老衰のため亡くなった
大江健三郎さんが
森田療法を受けていたとすれば
書けないスランプとか
アルコール依存症気味というのは
ご本人が否定されているから
どこまでが事実かは定かではないが
人生の総仕上げの段階にあったことは確かな事実
小説家らしい選択ですね。
日本人が考案した3大心理療法の1つで
禅思想に由来するもの
ノーベル賞受賞者にしては
勲章やノーベル賞を受賞するような人だからともいえる。
評価が分かれるようですが
私も多分読んだことがない。
知的障害と診断された
脳瘤(脳ヘルニア)と診断されたが
幼少時から野外の鳥の声を正確に聞き分けて
鳥の名前を当てるなど
絶対音感があり
いわゆる知的障害であったかどうかは不明であることが
作品では
開頭手術の結果、誤診だったと判明するお話になっていて
子どもの障害を簡単には受け入れがたい親の心情と
誤診が明らかになった時点に及んでも
権威的に予断し続けてはばからない専門家の様子は
発達障害問題流行のさきがけ表現として評価できる。
ご長男と暮らした一個人の経験をもとに
誰でも遭遇する相当な葛藤を抱え
長い回避行動期間を経て
―ここだけを見た普通の人は批判するだろう。
作風が変化した。
人類全体の倫理と共生を広く問う作品を紡ぎ続けたのは
広島を訪れて核問題に向き合うようになり
人類の魂の救済を文学の主題となった。
臨床心理学の事例研究のスタイルと同じです。
自分のこども@平均的知能や性格 を観察して
本を書いた専門家はいますが
障害があると宣告されて@PTSD予防
最近の毒親ブログのようにならずに向き合うのが
作家なのかもしれません。
作家も禅語らしい。