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タージ・マハルより『君たちはどう生きるか』ユングの塔と神隠しの場所

タージ・マハル 

1631年の6月17日に亡くなった

王妃のために

9女を産んだとき産褥病で亡くなった。

14人の子どもを産んだが成人したのは7人

出産は母子ともに命がけでしたね。

それで七五三などお祝いする。

― 7歳までは神の子というのは瀕死だからかもしれない。

―― 聖書でも瀕死が天国に近いと書いてある。

22年もかけて

建てられたそうです。

こころのケアのためのような

とても美しい建物ですが

建設に携わった人たちが殺害されたりと残酷で

同じものがつくられないように

皇帝は自分のために

対照的な場所に☯黒いお墓をつくりたかったけれども

実現せず

現在は周辺の公害に晒され

消えてしまうかもしれないと危惧されています。

PTSDの負の連鎖👻?

そういえば

ユングも

12年かけて

石工の資格をとり

ギルドにも入って

塔を建てました。

子どもの頃から石に親和性をもっていて

石を積んだり刻んだりしながら内省

― 石療法?

晩年

深い思索に耽るための場所をつくろうと思いたったのですが

アフリカを旅行したときに見た小屋のようなもの

― 電気もガスも水道もない

母親が亡くなったことも

大きな要因の1つでした。

そこで過ごしながら

行為的直観的に…

― 居心地に聞きながら?

空間を仕切ったり

2階をつくり

棟をいくつか増設

壁に絵を描いたりしてゆきました。

ジョイスがユリシーズを完成させた過程に似ている。

― 全体像は最後までわからない。

―― 永遠にかもしれない。

立体曼荼羅のようなもので

ユングは集合的無意識の場所だと語っています。

身体であり歴史であり母親の子宮のようなもの

『思い出のマーニー』に出てくる

古いお屋敷とよく似ていると書いたことがありますが

塔の前の湖もそっくり

『君たちはどう生きるか』でも

塔が集合的無意識の場所になっていて

神隠し

ユングが刻んだ入り口の文字が

「VOCATUS ATQUE NON VOCATUS DEUS ADERIT」であるのに対し

呼んでも呼ばなくても神はやってくる

ジブリは

内部も奈良の石舞台古墳@陰陽五行説 ≠キリスト教

ワレヲ学ブ者ハ死スと

ユング心理学の自己実現モデルではなく

― キリスト教の神との関係

死することによって生きる

違いを記しました。

ジョイスの神話『ユリシーズ』と『君たちはどう生きるか』

本日6月16日は

ジェイムズ・ジョイスの

小説『ユリシーズ』の日なので

1904年6月16日の

一日の間に起こった出来事を描写したもの

ブルームは主人公の名前

西洋の時代劇

ブルームの日として

前後の一週間はブルームズデイ・フェスティバル

ダブリンでは

多くの人たちが

小説ゆかりの場所に出かけて

『 Bloomsday』『Lá Bloom』

登場人物の行動をまねながら

扮装し本と一体化しようとする様子は

― 架空  空即是色☯色即是空

まるで 巡礼(聖地巡り)

お祝いします。

最初は酷評された作品であり

☯絶賛に転じ神格化

1904年6月16日に

妻と最初にデートしたこと

現実の話

小説に変容したもの

架空の話  空に架かるは色即是空

しかも全く別の話

神話めいていると思えば

ホメロスの『オデュッセイア』を下敷きにした

英雄オデュッセウス(ラテン語形の英語化がユリシーズ)を

冴えない主人公ブルームに置き換え 👈華🌸厳経?

