中井久夫のバケツを持った人 ~漆畑勝久さんを引退に導いたPTSDの負の連鎖

漆畑勝久さんという野球選手は

1939年10月12日うまれ

1964年のある試合で

判定に怒った仲間が

バットを投げ捨て

プチ解離行動

ボールボーイの少年が

バットを拾おうとして近づいた時

そのあたりでスイングしていた漆畑さんのバットが

ボールボーイの頭に直撃

頭部陥没骨折の重傷となったことが

幸い偶発的な事故なので

刑事責任を追及されることはなかったが

— 悪くなくても

人間のこころはそれでは済まない。

打撃不振の一因となったそうです。

中井久夫は

このようなタイプの人のことを

発症の原因としてよくあるということ

後天的なものだから精神病ではなくPTSD

バケツを持った人と呼んでいました。

廊下でバケツを持っていたら

やんちゃな友達が突進してきて

廊下が水浸しになり

バケツをもっていた子だけが

先生に叱られた。

ボールボーイに

ヘルメット着用が義務づけられたことにも

PTSDの負の連鎖が絡んでいたのですね。

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