月別アーカイブ: 2010年7月

秋葉原無差別殺傷事件の不可思議な【記憶障害】はPTSD

加藤智大被告(27)は
事件当時の行動について
「記憶が途切れていて一部しかない」と
述べてます。
一方で
被害者への気持ちを
聴かれると
「Aさんは●▽という症状で
~だから気の毒に思います」
「Bさんは~で~だと思います」
驚くべき記憶力です。
被害者の現状にきちんと向き合い
それを記憶し
そこから反省できてます。
記憶力はよいけど
記憶が飛ぶ
そういう
記憶障害であることが
明らかにされました。
極度のストレス状況で
【解離】するからですね。
やはりPTSDですね。

「 TSUNAMI 」とスサノヲ

音譜風に戸惑う弱気な僕                   
通りすがるあの日の幻影                
本当は見た目以上                   
涙もろい過去がある

   ―トラウマ連想しますね

                   
音譜見つめ合うと素直にお喋り出来ない                   
津波のような侘しさに                   
I Know …  怯えてる, Hoo…
   
   ―対人関係これで複雑化しますね。
    スサノヲはアマテラスに会うと大暴れ…                   
     
音譜深い闇に夜明けが来る                  
本当は見た目以上                   
打たれ強い僕がいる

   ―でも大丈夫!                 
        
                
音譜人は涙見せずに大人になれない

   ―スサノヲも泣き虫でした。

泣くこと
弱さを認めること
トラウマを認めること

大事みたいですね。

                   
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星和書店『精神科臨床の星影』への期待

PTSD研究家翠雨の日記
震災なんてのがあって
PTSDって言われ始めて
こころのケアとか
トラウマとかいう言葉が
新聞に踊ってた頃を思い出し
 ―申し訳ないことに
  この頃は
  気分悪くなってた…
銀河鉄道に乗り込んだそうです。
(イメージの世界です)
ユング心理学も大流行してましたね。
賢治の世界にこころを遊ばせるうちに  ←これ大事です!
「魂のふるえ」って感覚も
思い出したようです。
精神科も少し変わるかな?
野心的仕掛けによって
芳醇な臨床世界を開示することに
成功した好著」って
書かれてます。
こんなの
当たり前だったのにね。
 ―言わせてもらえば
  わざわざPTSDって言葉も要らなかった。
  心理療法家は心因反応しか扱えないのだから。
また「野心的」って
言われるようになってしまった
この20年
取り戻せるでしょうか?
なんとしても
取り戻さねばなりません。

韓国元挺身隊の人々の苦悩とPTSD

PTSD研究家翠雨の日記
日本に行けば
学校に通えて
お金ももらえるって
学校の先生に勧められて
いい話だと思ったから
姉まで誘ってしまったが
実際は
鉄条網つきの寮に入れられ
お給料どころか
食べるものも殆ど与えられない
監視つきの重労働
戦後
帰国すれば
「慰安婦だったんだ」と
陰口や差別に会う。
離婚になった人もいる。
挺身隊も慰安婦も
なかったと言い張る勢力も
あるし…
現在80歳前後の人達の
置かれた現状ですが
苦しみははかりしれません。
PTSDになった人も
たくさんいるでしょう。
戦争はやはりいけません。

「IONA私は美しい」の光と影とPTSD

PTSD研究家翠雨の日記
顔の半分だけに
凄い光を当てて
「私は美しい」
朝晩毎日
強力な暗示ですね。
昔のCMは
結構心理学的です。
お顔の場合は
これでよいのですが
こころの場合は
あんまりこれやると
【抑圧】した
裏の【影(シャドゥ)】が
暴れ出すんですよね。
無意識的だから
本人は気づかないわけだけど…

【アニマ女性】酒井法子『鏡のドレス』とPTSD

アニマとは
内なる女性性
アニムスは
内なる男性性
人間は
無意識的には
両性具有です。

このバランスが
人それぞれで
場合によっては  ←無我ですから
男性的な女性
女性的な男性も
おられますよね。
【アニマ女性】は
  ―もしかしたら
   河合隼雄の造語かもしれないけど
  (これは河合ユングと呼ばれている)
表面的にはモテる。
なぜか?             ←よい子はマネしないようにねドキドキ
相手の投影を何でも引き受けるから。
『優しそう』と感じられ
期待されたら
優しい人になり          ←都合のよい人
『悪魔みたいな子だ』と感じられ
それを期待されたら
悪魔みたいなことをする子になる。 ←人格障害くらい朝飯前
…もうわかりますね。
これは古典的には
ヒステリー 
 誤解が多い言葉ですが
 60歳くらいの人には
 PTSD理解の通路になる。
いまはPTSDって呼ぶ症状です。
無意識的な感受性の高さ
ウルトラ外向性です。       ←才能
ユング心理学には
【ペルソナ(仮面)】って
概念もあるわけですが
酒井法子の
【鏡のドレス】ですね。
ノリピーはその哀しさを歌っていますね。
「普通の女の子に戻りたい」って
引退した3人組もいました。
モテるって喜んでる場合じゃないのです。