― (後述お化けのような)真逆の性格や立場

18の章も対応させながら

― 計画表(スキーマ)を作成しているから自覚的

たった一日の出来事にしている。

― 実際は20年の辛苦

「神話的方法」で

命名はT・S・エリオット

小説のプロットを神話と対応させる

人格変容には気が遠くなるような時間がかかるが

人が変わるトキというのは一瞬       ~宗助とトキさんの自力と他力

― 一即多

例えばポニョの自己実現も数日の話で

本名はブリュンヒルド@ゲルマンの北欧神話の英雄譚

プルーストの『失われた時を求めて』同様

20世紀を代表する大長編小説

無意識の理論に忠実に表現されています。

意識の流れの技法@ウィリアム・ジェイムズの心理学概念

「人間の意識は静的な部分の配列によって成り立つものではなく

動的なイメージや観念が流れるように連なったものである」

駄洒落・パロディ引用などを含む実験的な文章

物語の前半は

1人の人物に焦点をあてた「内的独白」で

― 漱石も猫の独り言からヒットするが明☯暗で頓挫落命

意識に去来する想念を切れ目なく直接的に映し出し

後半では

語りの視点が複数化・非個人化

固有の文体が消失

歴史的なグラデーションがキメラ的に入り込み

― 神隠しに関する集合的無意識の記憶

最後の章が

他者の声で終わるのは

「語り手」ではなく「編成者」のような視座

『君たちはどう生きるか』の時間軸と重なっており

ジョイスが

「非常に多くの謎を詰め込んだので

教授たちは何世紀も渡り

私の意図をめぐって議論することになるだろう」と語ったとおり

難解だと評される要因の1つになっています。

駄作だとか

認知症になったのではという

酷評も

ユリシーズの当初の評価と同じでしょう。

宮崎駿が

同名の小説に影響を受け

時間をかけて自らの神話として描きなおしたように

ユリシーズも

時間をかけて

行為的直観的に書きあげたもののようです。

子どものとき『ユリシーズの冒険』を読んで

オデュッセウスのラテン名「ユリシーズ」が記憶に刻まれ

学生時代には「私の好きな英雄」と題して作文

友人に「文芸上の唯一のオールラウンド・キャラクター」は

キリストでもファウストでもハムレットでもなく

オデュッセウスだと力説するようになり

小説にしたいと思い立ちますが

何度も頓挫しながら

― 産みの苦しみ

完成させたものです。

この手法は

心理療法とよく似ています。

最初から問題の全体像がつかめるものではなく

― ましてやどうしたらよいかなど

―― わかっているとすれば☯たいてい間違っている。

やって ⇒ みる  ことを繰り返しながら

― 波打ち際の砂に置いてみるように

時間をかけて観察する

哲学的忍耐力を要する時間

節分も

ユリシーズのように

神話と逆の扮装をして遊ぶ

ブルームの日みたいなもので

似たような異文化をもつ外国人も自然に共有しているから

神隠しのメッカみたいなものかな🤔

首都が一番長くあった京都

お江戸の心理学と幽霊(イメージ)と夢記など

我が国にも

江戸時代には

宣教師が教える

英語学校で

― 現在の有名私大

西洋の心理学を学ぶ人も出てくる少し前

心理学のようなものがあったらしく

― 神学@キリスト教 っぽい

手島堵庵という人は

1718‐1786

6月12日生まれだそうです。

石田梅岩を開祖とする

倫理学の一派で

平民のための平易で実践的な道徳

― 宗教・思想を身近な例を使って平易に説いた。

―― 現代でも企業が好む道徳らしい。

人間を真の人間たらしめる性質を

「あるがまま」の姿において把握しようとしたのは

純粋経験の考え方や

明恵のあるべきようわに通じます。

阿留辺畿夜宇

あるべきように(しましょう)ではなく

― ふつうの道徳とか倫理

あるべきようは(どのようですか)?と自分に問い続ける。

 一太極二陰陽 

高僧も哲学者も悩んで大きくなった。

夢分析はユング派の専売特許じゃない💡

円山応挙の産まれた日でもありますね。

1733‐1795

「足のない幽霊」を描き始めた画家という

実際はもっと前からある。

なぜなら

鬼👹同様

陰陽五行説からつくられたイメージだから

伝説があり

伝説になる生きざまが天才の特徴

「応挙の幽霊」は

たくさんのお寺に奉じられ

お寺は

難しいような☯楽しいような

怖いような☯優しいような

