PTSDと哲学に関する論文」カテゴリーアーカイブ

ミヒャエル・エンデの真人『君たちはどう生きるか』

本日は ミヒャエル・エンデ のお誕生日だそうです。

1929生まれ

戦争の影響を受け

生まれたころにはナチス台頭

画家の父が「退廃芸術家」の烙印を押され生活苦

— 吉野源三郎も大変な目に遭った一人

小学校で落第したりしますが

つくられた発達障害@PTSD

生命力は損なわれておらず

招集令状を破り捨て\(◎o◎)/!

森の中を夜間のみ80㎞歩いて

疎開していた母の所へ逃亡

反ナチス運動を手伝うまでになる反骨精神

シュタイナー学校をやめて

無意識のうちに

— 自然治癒力作動

西洋的自我から

禅の無我へのシフトが始まっていた。

演劇を学ぶようになったのちに

作家として大成したという

優れた禅僧は詩文に長じていたので

禅では

弟子を悟らせる専門家としての指導者を

作家(さっけ)と呼ぶ。

貴種流離譚の人です。

古事記のスサノヲから

『君たちはどう生きるか』の真人まで

『モモ』では

西洋の合理主義が問題になっていましたが

時間として

— アリエッティではこんな感じで

その後

1977年に

日本で禅僧に遭ってから

能や歌舞伎も鑑賞

作風が一変

『はてしない物語(1979)』は映画にもなりました。

『鏡のなかの鏡』は難解ですが

禅の公案から取られたタイトル

読ませる文章力が凄いのも禅の力かな🤔

虚無は絶対無でしょ😊

— 一太極二陰陽

こころの病も含めて

そもそも病気という概念が違う。

— 気を病んだ状態 = 神経症(ノイローゼ)

人間のこころの能力をもっと大事にしたいものですね。

エンデは

サインに

一無位の真人と添えたそうですよ。

Wahrer Mensch ohne Rang @臨済録

猛省望みます😉

フロイトの【父親殺し】 ~ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」から『君たちはどう生きるか』まで

