PTSD」カテゴリーアーカイブ

米軍帰還兵のPTSD研究2010④ 麻薬系はやはり拒否される傾向

エクスタシーの主成分である
メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)も
 ―押尾事件で普通の人も
  名前覚えましたね!

退役軍人21人の研究において良い結果が出て
注目を集めたが

この研究を支援した
幻覚剤学際研究学会(MAPS)によると
退役軍人管理局は今のところ
将来的な共同研究を拒んでいる。

   ―米麻薬取締局(DEA)は2004年
    PTSD治療にMDMAを使う臨床試験を
    許可している。

アメリカの研究者には
まだ
良心があるようですね。

こういう点を真似しなくてはなりません。

リ★リ★の前例
コン★ータの今

恐ろしい日本の現状には
目を覆うばかりです。
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米軍帰還兵のPTSD研究2010③ 脳スキャンにも変化が見られた

Lipov医師の
患者の1人
元海兵隊軍曹のJohn Sullivan氏(28歳)の場合
抗不安薬の処方では
症状の緩和がほとんどみられなかった。

しかし
STB注射によって
悪夢やフラッシュバック
および継続的な不安が
完全になくなったという。

Lipov医師はまた
STBの前後に
患者の脳スキャンを実施している。

PTSDに苦しむ患者の脳は通常
暴力的なイメージにさらされると
特徴的な「ホットスポット」が
浮かび上がるという現象が
認められるが

STBによる治療後
PTSD患者の脳は
その異常反応を示さなくなった
という。

(②にも書いたが簡単な方法ではない。)
神経痛や顔面神経麻痺
・突発性難聴・多汗症等の
治療で使われてきた方法でもあり

痛みの原因となる
神経線維の末梢神経や交感神経節に対して
局所麻酔薬を浸透させることで
神経の機能を一時的に麻痺させ
痛みの伝達をブロックするので

熟練した麻酔医が行なうが
ミリ単位の位置調整が求められる
危険性の高いものではある。
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米軍帰還兵のPTSD研究2010② 薬物療法

ウォルターリード陸軍病院
(Walter Reed Army Medical Center)は

2人の帰還兵に対して
星状神経節ブロック(STB)という治療法で
頸部にある神経の束に
局所麻酔薬を注入することで
一時的な症状緩和ではない
効果が得られたと発表した。

1人は現役で
もう1人は
20年近く前の湾岸戦争の兵役以来
心的外傷後ストレス障害
(PTSD)の症状に苦しんでいた。

10分ほどの処置で
両者とも
「顕著で持続的な緩和をすぐに実感した」
という。

そして
PTSDに分類されるような
症状があらわれなくなり

精神科医の指導の下
7ヵ月後にこの2人は
抗鬱薬と抗精神病薬の利用を
やめることができたと
いう。

この神経の束は
交感神経系の中枢で
体の「闘争/逃走」のストレス反応を調整している。

レイノー症候群など
様々な病気の治療に
何十年も使われてきた療法であるとはいえ
危険性がないわけではない。

最も一般的な危険性は
注射針を挿す位置の誤りで
神経系や血管系の損傷が起こるというものだ。

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米軍帰還兵のPTSD研究2010① 5人に一人はPTSD

米国防総省は

兵士たちの
心的外傷後ストレス障害
(PTSD)をどう治療するかという問題に

数年前から重点的に取り組んでいる。

イラクやアフガニスタンから帰還する
兵士の
5人に1人はPTSDに
罹患しているという推測も
あり

米軍はヨガや動物療法
鍼灸までも含め
症状を緩和する方法をさまざまに
研究している。
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米軍帰還兵のPTSD研究2010⑤ 治療法はまだまだかな?

PTSD研究に取り組んでいること
5人に一人はPTSDと認める姿勢は
とても評価できますが
治療法は
まだまだ…
ですかね。
心理療法家としては
心理的なものがないのが
ちょっと残念です。
いい方法があって
心理療法なんかいらないっていうなら
いいですけど
まあそれはありえないし
そうでもないしね。
神経ブロックの話はよく
分かりませんが
ロボトミー手術を思い出して
いけません。
(もう少しマイルドなものであるのは
 確かでしょうが…)
顔面麻痺にも使われていたとか。
これってPTSDなんですか?
結構多い病ですよ。
身近で遭遇します。
 ―たいていは原因不明って言いますが
 一人私にストレスを感じて発症したフシのある
 心理療法家いました。
そんなこんなで…
米軍の取り組みは
参考になることは少なかったけど
顔面麻痺に関してちょっと
見方が変わりました。

