスリップしたのです。
 ―精神分析では【固着と退行】
  仏教では【温故知新】
  陰陽五行では【太極】
  リセットの法則が効いてます!―
そして
長い間聞こえなかった
音が聞こえました」
と言いました。
主人公は
大病をすると
聞く機能を失うことがあると

聞いたことがあると言います。
 ―もちろんPTSDのことですね。
  外科手術して聞こえたのでは
  ないですから―
この子は
自分だけ聞こえない世界にいて
笑えなかったのです
絵を観て
自分だけに聞こえる
音を聴いた
のです。
GYAOで本日から一週間やってますよ!
韓国ドラマ『風の絵師』第十五話です。

笑わないPTSD男児を絵で治療?!  ~韓ドラ『風の絵師』第十四話

主人公らは
ニコリともしない男児を
見せられ

この子を笑わせる絵が描けたら
合格と言われる。

思案に暮れる師を部屋に残し
主人公は
水を汲みに井戸へ
行き、

女中さんたちに
「あの子はいつから
笑わないのですか」
と聞き

旅芸人が街にやってきて
母親と一緒に出かけた後

母親が亡くなってしまったのだが
その時からだという
情報を入手する。

主人公は
閃いたひらめき電球ように笑い
師に耳打ちした。

もうお分かりですね。

母親が亡くなったショックから
笑わなくなった
のです。

PTSDです。

少々ふざけたマンガを描いても
無駄です。

トラウマを溶かすような
絵を描く
のでしょうね。

十五話が楽しみ!
続きを読む

解離しなければ、人を切れない斬首人 ~韓ドラ『風の絵師』第十三話

主人公の絵師が
国家反逆罪で
首を切られるシーン

むしろの上に
主人公が
座らされ

執行人が
死刑理由を述べ

人々が見守る中
最後に登場したのは

荒ぶれる大男

大鉈(おおなた)を
振り上げるまえに
したことは…

半分に切ったひょうたんに入った
マッコリ
(韓国のどぶろく
にごり酒)をあおること目
でした。

人間が人間の首を切る

そんな非情なことは
普通はできないんですね。

いくら強そうな大男で
仕事であっても。

こころ
ってものがありますから。

こころを
【解離】させて

自分の住んでいる現実を
物理の世界にするには

こんな大男にも
マッコリが
必要なのです。
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笑わないPTSD男児を絵で治療?!  ~韓ドラ『風の絵師』第十四話

主人公らは
ニコリともしない男児を
見せられ
この子を笑わせる絵が描けたら
合格と言われる。
思案に暮れる師を部屋に残し
主人公は
水を汲みに井戸へ
行き、
女中さんたちに
「あの子はいつから
笑わないのですか」
と聞き
旅芸人が街にやってきて
母親と一緒に出かけた後
母親が亡くなってしまったのだが
その時からだという
情報を入手する。
主人公は
閃いたひらめき電球ように笑い
師に耳打ちした。
もうお分かりですね。
母親が亡くなったショックから
笑わなくなった
のです。
PTSDです。
少々ふざけたマンガを描いても
無駄です。
トラウマを溶かすような
絵を描く
のでしょうね。
十五話が楽しみ!

解離しなければ、人を切れない斬首人 ~韓ドラ『風の絵師』第十三話

主人公の絵師が
国家反逆罪で
首を切られるシーン
むしろの上に
主人公が
座らされ
執行人が
死刑理由を述べ
人々が見守る中
最後に登場したのは
荒ぶれる大男
大鉈(おおなた)を
振り上げるまえに
したことは…
半分に切ったひょうたんに入った
マッコリ
(韓国のどぶろく
にごり酒)をあおること目
でした。
人間が人間の首を切る
そんな非情なことは
普通はできないんですね。
いくら強そうな大男で
仕事であっても。
こころ
ってものがありますから。
こころを
【解離】させて
自分の住んでいる現実を
物理の世界にするには
こんな大男にも
マッコリが
必要なのです。

公式とその理解ではなく想像力と好奇心

『冬のソナタ』の第一話です。

冬ソナ=PTSDの教科書と知り、
第一話だけ見てみましたが、
これだけでもいろんなことを
教えてくれています。

チュンサンは高校生ですが、
父親はある大学の数学の教授ではないかとの疑いのもと
講義中の教室に向かいます。

大学生にも難しい問題を
彼は黒板ですらすら解きました。

一般的な解答法ではなかったので
驚いた教授が
「どこで習ったのか。あれ君は高校生じゃないか」と
さらに驚きます。

チュンサンは、数学で大事なのは
「公式とその理解ではなく、想像力と好奇心でしょう」
と答えました。(言葉自体は教授のモットーとする言葉です)

「公式とその理解ではなく、想像力と好奇心」は
PTSD克服にも言えます。

ポニョの記事で書いたように
問題は【公案】並みの難問なのですから
常識(公式はすでに教科書にあるものです)では解けないですね。

そして
難問の解答のしかたに興味はもっても
自分(チュンサン=教授の息子)には気づかず、
どうして問題が解けるのかについて考えようとしない
つまり
ちょっと想像力と好奇心を働かせば、目の前にいる青年が
自分と血のつながりがあるかもしれないと気づきそうなものなのに
これだけ判断材料があるのに!と
チュンサンは失望します。

これも交通事故や記憶喪失に至る原因の1つになっていたかもしれません。

お父さんも【解離】あるいは【否認】を起こしているのですね。

知能とは別のものであることも教えてくれています。
数学の教授ですから
頭が悪いはずがないのに
簡単なことがわからないことがあるという一例です。

判断能力の【解離】
過去のフクザツな対人関係に関する記憶についての【否認】ですね。
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『冬のソナタ』の呑んだくれ

『冬のソナタ』に
酔っ払いが出てきます。

飲んだくれて
ユジンに「来い!」と絡みます。
嫌がるユジンに対して
しつこく腕力で連れ去ろうとします。
チュンサンが通りかかって危機を回避しましたが…

警察署で、
酔っ払いはユジンが誘ってきたから
お酒くらいなら一緒につきあってもいいかと思ったんだと言います。

悪い大人ですね。
しかし街中で日常的に起こっていることでもあります。

高校生にとっては事件もショックなら
しゃあしゃあとうそをつく大人もショック
警察官の尋問もショック
父親に電話しなさいとしかられる理不尽もショック
ショックだらけです。

ユジンはチュンサンと一緒だったけど
たった一人で
もしかしたら小学生で
こんなショックを受けている子も少なくないはずです。

PTSD増加の背景がたくさん浮き彫りになってきます。

そして酔っ払いですが…
これも依存症ですね。
依存症の背景にはやはりPTSDがありますね。
何の理由もなく依存症になったりしないです。
最近
父親自死のトラウマから依存症になり
国際的にその重篤度を証明したあと死亡した大臣がいました。

ドラマの呑んだくれも
何らかのつらい経験があったのでしょう。
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