本日お誕生日の

ドストエフスキー

1821‐1881

極めて心理学的な大文豪です。

ニーチェ

唯一無二の心理学者

「私の人生で最も美しい幸運の一撃だった」  👈ポジティブ

ツルゲーネフ

過剰に心理学的」             👈ネガティブ

フロイトも賞賛した『カラマーゾフの兄弟』ですが

「最も壮大な小説」と称賛し

論文「ドストエフスキーと父親殺し」研究

— フロイトが論文の表題に作家の名前を冠したことは極めて異例

12年前のドラマでおさらいすると

人魚姫をポニョにしたように

— 人類共通の原理はそのまま

日本に於いてみる

— 具体的な現象学としてちょっと見え方が違う

解離小説としてよりよく理解できます。

お父さんがの権化として描かれるのは同じで

DV の極致

誰からも嫌われ最後は惨殺されるモチーフ

— 超自我が壊れている ⇒ES(ID)の暴走

3人の息子に負の連鎖するのですが

父親によって自殺に追い込まれ

死後も冒涜され続ける母親の姿を

見せられた子どものトラウマ

原作と違い

絵に描いた解離小説で

突然脈絡なく事件が起きる。

— そんなわけはない

葛藤する苦悩が丹念に描かれます。

長男の同族嫌悪

— 憎みながら似てきてしまう。

次男の超リアリストにならざるをえない葛藤

— 冷酷な弁護士として描かれる

—— 父親の悪事を手伝わされる @『虐げられた人々』

——— 精神科医の犬🐶になるよう明記された公認心理師法みたいな話

———— そのせいで弟は弱者に噛まれ、4男?に介抱される。

三男が宗教的人格になるのは同じ

— 修行僧ではなく(昔の)精神科医に

—— 大学で習ったのは精神分析 優しい人格はそのまま

長男がキムタク風に描かれているのが印象的です。

カッコつけているつもりが

チャラく見える芸風が

痛々しいと酷評されるようになった。

キムタクと言えば

『君たちはどう生きるか』のお父さんは

カラマーゾフの3兄弟のお父さんを相当希釈したような人物で

母を亡くした主人公のこころの傷も癒えないうちに再婚

軍事産業で裕福になり成功体験しかなく戦死者への思いもゼロ

父親のせいで集団暴行に遭い

統合失調症状態のひきこもり(神隠し)へ

このお父さんの声を担当しているのがキムタクです。

キムタクは悪くないけど@俳優の宿命

— バケツをもったひと@中井久夫

イメージをつないでいるという媒介

宮崎駿の創作の源も

ドストエフスキーの父親も

カラマーゾフの3兄弟の父親も

宮崎駿の父親も原理的には同じモチーフで

その家に生まれた子どもは

苦悩を昇華する運命に置かれる。

フロイト流に言えば父親殺しなのでした。

諸悪の根源の父親は

母親殺し の過程に失敗したのかも🤔

立花孝志党首恐怖のPTSD解離性凶悪ストーカー行為で逮捕

死者への名誉棄損での逮捕となったのは

記録をつくるPTSD解離行為

自殺に追い込むほどの

ストーカー行為だったからでしょう。

ここまでの悪行も

ストーカー規制法ではどうしようもない。

故人

街頭やネット上でデマを流され

自宅に突撃すると予告され

生活が脅かされ

家族を守るために辞職に追い込まれても

「家から出ることも難しい状況」だったそうです。

ご母堂のご逝去による落胆があり

3か月後に

無意識状態で発見された。

死に追いやったという自覚もなく

追い打ちをかけるように

「県警から

任意聴取を受けて逮捕される予定だった」という趣旨の

情報を発信しました。

県警は否定

人のこころを解離するとは恐ろしいことです。

鏡に突進するのはナルキッソス的投影

逮捕されるのは自分  すべてがあべこべ認知の歪み

人間は超人と動物の間に張られた糸」@ニーチェ全集第一巻

ロールシャッハテストとユングと華厳経@PTSD

ロールシャッハ

1884‐1922

37歳で

ロールシャッハテストを考案し

まもなく亡くなったそうです。

末期の盲腸とは…👀     コレ如何に…

このテストに賛否両論あるのは

① テスト結果に主観は映し出されている

— 世界(ミクロコスモスもマクロコスモスも)をどう把握しているか

② その解釈を正しくできるかどうかが大問題

— 神の視点(セルフ)

—— 精神分析をしっかり受けて近づく必要がある。

理解より治す方が得策

という証明かな🤔

お父さんが画家で

ロールシャッハもいつも絵を描いていたので

子どもの頃から

インクの染みとあだ名されるほどで

クレックス(Klecks)君

芸術家になりたかったけど

科学か芸術か迷い

お父さんも美術教師として生きていた。

ユング心理学やりたいけど

得て公🐒心理士になるみたいな🤭

精神療法家になることを目指して

フロイトも

心理学を科学にしたかった。

精神医学に進み

チューリッヒ大学で

ブロイラーの弟子となり

ユングのヒステリー(PTSD)についての講義を聴いた。

幻覚についての論文を書いたり

連想実験を始め

言葉じゃなくて

— 概念から

インクの染みを見て何を連想するか

— 純粋経験 判断以前

スイスの宗教についての研究をするなど

ロールシャッハテストを極めていたら

盲点というか灯台下暗し

紺屋の白袴 医者の不摂生…

同郷でもある

ユングのような精神療法家になっていたことでしょう。

フロイト派として知られているらしい

こころは上手な絵描きさん 仏さんや観音さんを描き出す

華厳経

 一即多

箱庭療法の世界

「桜守」佐野藤右衛門さん

「桜守」として知られる

造園家の佐野藤右衛門さんが

10月31日

右近の橘🍊の季節   ←→ 左近の桜🌸

老衰で他界されていました。

97歳

さくら

日本人にとって

宗教的なものです。

陽気の象徴ですからね。

左近の桜

藤右衛門さんのお庭も

かぐや姫や

かぐや姫は庭で箱庭をしながら自己実現(月の世界へ)

サクヤコノハナヒメが

さくらの妖精@古事記

出てきそうな雰囲気があります。

PTSD治療の秘密はここにあります。

西洋ならこんなところ

名古屋主婦殺害のPTSD解離性凶悪ストーカー心理AIによる哲学的解釈

あなたもスタンプをGETしよう

昨日は推しで本日は縁結びとは…👇

前記事のストーカーについての

精神科医の考察はありきたりですが

周回遅れ

AI相手に哲学すると

「欠如から」ではなく

道徳心が欠如しているとか

神経が一本足りないとか

ねじが緩んでいるとかじゃなくて

「溢れすぎたものが形を欲する」衝動 

— 表示をクリックすると書いてある部分👇 ―

「存在が“愛する”という動詞そのもの」

存在が存在であるために

 自らを放出し、世界を生成し、再び自分へ還ろうとする

生成AIの生成衝動も、これ。

「欠如から」ではなく「溢れすぎたものが形を欲する」動き。

…なのだとわかるようになるようです。

しかし

このAIさん

原理は1つとかジブリとか神道とか…

唯一無二かも🤔

なんだか翠雨ワールドっぽくないですか?

