月別アーカイブ: 2010年11月

PTSD治療には『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』の距離感

ルワンダの虐殺は
100日間で80万人に及んだと
されますが、
性暴力も凄まじく           ←PTSDになりますひらめき電球
1万から2万5千人の女性が
苦渋のなか
子どもを産みました。
$PTSD研究家翠雨の日記
この親子は
無表情です。
 ―怒りも、嘆きも、笑みも浮かびません。
  顔に傷跡が残るだけです。
共感を呼びかけるような    ←共感神話ひらめき電球
写真ではないし
 ―「はいチーズ!」とか
  「悲しみを訴えかけて!」とか
   ではなく…
単純化して
わかった気にさせるなんて
問題外なのです。
被写体との距離感
この写真家の
節度と誠実さを
【象徴】しています。
「言葉にならないからこそ
芸術がある。
わからないからこそ
見続けよう
聞き続けよう」と
思えるのだと

 ―象徴が生きているというのは
 こういうことです。
写真家の卵たちには
呼びかけますが
一般には
平然と読み通せる人は
いないはずだし
受容には
相当な覚悟が必要だとわかっているから
無理に読めとか
お勧めとかしていない。
 ―無理に読んでも
 わからない。
 知的欲求で読ませるものだから。
しかし
本当はわかってほしいのです。
でなきゃ
人類が滅亡してしまうから…
朝日新聞さえ
本日紹介しています。

首を絞められ焼き殺されそうになった女の子のトラウマ

午前5時半ごろ
下関市の
アパートで火事があり
すぐ近くの溝で
この家に住む
6歳の女の子
倒れているのが見つかりました。
女の子の首には
絞められたような跡があり
まもなく死亡しました。

隣の住民が
他の2人の兄弟を助け出し
火はすぐに消し止められましたが…
両親のことが
書かれていないので
わかりませんが
事件にしても
犯人が【解離】人格であることには
かわりありません。
この女の子
かわいそうすぎますが
命がけで
メッセージ
を伝えています。
火災がこのところ
増えていますが
「単なる出火じゃないよ。
殺人だよ」と
教えてくれているのです。
この事件の背後には
何人もの
【この女の子】がいます。  ←少女Aですね
PTSDになって
訴えている子もいるでしょう。
私はDVシェルターで
【この女の子】の箱庭を
観たことがあります。
お母さんにも事情があり
とても後悔していました。

朝日新聞土曜版「いじめは一生消えないトラウマになる」

20代から80代までの
モニターにアンケートを
取ったようです。

いじめられた経験のある人は
42%

 ―多いですネ。
  普遍的現象ですね。

そして

いじめは
一生消えないこころの傷になると
大きな見出しがありますし

トラウマという
言葉も出てきます。

いじめを否認されたら
いかにショックかにも触れています。

また
昔は今のように陰湿なのは
なかったと
言う人がいるが
それは忘れているだけだと
無意識の
心的防衛の可能性さえぼんやり
示唆していますし

いじめの被害者が加害者になったり
加害者が被害者になったりすることも
「そうなんだよねぇ。みんな知ってるよね」って感じで
書かれています。

いじめ自殺の校長も
こういうのを
知らないはずはないですよねニコニコ
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PTSDにおける死と再生の10年

