月別アーカイブ: 2010年6月

PTSD発症の不安と守りと

絵の殆どは
巨大な森
うっそうとしている。
 
何が潜んでいるか
わからない不安…
盲目的に
バクシンする

PTSD研究家翠雨の日記
顔のない集団への
適応に疲れ
トラウマに向かいだした。
PTSD研究家翠雨の日記
同時に(同じ絵のなかに)
それを静観する
もう一人の自分
 ―しかも背中で感じている。
あせりの最中に
釣り糸をたれ
待つことができる自分がいる。
ここで釣りあがったものが
いずれ
自己実現の支えにおお化け(変容)するのを
知っているから。

梅原猛も『葬られた王朝 古代出雲の謎を解く』(新潮社)で自説撤回

古代史ファンら100人の前で
あいつぐ
古代史を塗り替える
貴重な発見から

約40年前に書いた
「神々の流竄(るざん)」での
自説を撤回し

「神話に匹敵する遺跡があったと
言わざるを得ない」とし
古事記や日本書記の記述を基に
梅原流の解釈を分かりやすく
紹介したそうです。
 ―内容はさておき
 間違いを認めることは
 なかなかむつかしいことです。
 特に学者には!
大国主命におわびをしたい」と講演を締めくくり
会場を沸かせてます。
ユング心理学を普及させ
PTSD死した
河合隼雄のお友達です。
ユング派も非を認めだしています。
 ―【解離否認】の発達障害から
  創造的【解離】研究に!
  まだ一人ですが…あせる
PTSD罹患者の皆さんの存在は
科学的根拠となり
動かぬ証拠となり
PTSD研究見直しの
総仕上げに
貢献することでしょう。

不立文字

悟りや
空や無は

言葉では語りつくせない
 
という意味で
使うが

悟りは覚りとも書く。

それは自覚であり
気づきだから

自己実現
個性化の過程に
入ることも
小さな
 ―でも個人にとっては
  大きな
悟り

メカニズムは同じ

不立文字も同じ

禅僧がよく絵や書を書くように
クライエントも絵や箱庭を好む。

そして時に
マンダラも描く。
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【解離】という言葉の誤用による二次被害

  【赤子の手をねずる】
抗する力のないものを虐待すること

ちょっと古いことわざ辞典に
書いてありました。
いじめや虐待が
簡単に起こること
その普遍性
表れてます。
人間には良心がありますから
卑怯なことをするには
良心を解離させる必要が
あります。
【解離】をPTSD特有の
極端な病理現象と捉えるのではなく
普通にあることであるという
事実を認めることで       ←【否認】しない
かえって
PTSDは理解されるように
感じます。           ←【受容】
 ―学校では不登校やいじめを
  ながらく否認してきました。   
  うちの学校にはないと
  校長は言わされてました。
精神分析では
防衛機制は誰にでもあるが
使いそこなったり
過剰に依存した結果が病理であると
しています。

そして防衛機制の中には
高尚なものもある
のですよ。
心理学の乱世
定義も教科書もありませんから
不安を与える二次被害も
多いようです。
 ―かつては言うことを聞かない
  患者さんや学生に
  統合失調症を疑うと
  脅す専門家いましたよ!
赤ん坊は首をひねられて
生まれてくる
そうですね。

誤診されて
首をひねることから
PTSD克服の過程が
始まり
ますしね。
創造的な解離も
あるでしょう。
$PTSD研究家翠雨の日記
何事にも陰陽があるのです。
ここをさらに一歩進めた
理論の普及が待たれます。

空手を習い始めたDV家庭の学習不振男子と【百尺竿頭】

中学生の男の子
普通学級にいるが
勉強にはついていけない。
それでも
おとなしく授業を受けているのは
暴力教師の支配下にある学校特有の
緊張感漂う教室の雰囲気の
影響を受けてのことだろう。
ある日
顔を腫らし、青あざをつくって
登校した。
空手を習い始めたそうだ。
インチキ空手道場で
サンドバックがわりにされたのは
明らかだが
彼はやめないと言っている。
強くなりたいから。
彼の父親は酒乱で
DV家庭

夜中にパジャマのまま
逃げることは
普通になっている。
学校にも暴力教師
母も他の教師も
暴力を黙認している。

彼は強くなるしかないのだと
自覚したのだろう。
しかし
その自覚はまだ
最終結果ではないよと
気づいてもらわねばならない。
過酷な環境で
必死の思いで
生きようとし
必死の思いで決意した
その決意に対し
さらに進めと言わねばならない。
【百尺竿頭一歩進めよ】
禅の公案はお飾りではない。
このような形で
普通に生きている。
発達障害と言われるような子こそ
ガンジーみたいな【非暴力】の哲学に
全身全霊で取り組む必要に迫られているのが
この国の現実である。

