一流のセラピストに出会いながら
なぜ
最後は薬物療法を選んだのか
不思議でした。
ノンフィクション作家の最相葉月さんのことばです。
著書「セラピスト」から。(折々のことば)756 沈黙は苦手である。まばたきの回数が増え、口の中が渇く。そのうち背中ががしがしとこわばり、後頭部が重くなる。
朝日新聞デジタル https://t.co/n9NAgixnaY
— 折々のことば@朝日新聞 (@oriori_kotoba) May 16, 2017
沈黙に耐えられなかったというのが
核心かもしれません。
まばたきの回数が増え
身体がこわばったりするような
何かがそこにあって
フラッシュバックが起こる予期不安を前に
パニック発作を起こし
うつ病系の診断名を受け入れている人が多いように思います。
『思い出のマーニー』の杏奈のような
幻を追い求める狂気
大事です。
世界が滅茶苦茶ですから困りますね。
心理療法を進めるには、
実際的な安全確保を進めることが第一に必要ですが、それが理解できている人は殆どいません。
我が家の場合も、まず「専門家」が病んでいて、
摂食障害ゆえに普通に子育てができませんでした。
「私は結婚に向いていない」と言って、兄を遺棄しました。
父は、兄が再婚できるように姪を私の養女にして
普通に結婚、出産、育児ができる「正常」な女性と再婚するように奨めました。
あの当時、もしS先生のことを存じ上げていたら、
兄嫁をこそ未治療PTSD患者として治療していただき、
メリーさんのご家族のように
幸せになれただろうと残念でなりません。
後悔先に立たず。
メリーさんの幸せそうなお写真は、とても象徴的ですね。
PTSD理論は人類の幸福に貢献するという事実が、広く理解されるようになる日をいつも夢見ています。