不思議な場所

落語にもなるなど

応挙は

左甚五郎のように名人として神格化されていましたが…

― 多分、崇めて考察するのは当時の流行🤔

令和版⁈

― 本質はきちんと伝承されていると思うのデス

象徴性があります。

寸心忌@2025

本日6月7日は

西田幾多郎の命日です。

昨日は宇ノ気小学校で献花式👇

― 凄い小学校

画像

居士(こじ)とは

江戸時代における

仕官をしない読書人の立場を指した言葉

居士号は

禅の師匠(老師)が直観でつけた名前

― 私の書の先生は私を見て翠雨とつけた

― ― 本名は易者がつけた@陰陽五行説の哲学

なんと👀

ユング忌の翌日でした。

お誕生日の前日は熊楠

― 西田の人と学について書いた記事

考究テーマは

自己実現と善

― 生の哲学

その哲学の源流は夢分析と禅

だから後続の人たちは分析を受け禅定しながら学ぶ

― 机上論は🙅ダメ

ハッピー💊ドラッグと真逆の哲学トレーニング

― 百尺竿頭一歩進めよ

本日

現実世界のあちこちで

西田についてあーだこーだと語るのも

神隠しの世界でしょうか。

今日くらいは真面目に勉強しようと思うのです(^_-)-☆

ユング忌@2025

本日は

ユングの亡くなった日です。

カール・グスタフ・ユング

(Carl Gustav Jung 1875-1961)

ユング心理学会もあって

― 西田哲学会みたいに

2025年6月21日・22日

第13回年次大会

― ①ハイブリッド形式 ②誰でも参加可能 は最近の傾向

未だ発達障害研究なんかもあるけど

ユング派らしい視座は生きているみたいですね。

― 本大会のテーマ 「ユング心理学と女性」

そして

井上円了の亡くなった日でもあり

1858ー1919

明治の日本に哲学を広めた人物の一人

― 東洋大学に哲学館がある。

―― ここまでは西田幾多郎っぽい

――― 西田は日本オリジナルの哲学をつくった

仏教哲学と妖怪学

―― 半分 熊楠

清沢満之の命日も同じでした。

1863‐1903

大谷大学初代学長

愛知県の西方寺には清沢満之記念館がある。

この方については

注目してこなかったけど

寡聞にして…💦

学生時代に一緒に哲学会を始めた井上円了と同じ日に亡くなるとは

このあたりの方々は

霊的にも不思議なところがあるものですね。

小川仁志さん「哲学で考える生老病死」講演

あなたもスタンプをGETしよう

山口大学

国際総合科学部の

教授で

哲学者の

小川仁志さんによる

京都大学法学部を卒業後

伊藤忠商事社員

フリーター、引きこもり  👀

名古屋市職員

名古屋市立大学大学院生

徳山高専准教授

米プリンストン大学客員研究員などを経て現職という

異色の経歴

講演会「哲学で考える生老病死」 

誰もが避けられない四苦

― 四苦八苦の 四苦

6月8日(日)

午後1時15分から2時半まで

山口県総合保健会館で開かれるそうです。

ジブリもドラエモンも哲学なんだそうですよ。

講演に先立ち

バレエ「『くるみ割り人形』より

『花のワルツ』」も披露されるとのこと

厳経🌼のお祭りですね。

中国・大連で邦人2名殺害ミステリー

乳児院みどり園殺人事件の容疑者は

中国人でした。

ことばが不自由で孤独であったなら

子どもと引き離されるのは耐え難かったことでしょう。

そして

その前に

なぜか9日後の報道

中国で邦人が二人殺害されていたことがわかりました。

容疑者は中国人

 【北京時事】中国遼寧省大連市で邦人2人が殺害されたことが3日、分かった。  日中関係者が明らかにした。在瀋陽の日本総領事館に5月25日、地元公安当局から連絡があった。容疑者は既に拘束されており、

場所は大連

遼寧省大連市

日本企業が多く進出しており

「知人間のビジネス上のトラブルが原因」なのに

― 思想問題でないとまで把握しながら

被害者の年齢など詳細は未だ不明

一太極二陰陽で

陰陽五行説のふるさと中国で2人

日本で1人

負の連鎖という

大きく連なる

不思議

布置 ☄ 共時性

宗教哲学者の鎌田東二さん死去

神道や民俗学などを横断的に研究した宗教哲学者で京都大名誉教授の鎌田東二(かまた・とうじ)さんが5月30日、盲腸がんで死去した。74歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は長男、龍明(たつあき)氏。