米軍帰還兵のPTSD研究2010④ 麻薬系はやはり拒否される傾向

エクスタシーの主成分である
メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)も
 ―押尾事件で普通の人も
  名前覚えましたね!
退役軍人21人の研究において良い結果が出て
注目を集めたが
この研究を支援した
幻覚剤学際研究学会(MAPS)によると
退役軍人管理局は今のところ
将来的な共同研究を拒んでいる。

   ―米麻薬取締局(DEA)は2004年
    PTSD治療にMDMAを使う臨床試験を
    許可している。
アメリカの研究者には
まだ
良心があるようですね。
こういう点を真似しなくてはなりません。
リ★リ★の前例
コン★ータの今
恐ろしい日本の現状には
目を覆うばかりです。

米軍帰還兵のPTSD研究2010③ 脳スキャンにも変化が見られた

Lipov医師の
患者の1人
元海兵隊軍曹のJohn Sullivan氏(28歳)の場合
抗不安薬の処方では
症状の緩和がほとんどみられなかった。

しかし
STB注射によって
悪夢やフラッシュバック
および継続的な不安が
完全になくなったという。
Lipov医師はまた
STBの前後に
患者の脳スキャンを実施している。
PTSDに苦しむ患者の脳は通常
暴力的なイメージにさらされると
特徴的な「ホットスポット」が
浮かび上がるという現象が
認められるが

STBによる治療後
PTSD患者の脳は
その異常反応を示さなくなった
という。
(②にも書いたが簡単な方法ではない。)
神経痛や顔面神経麻痺
・突発性難聴・多汗症等の
治療で使われてきた方法でもあり
痛みの原因となる
神経線維の末梢神経や交感神経節に対して
局所麻酔薬を浸透させることで
神経の機能を一時的に麻痺させ
痛みの伝達をブロックするので
熟練した麻酔医が行なうが
ミリ単位の位置調整が求められる
危険性の高いものではある。

米軍帰還兵のPTSD研究2010② 薬物療法

ウォルターリード陸軍病院
(Walter Reed Army Medical Center)は
2人の帰還兵に対して
星状神経節ブロック(STB)という治療法で
頸部にある神経の束に
局所麻酔薬を注入することで
一時的な症状緩和ではない
効果が得られたと発表した。
1人は現役で
もう1人は
20年近く前の湾岸戦争の兵役以来
心的外傷後ストレス障害
(PTSD)の症状に苦しんでいた。

10分ほどの処置で
両者とも
「顕著で持続的な緩和をすぐに実感した」
という。
そして
PTSDに分類されるような
症状があらわれなくなり
精神科医の指導の下
7ヵ月後にこの2人は
抗鬱薬と抗精神病薬の利用を
やめることができたと
いう。
この神経の束は
交感神経系の中枢で
体の「闘争/逃走」のストレス反応を調整している。
レイノー症候群など
様々な病気の治療に
何十年も使われてきた療法であるとはいえ
危険性がないわけではない。
最も一般的な危険性は
注射針を挿す位置の誤りで
神経系や血管系の損傷が起こるというものだ。

米軍帰還兵のPTSD研究2010① 5人に一人はPTSD

米国防総省は
兵士たちの
心的外傷後ストレス障害
(PTSD)をどう治療するかという問題に
数年前から重点的に取り組んでいる。
イラクやアフガニスタンから帰還する
兵士の
5人に1人はPTSDに
罹患しているという推測も
あり
米軍はヨガや動物療法
鍼灸までも含め
症状を緩和する方法をさまざまに
研究している。

第十回日本外来精神医療学会でPTSD&DVのシンポジウム

シンポジウム1
児童・小児外来
「精神科外来での発達障害併存症へのアプローチ」
シンポジウム2
アルコール・薬物依存外来
「依存症をめぐる最近の話題」
シンポジウム3
DV,PTSD外来
「女性のトラウマに対する外来診療でのアプローチ」

1発達障害併存症目
 発達障害一辺倒よりは
 一歩前進ですか…

2依存症の背景には
 何があるのかなぁニコニコ

3DV&PTSD
 DVシェルター箱物化の反省は
 あるかな?
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