『チャングム』第十一話  宦官

チャングムの養父
(多才で知恵が回るが
おっちょこちょい)に

宦官
(去勢された人)に
精力剤を売りつけた疑いが
かかりました。

宦官の雇い主は
涙ながらに怒ります。

「可愛そうに
あの子がどんな気持ちで
毎日遊郭に通ってるかと
思うと…」

養父にはそんなものを作る
財力はなかったのが
証明されましたので
原因は藪の中ですが
  ―プラシーボ効果なのか
   トラウマからの依存症になったのか
   わかりませんが

おそろしい雇主に
やさしさを感じます。

平成日本の相談現場では
親も相談員も
「困ったこと」としてのみ
あたふたし

そこに精神科医がやってきて
「あの子、発達障害ですから」

鶴の一声で
一件落着ですが 

子どもにとっては
地獄の苦しみが始まります。

金銭持ち出しをめぐって
親子の闘争

疲れ果て
解離性遁走ののち

遠方の駅で
髪を金髪にし
上半身裸で
保護された子もいましたよ。
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『チャングム』第十一話  高次脳主型自己実現

チャングムには
幼い頃
両親から
人に言ってはならないと
言われていた秘密

があります。

しかし
それを言ってしまったために

両親は殺され
チャングムは孤児になりました。

今回また
その秘密を言わねば
命がないという危機に
見舞われています。

トラウマの再燃です。

チャングムの
指導女官は
かつて
親友(実はチャングムの母)が    
不実の罪で殺されるのを
無念の気持ちで
見ています。

もう二度とあのような無念を
感じたくありません。

こちらもトラウマの再燃です。

同じトラウマの再燃
なのですが

片方は言わせたい 「なぜなの?」
片方は言えない  「言えません」

思いは同じなのに
1つになりません。

トラウマの複雑で
難しいところです。

しかし
それでも泣きながら
一生懸命
こころを通い合わせようとしていると

思いがけないことから
チャングムは
また危機から脱出できました。

これも【一太極二陰陽】かな?
 ―言わなければならないし
  言ってはいけない葛藤を
  高次で超える。     

高次脳機能障害は
【高次脳主型自己実現】って
呼ぶべきだひらめき電球
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【米帰還兵PTSD癒しと予防】の会の実際

イラクで
アフガニスタンで
「強い軍人」を精一杯演じ

帰還後

(米軍はごくろうさんと
言ってくれるが)

【罪悪感】【自己否定】という名の
内なる【精神的な拷問】に苛まれ  

心が崩壊寸前まで
追い込まれた人達が
たくさんいます。

まだそうなってはいない人も
そうなる危険性が高いことは
うすうす感じています。

特別難しいことは
していません。

戦争体験を語ればよいのです。

そうすれば
今にも
暴風雨が起こりそうな記憶に
【解体】と【再構築】を
起こすことができます。

詩を書くことで
自分の言葉をみつけた人もいます。

語ること
表現すること

そこから自分を取り戻します。

PTSDで大事なことです。

聴く仲間がいたら
最高です。

上から目線で
あーだこーだ

「うつ病だよ」
「ADHDだね」

「コンサータどう?」

そういうデタラメな専門家の
出入り禁止が
お約束です。
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振り切り走る愛子さま

何年生だったかな?

まだまだ
無意識的な記憶に
支配されるお年頃
ですひらめき電球

天皇家って
日本の【象徴】でありひらめき電球

日常は祭祀ですからねひらめき電球
  ―もちろん
   陰陽五行説の具現化です。

ある種のシャーマン家です。

553年に
文化的国際国家中国から
陰陽五行説が伝わり
辺境の田舎の国日本は
言うにいわれぬ凄い
ショックを受けましたひらめき電球

それで
その陰陽五行説を【否認】せず
 ―あんなのたいしたことないわ!
  なんて強がらず

陰陽五行説に直面(学習)し
文化に取り入れながら
国の基礎を創ったのです。

まず生まれたのが
『古事記』
  ―揺るいだ
  (なかった)   ←無我ですから
  アイデンティティ
  (自我同一性)を
   確立した記念碑です。

重要登場人物
スサノヲは
既成のものを破壊し
罰を受け、追放されることで
遁走しながら

天皇家の基礎を創りました。

…多分
愛子さまはそれで
振り切るんだと思います。
 ―自分の家のことや
  お母さんのきもち
  何も傾聴せずに
  もてあそぶような風潮を
  振り払いたいってのは
  半ば意識化されてると
  思いますが…

本人は無自覚で
ただ、そうしてしまうだけだと
思いますが

やはりシャーマンの子孫です。

アフリカのシャーマンは
子どもたちの行動から
豊作凶作や戦争の予兆などの一大事
読み取りますよひらめき電球
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