『アンサングシンデレラ』では
「患者さんが喜んでいるから」という処方の問題も
経営者も褒めてくれるが
良心的な薬剤師は悩む。
公認心理師は悩まない。
取り上げられました。
ある孤独な高齢女性は
時間もお金も充分にあり
身体も健康でしたが
寂しさを抱えていて
ある夜
暖かそうにともった灯りに吸い寄せられるように
多分こういう世界
医院のドアを開け
そこにいた初老の優しい医師に
初めて親身になって話を聴いてもらい
近代的な病院のイケメン医師より
この設定が効くと思う。
こころが温かくなります。
処方されたクスリは
軽いのどの違和感で
医者が薬を飲むほどでもないと言った件は
ヒステリーを象徴していると考えられる。
PTSDの古名ですね。
ありがたいお札のような安心感を与え
唯一の社会とのつながり
誰かが見守ってくれている。
もう出せないと説諭する医師を説得し
飲み続けるうちに
抗生剤の飲みすぎで
病院に入院するようになりました。
なぜそのような症状を呈するのか不可解で
原因不明とされるクローン病がテーマになっている気もした。
別のところで抗生剤の出しすぎが人類を滅ぼすという議論も
服用中の薬について尋ねてみますが
何も飲んでいないの一点張りでは
お手上げです。
そのうち病院内で倒れるようになると
流石にカンファレスで大問題になり
ドラマだからかも
探偵のようなことをして
ドラマだからでしょう。
通院していた医院と薬局を突き止めました。
医師も最初は
「社会にはそういう受け皿が必要だと
あなたは知らない」と
こういう通院がほとんどでしょう。
開き直りますが
内心こうなる予測をして恐れていたので
医者側も祈る気持ちで【否認】していたのは
宗教的な世界
カルテをすべて預けてくれ
お子ちゃま扱いした直後
やっと経緯が明らかになってきました。
薬剤師の介入で
治療的人間関係に介入というところが面白い。
クスリをやめ
一連の経験から学んだ女性の考え方や態度が変わり
セラピーだと思います。
友達にも恵まれ孤独も解消し
個性化の過程を歩み始めたのですが
現状では
おとぎ話なのでしょうね。
『借りぐらしのアリエッティ』のお別れのシーンを想いました。
永遠の治療はおかしいんです。
正しい御守