風の絵師第18話 ① 心理療法に欠けている井筒俊彦【象徴】を観る眼

主人公は

画廊の主人に言います。

「芸術家の
目に見えるもの
耳に聞こえるもの
感じられるものがある」

西洋哲学と東洋思想を
抱合した
井筒俊彦も

こんなこと書いてました。

「【易】の聖人の意識は、
広い意味での
シャーマン的意識。

そういう意識に直結した
特殊な目で
彼は外界をみる。

その彼の目に
事物は幽玄な象徴性を帯びて
現れてくる」

  ―『意識と本質
    ―精神的東洋を索めて』p210

ユング心理学に出会っても
これがわからないから
デタラメな
分析をして
心理療法ばかりか
人間の魂さえ
台無しにするのでしょう。

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