『絵のある自伝』安野光雅はPTSDブログの参考になる

『旅の絵本』『ふしぎなえ』『ABCの本』などが

世界中で愛されている画家の

安野光雅さんも他界されました。

「自伝のようなものは書くまい」という主義でしたが

『ユング自伝』も同じで

自らの意思とは違うところで

セルフに書かされるのが

天職の原意

日本経済新聞の「私の履歴書」欄に原稿を寄せるうちに

「記憶のトビラがつぎつぎに開いて」

簡単に描くつもりが

思いがけないことが思い出され

大改稿大幅加筆

当初の構想とは別物になった。

『絵のある自伝』の出版となりました。

この心的過程は

絵画療法や箱庭療法とよく似ています。

時代的に

炭鉱でのしごとや兵役などもあり

つらいこともたくさんあったと思いますが

人情がベースになっているので

どんな状況でも協力しあい

ちょっとした親切のリレーに支えられて

人間は生きてゆける。

楽しく懐かしいおとぎ話のような

こころ温まる追憶となりました。

「わたしも、冗談が多すぎた。

でもまだ空想癖はやまない。

しかしこの本に書いたことはみな本当のことで

さしさわりのあることは書かなかっただけである」

つまり

大事なことは【架空】でしか書けないし

色即是空 空即是色

それが一番伝わるということですね。

そういうのが

【遊び】のなかからしか生まれないのも

単なるおふざけではありません。

真剣に遊ぶのはムズカシイのです💡

また事実です。

絵本療法

「くすりがー」

「精神科医がー」

「トラウマが―」

「毒親がー」と言わずに完結する心理療法もあるのです。

絵本療法

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