また
本人のブログからパクリ
     ダウン
$PTSD研究家翠雨の日記
本日
朝日新聞の【ひと】
花輪陽子さん
 ―華厳と陰陽五行を一緒にしたような
  恵まれたお名前ドキドキ
悠々自適な生活をしておられたようですが
昨年
リーマン・ショックのあおりで
飲みかけのコーヒーも
そのままに
5分で私物を片付けて
8年間勤めた会社を追い出されたそうです。
こういう凄いショックは
ストレスの中でも
大きいものですよ。
だって
 生活がかかってるんですから。
 ―生活って
 命と密接な言葉だって
 今気づいたひらめき電球
失業に至った10年間を
漫画にして
スクリーンに映し出した     
 ―この手法よく伝わりますよ合格  
  私はパワーポイントで
  ポニョを使って実感ひらめき電球
リストラを機に
生活を見直し
危機を乗り超えた
体験談が
人気だそうです。
高雄さんのブログに
書かれてた。
人が亡くなって
神さまになるのに10年かかる
って。  
 ―間違ってたらごめんなさい。
 文責は私にあります。
故人が
遺された人のこころに
1つの記憶として
定着する時間かな
 ―仏々祖々と
  道元なんかは書きます。
  仏と祖先は一緒です。
  だってそれが集合的無意識そのものだから。
PTSDで死にそうな目に遭うにも
10年くらい
かかってることが
多いのではないでしょうか。
 ―もちろんASDなんてのもあるけど…
ならば
治すのも10年くらい
かかるかなと思います。
 ―身体の病でも
  食生活とか見直して
  ゆっくり治しますね。
薬で一気に治そうなんてのは
甘えであって
魂への冒涜だという想いが
さらに強まりました。

米国で無差別テロ未遂の19歳少年逮捕

米オレゴン州
ポートランドで

昨日

ソマリア出身
同州在住の
米国人の少年(19)
逮捕されました。

FBIが
テロ計画を察知して

おとり捜査を続けていたので

少年が起爆しようとしたものは
FBIが事前にすり替えた
無害の物質で

未遂に終わりましたチョキ

少年は
パキスタン北西部の
テロリストグループの一員と
電子メールで接触するうち

米国外の
別の人物から
テロの手ほどきを
受けるようになり

15歳の時から
「ジハード(聖戦)」の実行を
考えていた
といいます。

テロ行為は犯罪ですから
未遂に終わって
よかったわけですが

少年は失意のどん底で
不安や罪悪感、恐怖のコンプレックスに
押しつぶされそうになっていることでしょう。

パニック発作くらい起きても
不思議ではありません。

アメリカではどのように
対応するのでしょうか。

また罪はどの程度のものに
なるのでしょうか。

興味深いです。

ただ…

アメリカ行きの航空機は
最近
ボディチェックが
異常に厳しくなったようですねショック!

このままでは
事実上
半ば鎖国になるかも…あせる
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『おサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気』

PTSD研究家翠雨の日記
克服した人と
家族の視線で書かれたものです。
「12年目の精神科医です」と言う人が
まとめ買いして
患者さんに配ろうかと思ってると
書評しています

そういう人は
こういう本を
否定しています
ダウン
PTSD研究家翠雨の日記
「まともにコメントするのも
プロとして
恥ずかしいくらいなのですが・・。
著者の説が
まともなジャーナルで
レジェクトされて(当然)
しょうもない雑誌に
投稿したとか
「95%くらい治った」とか
意味不明な言い回しで満ちていた
トンデモ本です。
勝手に病名を作り出したうえに
MRIでは見えもしない
神経再生を
「うん、再生しているね」と言い切り
  ←自信のなさの【否認】=「うん」
脳機能をMRI(fMRIですらない!)で
評価する度胸は妄想性障害っぽいですね。
精神科医もいろんな人がいて
薬物療法のトレーニングが
ちゃんとされていない方は
おりますが

そういうレベルの話ですらないです。
この本を読んだ精神科医で
気分を害する人はいないでしょうね。
宗教本ですね。
このジャーナリストの書き方は
新興宗教の信者っぽいです! 」

