5月19日は
西田幾多郎先生のお誕生日です。
なんと
父フィヒテと同じ日💡
― 子フィヒテも哲学者
生まれながらの自殺を決心するほどの貧困に苦しむも
教会でゲルマン神話を聴いたことや
― 読解力が天才的というのが命綱
無意識の図書館
前記事の熊楠のような記憶力に救われ
― 聴きそびれた人に教えることが仕事になり始める。
著名な哲学者になった人物です。
「人がどんな哲学を選ぶかはその人間がどんな人間かによる」という言葉が有名。
― この生涯もPTSD予防からの自己実現の一事例
死別を経験し
誰にも避けられないことながら
肉親(姉・弟・娘2人・長男)の立て続けの死
学校には一貫して不適応
規則ずくめの校風に反抗し退学処分
翌年に東大に入るも選科だったので冷遇
負けずに勉強して教職を得ても
学校内での内紛で失職するなどして
在職校を点々とした。
父の事業失敗による破産等
妻と一度離縁
多くの苦難を味わったあと
そのたびに海にでかけて鎮魂
思索の集大成が
大拙に勧められた座禅を生涯徹底
― 西田の遺骸を前に号泣するほど深い関わりがあった。
『善の研究』として結晶しました。
苦難のことがどこにも書かれていないのが重要
― それが昇華という現象
― 善 とは 自己実現@ユング のこと
旧制高校の生徒らの
とても難解な心理学風の講義ノート
代表的な必読書となり
吉野源三郎らも影響を受けたものと推測されます。
2つの『君たちはどう生きるか』は
― 一太極二陰陽
善の研究から派生したものではないかと
座禅に打ち込み始めた時期に
円相図を好んで描いたり
曼荼羅なので
心理療法としても
哲学以外の物理・生物・文学など幅広い分野で
学問の神髄を掴み取ろうとしていたことは
昨日お誕生日の熊楠とよく似ていますね。
3歳ちがい
萃点と純粋経験
表現は違うけれども
華厳、五蘊、そして熊楠理論の対応。 pic.twitter.com/8bu1qPragT
— 狸の中年 (@salmoncrawler) May 10, 2025
2人は同じものをみていたのではないでしょうか。
そして
その見方が重要で
憑かれたように寝食忘れて没頭するくらい
今の心理学のいう
現象学とか
観察などというのは
かなり不徹底なのだと思います。
本当の意味では観察していないから
「なんだか」「このあたりが」「何らかの」「うずらの卵のような」~「ゴルフボールみたいな」
(観察できないけど)「〇〇にちがいない」
いつまでも妄想世界に住んで
― 解脱 できない
苦しむことになる。
― 解放されない