DVの心理療法を否認する精神科医②

2年前は、DVシェルターでの箱庭療法を愛知教育大学で発表した。
指定討論者は精神科医で、前日のワークショップでDVと箱庭について担当している。
前年も私の指定討論者は精神科医だったが、これが前代未聞の乱暴狼藉ぶりで
司会者の終了のあいさつを待たず、自分たちを殺す気かと怒りながら退室してしまった。
ある雑誌でこの人物を崇めるようなことを書いていたので、期待はしていなかったが…。
公的DVシェルターは短期の滞在が基本なので、心理療法は無効だとコメントし、
箱庭の細部には触れなかった。
発表ケースはその例外で長期化していたし、入所は二回目なので数年にわたる観察であった。
心理療法の学会に精神医学の悪しき実態を持ち込むのは困ったものである。
代表的なのは、
①治療は長期化するものという常識
②治療への危険視
私の考えは、
①根本的な診断ミス&処方ミスで長期化重症化しているものが精神科には多すぎる。
②問題を訴えているのに、それを否認する方が危険である。
加えて
③応急処置も大事
この時の司会者もまた指定討論者に媚び、解説を短くするように要求したうえ、約束を守らず、残り時間5分になって
「資料の解説をしていただけますか」ときた。
話にならないので、フロアーの人たちと内容に踏み込んだ心理学的な意見交換をしながら交流を楽しんだ。
昨年、その指定討論者はDVのワークショップも開かず、他の発表会場の指定討論者もしていなかった。

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