月別アーカイブ: 2010年5月

韓国ドラマ『風の絵師』第十五話⑤ 五竹会と『竹取物語』に隠された秘密

皇帝は
幼くして父を亡くし
淋しいです。

しかも
陰謀により
皇帝になれなかった父の肖像画は
宮廷にはありません。

写真などない時代のことですから

かすかでおぼろげな
父の記憶が日々消えてゆく
不安もかかえています。

PTSDになりそうな
こころの負荷を背負って
老獪な大臣たちを相手に
公務をするのですから
大変なことです。

 ―似たような心境の人が
 いかに多いかの証左でしょうが

策略陰謀渦巻く世界に生きる
韓国時代劇の人間たちは
平成日本の私たちのように
単純気楽ではなく

考えられる不幸な事態を予想して
いろいろ手を打ったようです。
(あきらめないところも
すごく勇気づけられます)

悪事がばれ
皇帝として追尊される可能性を
畏れる陰謀者にみつからないように

五竹会という
画界の5人のメンバーの肖像画の
眼耳鼻口あごのパーツに1つ1つ
絵を隠したのです。

10年前に暗殺された
大画人が似てない肖像画を
5枚も描いたことを
妙だと思う主人公らには
解決の糸口が見えました。

今の日本の専門家なら
老衰で筆が衰え
認知症の兆候もあると

言うでしょう。

わが国の心理学会も10年前に
変質しました。

私も絵師のように
『竹取物語』の公案を
解きつくしたいと
考えています。
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韓国ドラマ『風の絵師』第十五話④ 一休さんのような頓知と絵と禅宗

肖像画のことを
『真写』とか
『写真』と呼んだそうです。

皇帝の肖像画などは
皇帝そのものですから

描く絵師は厳選され
身を清めて
ふさわしい画材で
制作されます。

大臣たちの嫌がらせにあい
完成した絵を否定された主人公の絵師は
その絵を自ら破って
死刑宣告されたほどです。

しかし
皇帝の頓知で
救われました。

どんな頓知でしょうドキドキ

大臣と自らをつなぐ
唯一の通路に
破かれた肖像画を置いたのです。

大臣たちは悩みます。

「踏むべきか
踏まざるべきか…」
   ←二元論音譜

選択した答えは

肖像画とは認められないと
否定したわけですから
「よし!踏もう!」

皇帝は
「なぜ踏んだ?」

大臣
「皇帝の肖像画ではないからです」

主人公はなぜ死刑宣告されたのかと
皇帝は聞きます。

罪もない人間を殺すような
理不尽なことをいつもしているのかと。
(図星爆弾です)

まるで
一休さんのマンガみたいだな…
と思い

韓国通の哲学者に聞いてみますと、

韓国ドラマは歴史に忠実だが
禅思想がいきわたってるからネ!
とのことでした。
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韓国ドラマ『風の絵師』第十五話③ 生死を司る絵画のパワーで自己癒しを!

笑わない子を
笑わせることに
成功しました。

色即是空 空即是色

絵は
形あるのものですが

形なきこころに
影響する力があります。

頑固で有名なおじいさんすら
笑うのですから

一見頑固で強情で
手に負えない無意識も

きっと動かせるはずです。

古墳の壁画劣化は
一人の高名な臨床心理学者の
こころを一撃し
死に至らしめましたよ。

教科書的には
PTSD罹患者自らが
描いて
信頼できる人物とそれを
共有するのですが

『般若心経』など解せない
心理療法家に
見せるのは無意味どころか
危険ですし

ユングの自己克服の例もありますから

絵画による自己癒しを
お勧めします。

万人のこころをうつという意味では
美術館や博物館
あ、それから
仏像仏画はいいですね。

道路へのアスファルト代などを
文化事業にお願いしたい
ものです。
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韓国ドラマ『風の絵師』第十五話② 【般若心経】からみた現在の【発達障害】観

笑わない男の子は

確かに
無愛想ですが…

おじいさんに言われて
見知らぬ絵師と同席できます。

まばたきが多少多めですし
表情もなくはありません。

かつて言われた
自閉症
【カナー型】では絶対ないです。

自分のために描かれたという
絵を観る様子は

真剣で
賢そうな表情に変わり

笑い

「絵から音が音が聴こえてきました」

と紙に書きました。

絵から音を聴くとは

非常に高度で繊細な
感覚ひらめき電球です。

色即是空
(かたちあるものはかたちないもの)      

