最近はブログより
わかりやすいYouTubeの台頭で
「文章」は消えるかと言えばそうでもないようで…
noteが流行りだそうですね。
『人生論ノート』というエッセイを書いた
哲学者が
易しい言葉で書いた
こころの処方箋のようなPTSD予防本は人気があった。
三木清さんですが
やはり
その哲学は
家族との死別や仕事での挫折
戦争という
自分の力ではどうにもできない理不尽なものに
翻弄されながら
虚無に対峙してきた経験に裏づけられていました。
ノートは
「死について」から始まり
死ぬかと思うような恐怖がトラウマになるのでしたね。
「個性について」で終わりです。
ユングの個性化です。
事例研究は一人の人の症例なので
科学的ではないようで
一人の人間のこころを深く追求すると
「普遍」につながるのでしたね。
最後に深淵な哲学とつながり深い癒しが訪れます。
PTSDに効く薬はこの自己治癒作用のみなのです。
多分コカインより凄い。
「ロゴス」「パトス」問題の説明は
今は【解離】等に置き換えられます。
「後記」はありますが
「このエッセイに序文は要らないでしょう」という断りで
突如として立ち現れてくる
【普遍的問題】に関する話であることもわかります。
命綱となる哲学的忍耐力を維持する
ストレス脆弱障害なので
防衛機制を除去して
自分の問題として見つめ続けることが容易ではない。
「希望」の重要性も
最初は
ここに強い否定が入り
自縄自縛状態になる。
普遍的な心霊上の事実です。