『生きながら火に焼かれて』のスアドさんの事例

PTSD研究家翠雨の日記

17歳で恋をし
妊娠した
ヨルダン人
スアドさんは

彼女の家族から
名誉を汚した罰として
火あぶりにされました。

しかし
ヨーロッパの人権保護団体によって
奇跡的に救出され

(字は書けないので)     ←この地の女性は学校に行きません。
記憶を筆記してもらいました。

記憶の想起には
思いがけない治癒効果があり
(彼女は分析医よりよいと言います)

幸せな結婚をし
第二の人生を歩んでいます。

母親とは
人間らしい会話など
したことがありませんが
 ―3人以上の女の子は要らないので
  7人は殺したような母親
  この地では普通らしいが
  無表情の意味がよくわかった…  

ご自身の娘さんとは
あれこれ本当によく話すそうで
(恋愛の危険も幸福も)
娘さんは彼女を受け入れ
彼女も娘さんに妙な投影を起こさず
一人の女性として対応します。

さらには

同じように
「名誉の殺人」という
忌まわしい因習の犠牲者に
なっている
年間6000人以上の少女たちのために
活動されています。

日本にも
【臨床心理士】じゃなくて
【口述記録師】がいたら
いいですね。

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