前記事 松本清張『顔』ですが
最新作の脚本は
DV男を
ゲーム依存症で
リベンジポルノも今様PTSD
殺害するまでに
大変な苦しみ
つくったうたを大ヒットさせたり
類似のPTSDパワハラ問題に絶望し
― 具体的に表現しなくても通じる
ひきこもっている子どもたちは
自分を嫌いにならないという部分に共感
巻き込まれた弁護士に
ひきこもりの背景にある
犯罪級のいじめも
今では恐喝ビジネス化していること
警察に突き出せば即刻逮捕される案件だが
みかじめ料を払うと言ったうえで
人生の最初に躓いて
人を信じられなくなり
こんなことをして稼ぐようになっている
犯罪者を仕事上たくさん見てきたと説諭
被害者や加害者の特徴について
護身用ナイフ
目を逸らす
忘れているフリをする
やつあたり等
よく話題に登場する最新モチーフ
語らせています。
事件の解決についても
原作の意図する哲学を
鑑識とか
面識ということが
事件解決の鍵
よりわかりやすく際立たせているのが
集合的無意識は成長する。
素晴らしいと思いました。
最初の作品では
ふとした瞬間の
無意識的なしぐさやシルエット
身振りにピーンとキタというものでしたが
最新作では
逆光に照らし出され
『(容疑者と)同一人物だ…』
脳裏に浮かび上がったものです。
その時もまぶしくて
一瞬しかみていないのですが
一瞬は見ていたのです。
色即是空 空即是色
かたちあるものはかたちのないもの
みえないものはみえるもの
脳内で過去と現在も一致
そういえば
人はなにもAIのように表面的な
目鼻立ちだけを見ているわけではないのでした。
無我と言われても困るけど
現実は存在しない。
たしかに無我なのだと理解させてくれます。
フツーに意識しているものは
現実そのものではない。
お寺に生まれた
篠山紀信さんも
昨日83歳で他界
ドラマに描き出された歴史的身体のようなものを
自決の三島由紀夫とか
ストーカーに殺害されたジョン・レノンとか
観せてくれていたのでしょう。
箱庭の作品もそうなのかも。
ミニチュアそのものを
記号のように見ているわけじゃない。