茗荷のお漬物

今が旬だそうです。
 ―茗荷は夏にもありますが
 
茗荷を食べると物忘れするとかいう
俗説がありますが
 ―本当なら
  薬事法違反
  茗荷にはハーブの精油効果もあります。
    (ハーブの一部は脱法ハーブ)
自分の名前を覚えられず
ふびんに思った釈迦が
首から名札をかけさせても
そのことさえも忘れてしまい
とうとう死ぬまで
自分の名前を
覚えることができなかったほどの
健忘症なのに
悟りを開いたという
奇特な人が亡くなり
その墓の周囲に
生えたのが茗荷であったという
お話は興味深いです。
 ―落語にもなった。
名前には
よくも悪くも
つけた人の
思いがこもります。
それは集合的無意識というものだから
自己実現する時には
そこから自由になる必要があります。
そして
亡き後
伝説になるのです。
そのことを
極端に
面白く
象徴的に示した
たとえ話ではないかと思われます。
確かに


世相の顔色ばかりうかがい
 ―今はこういうブームだから
  魂を売る。
犬のマーキングみたいに
名を残そうとする
こういう輩は
みっともないわけで
名前を忘れるほど
 ―人間なのに犬の真似をするのは
  恥を忘れている。
精進することは
尊いことであると思います。

置かれた場所で
良心に従い
無心に突っ走れば
そのあとに
茗荷の花が咲くのでしょう。
 ―花を飾るのが
  華厳の意

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