仮面をつけない仮面ライダー

$PTSD研究家翠雨の日記

誰でも
これまでの経験から
自分なりの対人的距離のとりかたや
接し方を
無意識のうちに
作っている。

もちろん
それは変化するものだし

臨機応変に
柔軟に変化させたりすることも
ある。

仮面ライダーみたいな
仮面の象徴・権化が
仮面を脱いでいる。

彼の魂にとって
尋常ではないことが
起こっている証だろう。

仮面の下の
考え疲れて
実際より随分年をとった
表情がそれを物語っている。

彼は実際にも
根本的なところで
 ―表面的には
 人当たりはいいし
 優しい。
人や社会との接し方が
わからなくて
戸惑っている。

何かこころの
本質的なものを
つかんで
変わらねば
もう生きていけないのも
わかっている。

みかけがぼうっとしてるし
留年してるから

いろんな診断名が
疑われているが

別の絵には
しっかりトラウマが表現されていた。

トラウマがあると
対人関係が
多かれ少なかれ破壊される。
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PTSDにおける自力と他力② ポニョみたいに駆け抜ける

鈴木大拙は
さらに続けます。

<意識して努力の極点に及ぶというと
もうこれ以上はできぬと思うところがある。

ここを突破する、

いわゆる百尺竿頭一歩進めるというか
ともかくも一歩踏み出すというと

ここに別天地が拓けてくる。

そこに自分の意識していなかった力が
働き出る>

百尺竿頭は
如人千尺懸崖上樹と同じこと
(ポニョ 崖の上の   でしたね!)

30メートルも
300メートルも
怖いのは同じ

怖すぎてできない?
こんなの禅僧の専売特許だろ?

そうあきらめてほしくないから
宮崎駿は
『崖の上のポニョ』を
泣きながら苦労して創り

ポニョに
自力から他力への抜けを
 ―海の底から崖の上の宗助の家へ
  行きたい!という一念で駆け抜ける。

表現させたのですよ。
PTSD研究家翠雨の日記

海底の世界と
新しい家は繋がっています。

つながっているなら
それでいいとは
なかなか思えませんね。

つながっているのだから
見えないだけで
道はあるのだから
駆け抜けるのです。
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PTSDにおける自力と他力① 誤解されがちな他力

自力というのは
自分が意識して、自分が努力する。

他力は、
この自分がする努力は
もうこれ以上にできぬというところに
働いてくる。

他力は自力を尽くしたところに
出てくる。

窮すれば通ずるというのも
これである>

鈴木大拙『禅とは何か』からです。

自力は普通に言われている意味で
まちがいないと思います。

他力は誤解されやすいですね。

1つは
他力本願という風に使って
依存的ながんばらない性質を
指すことが多いです。

しかし他力本願は本来
すごい言葉です。

2つめは
自力と他力
言葉にしてしまえば
真逆です。

男女
天地
白黒
大小
長短
善悪

陰陽ですね。

これが繋がっている
片方を尽くせばいつのまにか
真逆になるという発想です。

自力の中に他力もある
他力の中に自力もある

$PTSD研究家翠雨の日記

そういう視点も大事ですが
 ―自力だと思っていても
 それをさせてもらってる恩恵は
 あるし
 他力だと思っていても
 自力を認められてのこと
 だったりする。

PTSDに関しては
もう1つ

先に
鈴木大拙の書いているような
自力から他力への抜け

肝要にになると
感じています。
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百尺竿頭から3歳児落下死亡の悪夢

札幌で
マンション11階から
転落した
3歳女児が死亡しました。
事故当時
自宅に独りでした。
しかも
ベランダは高さ約1メートル10センチですが
タイヤが積まれています。
11階は

地上30メートルだそうです。
【百尺竿頭一歩進めよ】ですね。
名前は夢叶ちゃん

宮崎監督は
こんな子どもの悲劇を防ぎたくて
『崖の上のポニョ』を
 描いたのに…
この放置は
ネグレクトで
虐待でしょ?
自己実現の
本質的な原理が
間違って
行動化されてしまうことが
増えてます。
こころのケアに
ありえないことが
起こってることも
無意識を根本から
狂せている一因だと思いますよ。

赤ちゃん骨折くりかえす女性のこころの闇


赤ちゃんがかわいい
幸せそうでうらやましい
という
健常な感覚と
赤ちゃんを傷つけ
家族を悲しませる
異常な行動との間に
解離が
あります。
解離があれば
何でもできます。
 ―特攻隊は
  マインドコントロールと
  少量のアルコールで
  自殺しました。
世の中が
物理の世界に変貌します。
【赤子の手をひねるようなもの】
  ―今回は足ですが
この言葉
案外怖い言葉ですね。
実際にはしないにしても
【解離】感覚が
無意識的なものにしろ
認められていた証です。
PTSDって
根深いですね。
そういうこころの闇に対する
認識と解離させないための
文化的装置が
消えたのが
PTSD増加の原因の1つかも
しれません。