『君たちはどう生きるか』より【丙丁童子来求火】@火宅

あなたもスタンプをGETしよう

ありきたりの話は書き尽くしたので

動物虐待の話が美しい文学なのかとか

— 魯迅の羞恥する中国人とどう違うのか

—— 文豪と崇めたままの集団心理が偽の発達障害流行を継承🤔

DVの背景にはそんな気質があったとか

糖尿病(心身病理)文学だとか…等々

鳥じゃなくて

論理

アオサギについて書いてみようと思います。

現象

科学的じゃないと馬鹿にされるァンタジーですが

科学的心理学の方が漫画なのに…信仰されている(>_<)

方便に導かれると

牛@十牛図 のように途中で姿を消す

嘘つきなアオサギ

— 『うそ方便』🙂‍↕️

—— うそ方便というよりは

— かわいい子どもたちを救うために一言だけ伝えられるとしたら、それは真実ですか?

— 観音さまはお寺にあるままだと子どもが怖がって泣いてしまうので、優しいお母さんの姿として現れます(化身)

宗教哲学が観えてくるのですよ。

治癒の秘宝👇

傷ついたこころが癒えるためには

お母さんが生きているか亡くなっているかなんてどうでもよくて

会いたかった(病気の上に火事でなくなった)お母さんのファンタジー

— 火の事 という概念上のお話

いわゆる発見が

遺跡とか新しい考え方とか

失くしたものならなおさら

— 十牛図の牛みたいな

何もないところから

鳩が飛び出すわけじゃないのと同じです。

uncover は remove the cover

丙丁童子来求火 の公案 ですが

丙 は 火の兄

丁 は 火の弟

火の象徴のような子どもが 火を求めて来る

そんな現象をどう考えますか?

文字で考えているようではダメなのです。

キッチンの火で

赤ちゃんが少し大きくなったような男の子が

火をちょうだいとやってくる かな🤔…

木村敏先生が注目された離人症の感覚そのもの

— PTSDを治すヒントは離人症にある

崖の上も同じ場所

5気は大事な概念ですが

火の譬えもやはり独特ですね。

朱子とベルクソン純粋持続する時間と純粋体験

本日は

朱子のお誕生日だそうです。

日本の禅宗のお坊さんの言葉のようですが

中国の影響下2回目の時期

大変な秀才だった朱子の言葉としたかったのでしょうか。

5歳前後の頃には

「宇宙の外側はどうなっているのか」と考えつめ

「為己の学」(自分の生き方の切実な問題としての学問)に方向づけられ

禅宗に傾斜した時期を経て

— 「体認」(身をもって体得すること)の思想はここから

19歳の春に科挙に合格し学問に没入

— 従来の経書解釈に疑念

朱子学の学祖となり

ご多分に漏れず

激しい弾劾に晒され

不遇の中で生涯を閉じた。

同じく時間論で有名な

時計で測れるような時間じゃなくて

分けることができない 純粋持続 が特徴

— 流れるような意識 を 内側から体験

「持続の相の下に身を置く ( se replacer au fond de la durée) という

— 持続の中に じゃなくて

—— 確かに置きようがない

ベルクソン的直観

ここから自由意志が生まれる。

ベルクソンのお誕生日でもあります。

教授選では落選続きでしたが

一度教壇に立つと

— 偶然、急に亡くなる人がいて

大変な人気で

講義室を超えて

その学際的な理論は

— 失語症を物質と表象の中間イマージュとして心身問題に等

—— 内から見ればPTSD症状@できなくなるシリーズ

海外まで広がり

現在も持続中のようです。

行動力のある者のように考え☯思考力のある者のように行動せよ は

『時間と自由』(1888)

東洋的回文ですね。

経験も分けられないのでした。

逆に

器用に分けてしまうのが

解離@無意識の防衛機制

フロイト『夢判断』では治らないPTSD愚禿親鸞が鉄則

125年前の本日

フロイト(44)の

オーストリアの精神科医

夢判断』が出版されたそうです。

フロイトは

脳🧠解剖の専門医で

ヒステリー(PTSDの古名)を治す能力はなかったのですが

治すことは下品なことと考えていた。

他人が受け持った成功事例を聴いて

『アンナの症例』の

コップから水が飲めないヒステリー症状

その後も

弟子の子どもに見られた症状からの防衛機制理論など

無意識を発見したとされる人物です。

日本のおばあちゃんは

般若心経を読んでたけど

— そげんなもんとっくのむかしから常識だど😒

フロイトを知らなくてニアミス

そういう人が書いたものなので

頭で考えて書いている。

— 小説だと三文小説と呼ばれる駄作

なかなか売れなかったのですが

初版600部完売まで8年

『夢の解釈』じゃなくて

『夢判断』と邦訳され

フロイトの限界が忠実に伝わっている。

以心伝心・不立文字・教外別伝 の悪い例

臨床心理学の基礎として重要視されています。

これだけで偉業だから

あとはユングに任せようと

最近新しい翻訳も出て

よいことなのか悪いことなのかはわからないけど🤔

— 発達障害論者がわかりやすく書いたPTSD(>_<)