空即是色
(かたちないものはかたちあるもの)

眼耳鼻舌身意
(五感とこころですが…)

無眼界乃至無意識界
(眼の領域なんてないし
こころの領域なんてない)

【発達障害】や
【適応障害】扱いされている子たちの
多くは

『般若心経』の世界にいるのです。

一昔まえのおばあさんたちが
ありがたがって唱えた
『般若心経』の
哲学の世界です。

戦争や貧困や差別や
辛いことが多かった時代の
おじいさんおばあさんは
この世界にまで深く降りて
魂を常にリセットさせる
必要性を実感していたのでしょう。

意味はわからなくても
その哲学性に
癒されていた
のだと
思います。

色でも空でもない
というのは
陰でも陽でもない
ということですから

陰陽五行の
【一太極二陰陽】の哲学です。

エジソンやモーツァルトも
アスペルガーだったという
理論がありますが

それは
むりやり
西洋理論に当てはめて言ってみただけのことで
「日本人は12歳レヴェル」との
マッカーサーの失礼千万な発言と同様です。

あのときと
今は状況が全く違うのです。
怒ってください!

こころのメカニズム的には
このドラマの笑わない子と
同じです。
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韓国ドラマ『風の絵師』第十五話① ユング心理学【全体性】

笑わない子に対して

「可愛い気がない」
とか
「親のしつけがなってない」
という世間と

「発達障害の疑いがあります」
「最新の薬飲んでいただいて
経過をみましょう」
という専門家は

同レベルです。

ドラマのように
なぜ笑わなくなったのか
必死で観察し

それでもわからなければ
その子の周囲にいる人達に
聞いてでも
背後を探り

人間の魂として
全体的に判断し
支援すべきです。

少なくとも
私の学生の頃の常識は
そうでした。

PTSDを自己克服した
ユングという人も
【全体性】を大事に!
そう言っています。
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朝日新聞『獅子頭』第五十六~五十八話 スイカを食べるとなぜ元気になるのか? 

おいしく食べ終わったスイカの皮を
無造作に捨てようとしたところ

雲紗が
なぜ捨てるのか?
と聞きます。

『なぜって…
何を言い出す。
スイカの皮だぞ!』

二順の声が聞こえてきそうです。

雲紗は
自分の父が
スイカの皮の料理を
いろいろ創作したこと
クセがないので
案外何にでもあうこと
身体を涼しくするスイカの作用
もちろん皮にもあることなど
教えながら

学校にも行ってなくて
勉強もできなくて
何のとりえもないように
見えるけど

やる気になったら
何とかしてきた
二順のことを
スイカの皮みたいな人間だと
言います。

凄い奥さんですね。

ほめられてるのか
けなされてるのか
わからないようで

凄く励ましています。
その人の魂に対する信頼感が
ビシビシ感じられます。

二順の目がまた光りました。

新しい世界に飛び込む不安を前に
価値観や人生観を更新することが
できたのでしょう。

こんな心理療法がいいですね。

人間が元気になるのは
先入観をうまく超えたときで
リセットの法則は
二元論でなくて
【一太極二陰陽】です。
太極が元気のふるさとですから。

スイカのおいしいところは
赤と黒で
太極の色
です。
(作家の無意識は
陰陽五行でできてる証です。
偶然にしてはできすぎてますし
知的操作には限界があります)

スイカの皮を
不要物としかみないような
(一元論・一言居士)
心理療法はダメですし

スイカの皮と人間は別物だとしか
考えられないような
(象徴を使えない)
ユング心理学もだめです。

あなたには
かぐや姫やスサノヲの涙の意味が
わかりますか?
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『シャッターアイランド』人格を決めつける精神科医

大きな
新聞広告には
GWは謎解きへ
 あなたは、ここに気づいたか?

 

60個以上の謎ポイントがあり
そのうちの3つが
書かれてますが…
私は真ん中のこれ1つでいいから
気づいてひらめき電球ほしい。
人格を決めつける精神科医
デス。
医学部入学できる
知能からすれば
そう見えるのかもしれないけど
容易に人を
無能扱いしすぎる。
少々元気がない時も
自分のお受験に命を懸けてる
ママンのご機嫌とりながら
発破をかけて
勉強してきたかもしれないけど
社会適応しにくい人の辛さに
あまりに共感できない
鈍感さがある。
(これって
精神科においては
立派な【適応障害】ですよ!)

