戦争で
物資が不足するなかでも
絵が得意な
少女浦野すずは
普通に嫁ぎ
不器用ながらも
懸命に
ささやかな暮らしを守ろうとしていましたが
軍港の呉は
たびたび空襲を受けるようになり
すずも爆風で右手首から先を失い
閃光と轟音が響くなかで
広島方面からあがる
巨大な雲を見ました。
物事を
内からみることは大事なことですね。
すずさんの目から見た戦争ですが
戦後を生きる私達も
すずさんの視界のなかにあって
存在意義を問われているような
錯覚を覚えます。
普通の人の日常のなかに
突然起る
理不尽で長らく続く脅威は
今もありますね。
時空を超えて
語り合うことが
PTSD予防となり
平和の哲学になると思います。