「眩む」「霞む」「滲む」「絡む」世界から
逃れられないという
大いなるあきらめに終始するのかと思えば
最後の最後に
「闘う強さ」「願ってよ」が
弱々しいながらも
出てきます。
野山は死んでしまったのではなく
冬枯れに過ぎず
よく見れば新芽が春になるのを待っていたりします。
(一陽来復)
どん底をみるからこそ
救われるんですよね。
躁的お祭り騒ぎには
そんなパワーはありません。
かぐや姫の物語にも通じる
象徴的なモチーフがあるので
温かい
拍手がもらえているのではないかと
思いました。