私が病院で治験に関わってた頃は
「あの心理検査
難しいね」という
素朴な医者いましたが
今は一律
【発達障害】
【適応障害】
【ボーダー】
ですから…
この映画って
『ダビンチコード』とか
『ロスト・シンボル』みたいなの
ですか?
【象徴】が読めず
表面的にしかみないような
(表面もみないってのも多いけどあせる
そういう現状を警告しているような…

韓国ドラマ『風の絵師』第十五話⑤ 五竹会と『竹取物語』に隠された秘密

皇帝は
幼くして父を亡くし
淋しいです。
しかも
陰謀により
皇帝になれなかった父の肖像画は
宮廷にはありません。
写真などない時代のことですから
かすかでおぼろげな
父の記憶が日々消えてゆく
不安もかかえています。
PTSDになりそうな
こころの負荷を背負って
老獪な大臣たちを相手に
公務をするのですから
大変なことです。
 ―似たような心境の人が
 いかに多いかの証左でしょうが
策略陰謀渦巻く世界に生きる
韓国時代劇の人間たちは
平成日本の私たちのように
単純気楽ではなく
考えられる不幸な事態を予想して
いろいろ手を打ったようです。
(あきらめないところも
すごく勇気づけられます)
悪事がばれ
皇帝として追尊される可能性を
畏れる陰謀者にみつからないように
五竹会という
画界の5人のメンバーの肖像画の
眼耳鼻口あごのパーツに1つ1つ
絵を隠したのです。
10年前に暗殺された
大画人が似てない肖像画を
5枚も描いたことを
妙だと思う主人公らには
解決の糸口が見えました。

今の日本の専門家なら
老衰で筆が衰え
認知症の兆候もあると

言うでしょう。
わが国の心理学会も10年前に
変質しました。
私も絵師のように
『竹取物語』の公案を
解きつくしたいと
考えています。

韓国ドラマ『風の絵師』第十五話④ 一休さんのような頓知と絵と禅宗

肖像画のことを
『真写』とか
『写真』と呼んだそうです。
皇帝の肖像画などは
皇帝そのものですから
描く絵師は厳選され
身を清めて
ふさわしい画材で
制作されます。
大臣たちの嫌がらせにあい
完成した絵を否定された主人公の絵師は
その絵を自ら破って
死刑宣告されたほどです。
しかし
皇帝の頓知で
救われました。

どんな頓知でしょうドキドキ
大臣と自らをつなぐ
唯一の通路に
破かれた肖像画を置いたのです。
大臣たちは悩みます。
「踏むべきか
踏まざるべきか…」
   ←二元論音譜
選択した答えは
肖像画とは認められないと
否定したわけですから
「よし!踏もう!」
皇帝は
「なぜ踏んだ?」
大臣
「皇帝の肖像画ではないからです」
主人公はなぜ死刑宣告されたのかと
皇帝は聞きます。
罪もない人間を殺すような
理不尽なことをいつもしているのかと。
(図星爆弾です)
まるで
一休さんのマンガみたいだな…
と思い
韓国通の哲学者に聞いてみますと、
韓国ドラマは歴史に忠実だが
禅思想がいきわたってるからネ!
とのことでした。

韓国ドラマ『風の絵師』第十五話③ 生死を司る絵画のパワーで自己癒しを!

笑わない子を
笑わせることに
成功しました。
色即是空 空即是色
絵は
形あるのものですが
形なきこころに
影響する力があります。
頑固で有名なおじいさんすら
笑うのですから
一見頑固で強情で
手に負えない無意識も
きっと動かせるはずです。
古墳の壁画劣化は
一人の高名な臨床心理学者の
こころを一撃し
死に至らしめましたよ。
教科書的には
PTSD罹患者自らが
描いて
信頼できる人物とそれを
共有するのですが
『般若心経』など解せない
心理療法家に
見せるのは無意味どころか
危険ですし
ユングの自己克服の例もありますから
絵画による自己癒しを
お勧めします。
万人のこころをうつという意味では
美術館や博物館
あ、それから
仏像仏画はいいですね。
道路へのアスファルト代などを
文化事業にお願いしたい
ものです。