うつ病理解を曇らせる【内因性】という目くらましの術

いろんな人にPTSDの話をして
気づいたのは

うつ病が内因性の病であることを
知らない人が
多いことです。

知っている人も
内因とは体質みたいな素質で
後天的な心因(トラウマ)に対する
先天的つまりは遺伝性という意味での
内因
であると
知っている人はほとんど
いません。

公衆衛生の先生でも
説明してようやく
納得される場合がありました。
(納得されたあとは
大慌てです。
えらいことが日本で起きてる!と
協力的になります)

心理学では診断しないし
診断名なんてどうでもいいと
長らく思ってきたのですが

平成日本では
診断名が生死の分かれ道
なんですね。

患者さんがどういうつもりであろうと
医師は診断名に基づいて
治さない(治せない)でよいって
つもりですからね。

「遺伝性の統合失調症やうつ病は
心理療法の対象ではありません」と
話し出すと
どなたの顔も曇ります。
すかさず
「でもそのように見える
PTSDもあるんですね。
それはもちろん心理療法の対象です」
と言うと表情に光がもどります。

普通の人達にも
切実な問題なのが
伝わってきます。

その心理療法がよくなくて
という話をして
また表情を曇らせなくてはならないのが
悲しいところですしょぼん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です