宗教哲学者の鎌田東二さんの訃報ですが

この業界にしては

広く伝えられている印象です。

神隠しの研究者がまたひとりおられなくなり

やはり悲哀の哲学

― 喪としてのこころのケア

神隠しの世界へ帰られました。

100日後にお祭りだそうです。

やはり神道でしょうか。

百日祭は

 命日から100日目に行う霊祭

仏式だと百か日で

お祭りとは言わないですね。

 

【PTSD詐欺ビジネス会社M’S】社員に統合失調症のフリさせ約1365万円だまし取った疑いで4人逮捕

うその診断で

統合失調症を詐病

1300万円あまりの保険金をだまし取った疑いで

特定商取引法違反

33歳から41歳の男4人が逮捕されました。

株式会社M’Sは

― 会長は41歳

統合失調症のフリをした

37歳の社員に

― 演技力💯合格

札幌市内の病院に入院させた。

フランチャイズ店のようです。

別件逮捕のグループがある。

PTSDはビジネスになるのですね。

この人も

うつ病のフリしてくるわ」と気軽に言っていたとか。

なにかとこんにゃく問答になりがちなこのギョーカイ …

山鹿の猿も読むなり

得て公🐒心理士は読まないかも🤔

デカルト📚カント📚ショーペンハウアー

丹波篠山で育った河合隼雄は

お父さんは野狐禅的なものをしていたと語っていた。

河合隼雄記念館のような部屋があるらしい。

西田幾多郎と南方熊楠PTSD解脱のための現象学

5月19日は

西田幾多郎先生のお誕生日です。

なんと

フィヒテと同じ日💡

― 子フィヒテも哲学者

生まれながらの自殺を決心するほどの貧困に苦しむも

教会でゲルマン神話を聴いたことや

― 読解力が天才的というのが命綱

   無意識の図書館

前記事の熊楠のような記憶力に救われ

― 聴きそびれた人に教えることが仕事になり始める。

著名な哲学者になった人物です。

人がどんな哲学を選ぶかはその人間がどんな人間かによる」という言葉が有名。

― この生涯もPTSD予防からの自己実現の一事例

死別を経験し

誰にも避けられないことながら

肉親(姉・弟・娘2人・長男)の立て続けの死

学校には一貫して不適応

規則ずくめの校風に反抗し退学処分

翌年に東大に入るも選科だったので冷遇

負けずに勉強して教職を得ても

学校内での内紛で失職するなどして

在職校を点々とした。

父の事業失敗による破産等

妻と一度離縁

多くの苦難を味わったあと

そのたびに海にでかけて鎮魂

思索の集大成が

大拙に勧められた座禅を生涯徹底

― 西田の遺骸を前に号泣するほど深い関わりがあった。

『善の研究』として結晶しました。

苦難のことがどこにも書かれていないのが重要

― それが昇華という現象

― 善 とは  自己実現@ユング のこと

旧制高校の生徒らの

とても難解な心理学風の講義ノート

代表的な必読書となり

吉野源三郎らも影響を受けたものと推測されます。

2つの『君たちはどう生きるか』は

― 一太極二陰陽

善の研究から派生したものではないかと

座禅に打ち込み始めた時期に

円相図を好んで描いたり

曼荼羅なので

心理療法としても

哲学以外の物理・生物・文学など幅広い分野で

学問の神髄を掴み取ろうとしていたことは

昨日お誕生日の熊楠とよく似ていますね。

 3歳ちがい 

萃点と純粋経験

表現は違うけれども

2人は同じものをみていたのではないでしょうか。

そして

その見方が重要で

憑かれたように寝食忘れて没頭するくらい

今の心理学のいう

現象学とか

観察などというのは

かなり不徹底なのだと思います。

本当の意味では観察していないから

 「なんだか」「このあたりが」「何らかの」「うずらの卵のような」~「ゴルフボールみたいな」

(観察できないけど)「〇〇にちがいない」

いつまでも妄想世界に住んで

― 解脱 できない

苦しむことになる。

― 解放されない