芥川賞の作品ですが。
軽薄で迷惑なタイプの
PTSD人格の
救われなさを
端的に言い当てているように
思いました。
目と爪は
現在の
メイクの
主流です。
―まつ毛は長く
爪はカラフルにします。
過去には
残虐な暴力が
施される場所でもありました。
―例えば
前者は精神科で
(そのものじゃないけど)
後者は戦時の拷問で
そして
主人公は
―母の存命中からの
父の不倫相手が
自分の母として
家にやってきた異物
こういう子も
少なくないから
普遍性がある。
ストレスで爪を噛み
若い母は
近視のコンタクトレンズが
象徴するように
対人的な距離の取り方が
どこかいびつで
―恋愛でも
友人でも
親子でも
問題は1つだから
いつも表層的
―レンズは異物としての膜
実のある像が結ばれることがない。
若い母は
実母の書いてた
ブログを見つけ
マネをし始め
実母が手に入れられなかった
観葉植物を手に入れたが
―表層的には
本人以上になった。
一番本質的なものは手に入れておらず
またその欠損にも
気づかないというものです。
流行作家の目は
鋭いと思います。
『目と爪』PTSD解離女性の基底欠損
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