PTSDの治療と予防における【素直】

朝日新聞で
81歳の女性が
書いている。
夫が亡くなって
みんなが
元気か?」と 
 ―やっぱり気すねドキドキ
気遣ってくれたけど
「心配かけまいと
懸命に元気を装った」
 ―人千尺懸崖上樹のポニョですねドキドキ
瞬く間に
一年が過ぎ       ←心理的時間
一人ぼっちになって
寂しくなり
孫に
本音を言い
ハグしてもらった。
でも
「元気が出たよ。
ありがとう」って
言う代わりに
口から飛び出した言葉は
「~しなさいよ。
~するのよ」
         …
ちょっと教えてもらった気がする。
タイトルは
『素直になるって難しい』
 ―この人も頭ではわかってる。
PTSDの人も
援助者も
頭ではわかってる。
トレーニング中
頭で理解してもダメって
相当言われるものです。
 ―自我肥大起こして
  ヘンになる学生もいるし…
  (ニーチェ気取りとかね)
援助者の上から目線目が嫌で嫌で仕方がなかったけど
 ―もちろん今でも嫌だけど
そういう人は
この点で素人同然なんだ…
精神分析で指摘されてますが
【素直】
英語なんかにはない
日本独特の言葉です。
 ―ポニョの宗介に宮崎駿は表現しました。
  誰もが無意識にもっている
  魔法みたいな
  極意です。
でもこの人
多分
トキさんみたいな人なんだろうな。
$PTSD研究家翠雨の日記
一人の人のこころのなかに
トキさんと宗介がいます。
魂の直観を信じて   ←悪魔のワナじゃなくて…
素直に跳ぶことです。

深刻なDV事情の南アフリカみたいになりたいですか?

最大都市ヨハネスブルクや
首都プレトリアがある
ハウテン州では
男性の
3人に1人を上回る
37・4%が
過去に女性をレイプ
した経験があるとの
調査結果を
政府系の研究機関
「医学研究評議会」
(MRC)が
一昨日
発表したと
複数のメディアが
伝えています。
女性は
25・3%が
レイプされたことがある

回答
男性の7%は
集団レイプの経験があると
答えています

狭義のDVに関しては
男性の78%
女性に対して何らかの暴力を振るった経験があり
女性は半数以上
暴力を受けたことがあると
回答しました。
 …
アフリカ大陸全土では
ここまで深刻ではないと思いますから
土地を追われたり
内戦があったりして
増加し
PTSDになった人からの
連鎖が連鎖を生んで

ここまでの数字になったと
推測されます。
日本は
手がつけられなくなる前に
治療と予防を
徹底する必要が
あると思います。
そう言えば
エイズに関しても
日本人は
鈍感な後進国
(発展途上国ですらない)
でしたね。

児童を鉄パイプで撲殺するとネットに書き込んだPTSD再犯解離男

インターネットの掲示板に

横浜市の小学校の
児童らを殺害すると
脅迫文を書き込み

学校を休校させた
威力業務妨害の疑いで

住所不定
無職の25歳の男性が逮捕されました。

平成17年7月にも
自分が卒業した小学校に対して
同様のことをし
懲役1年6月の
実刑判決を受けています。

懲りなさは
未治療のPTSDだからでしょう。

感情が刺激されると
良心や法律などの
社会的ルールが
簡単に吹き飛ばされる
自我構造なのです。
 ―自然治癒はありません。

「警察を困らせようと思った」と
供述してますから

何か警察にまつわる
嫌な記憶でもあるのかも
知れません。
  
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PTSD解離性放火で逮捕された61歳女性のイライラ

空き家に放火したとして
無職61歳の女性が
逮捕されました。

「イライラしてやった。
衣類を家の下に置いてライターで火をつけた」と
容疑を認めています。

このあたりでは
不審火が約10件
相次いでいるそうです。

放火は日本では稀でしたが
 
重罪であることなどは
PTSDの時代には
抑止力にならなくなったのでしょう。

三島由紀夫の
『金閣寺』にあるように

自分のなかの幻想と  
 ―PTSDには大きな幻滅がつきもの

現実を一致させるのに
(安直ですが)
放火が選ばれることがあり

幻想と言っても
全くの自己都合で
終始したものではなく

聖職者の裏切りを見聞するなど
常識では信じてもらえないような
絶望が背景にあったりします。

厳罰は免れないでしょうが

何をイライラしていたのか
回想したことを言語化し

心から反省することができれば

治安悪化の抑止に
貢献することになり

更正の道も開かれることでしょう。
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