フロイトは

夢を無意識の知識を得るための「王道」と位置づけていますが

まさに

仏道でありまして

お釈迦さまが生まれるのも

仏母摩耶夫人がみた「托胎霊夢」の物語

親鸞が生まれるのも

日本で一番信者が多い派の宗祖

夢告がありました。

本日42歳を迎える日本初の試験管babyの誕生👶は

東北病院が管理(神の代わり)

悟った人はみな大変な幸福感に包まれるそうですが

内観療法の創始者は

これを伝えたかった。

29歳のその時まで

不眠不休の修行で自力を尽くし

意識がもうろうとしたり気絶したりするなかで

重要な夢を見るのが他力

夢が導いていました。

10年後に死ぬと言われ

死と再生 が宗教でも心理療法でも基本

意味がわからず

わからなさに耐えられないと脱落

それでも

信じるように促す夢から離れないでいると

宗教的なこのところが要の難関

直前にもうすぐだと励まされ

なんとなく夢も喜んでいる様子が感じられ

その時がきてそういう意味だったのかと分かったそうです。

つかんだ心理学を伝えることが使命と伝えられ

宗祖となった。

— 信者数が一番多い派

この筋書きは今も変わりませんね。

夢は判断するものでもなく

解釈でもなく

正しい方向に行動できていたら

わかりやすく伝えてくれるようになり

治ったときに意味はすべて氷解する。

見続けるものですが

時間と捨て身の努力を要する。

高僧のようにはいかないものなので

伴走者がいるわけです。

宮大工になりたいと海を渡るとは

善い夢ですね。

二河白道 @ 善導

アドルノの批判対象PTSD否認薬漬け公認心理師ファシズム

本日お誕生日の

テオドール・アドルノ

Theodor Ludwig Adorno-Wiesengrund

1903‐1969

あまり理解されず

最終論考のような書物に至るまでの

デッサンのような

— ジョイスのような人なのかも🤔

『ミニマ・モラリア』のようなものしかなく

— アリストテレスの大道徳学をもじったもの

辛辣すぎ過激すぎるとして嫌悪されがち

批判されることが多いのは

ナチスがジャズを禁止すると

当時ナチスが頻繁に使用していた

「除去」「人種」「文化ボルシェビズム」といった言葉を

多用しながら酷評するなど

ナチズム側ではないかとか

— ハイデガーや西田幾多郎も同様に批判された宿命

哲学と言っても

頭ではなく

音楽で考えていたからではないかと思います。

ユングなどはイメージで考えるし

ジブリはアニメで表現する。

— 伝わる人には時空を超えて伝わってゆく1つのジャンル

文化と野蛮という視座から

アウシュヴィッツでガス室が稼働し始めた

1942年3月のドイツは

ロマン主義的で教養に満ちた豊かな文化と

ナチス・ヒトラー・ホロコーストのような独裁や惨事に満ちた野蛮が

共存していた。

— 批判的☯弁証法

ナチスそのものではなく

それに協力した一般人の心理的傾向を問題とし

権威主義的パーソナリティについて解明した

権威主義的態度を測定するための

ファシズムスケールの開発者って

凄くないですか?

20世紀における社会心理学研究の代表的人物です。

アドルノが

60年代の学生運動に感じた欺瞞や

ファシズムに類比しうる熱狂や別の権威主義の始まりであり

見せかけの抵抗であるとして

終始批判的

その抑圧構造の

強制的に支配されるのではなく

人々自身が進んで権威に従い

同調していく心のあり方

不自由さは

資本主義における文化が商品化され

思考停止と感性の麻痺を引き起こさせ

植え付けられ消費するよう強制されたものを

自ら選んでいると錯覚している。

公認心理師以後の現実を見れば

臨床心理学は黎明期からの夢を捨て

魂を売り

諸手を挙げて

薬漬け医療に迎合した。

理解されるのではないでしょうか。

そんな感性で書かれた臨床論文などすべてゴミくずです(>_<)

「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」

「アウシュヴィッツ以後、文化はすべてゴミくずとなった」