1815年2月26日に
流刑されていた
ナポレオンが
イタリアのエルバ島からの脱出に成功した日だそうです。
フランスに向かい
パリで政権に復帰
その後ふたたび退位せざるを得ない状況となり
イギリスのセントヘレナ島に幽閉され
一生を終えた。
カルロス・ゴーンさんとか
巌窟王も有名ですね。
無実の罪をでっちあげられ
送りこまれた先は
「誰ひとりとして生きて出た者はいない」という監獄
― 『君たちはどう生きるか』にも出てくるテーマ
生きる気力さえ失い
食事を絶ち
餓死寸前の状態に陥ったあと
賢者のごとき神父と交流したことで
― 『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ的非指示的関り
断食特有の不思議な力を得て
― 偉人はみなこんなふうに成功している。
脱獄に成功し
別人のようになって
― 自己実現後は人格変容するので
自らを陥れた者たちへ
復讐を果たしてゆく物語
ナポレオンといえば
革命期の軍人です。
「レボリューション」の語源は
「回転する」の意味を持つラテン語「revolutio」
古くは天体の回転運動を示す言葉として使用されていましたから
コペル君ですね。
徹底的な自己否定をともなう
起死回生とか復活の実際にまつわるお話でした。