ジブリ『かぐや姫の物語』」カテゴリーアーカイブ

ひなまつりと『かぐや姫の物語』の陰陽五行的PTSD原理

豪華な人形セットになったのは
 ―リカちゃんハウスの方が
  ウサギ小屋
江戸時代からで
流し雛が基本だそうです。
 ―紙や葉っぱで作った質素なものを
 川に流す。
かぐや姫も脱皮していく。
ヘビの脱皮と同じで
 ―日本は蛇信仰のメッカ
心身霊のうち
身と霊は新陳代謝が早いのに
心がついてゆかないから
あれこれ行事をして
 ―陰陽五行の事
気持ちを合わせます。
菱餅の色も
五行の色からですが
白は雪
緑は若草
ピンクは桃の花を見立てていて
ヨモギやクチナシには
薬効が期待できます。
外国人が菱餅をみても
1つのカラフルな物体ですが
日本人が見ると
込められた見立てから
気持ちが動き
 ―それが象徴
こころのバランスを整えます。

この時期においしいハマグリにも
意味を込めて
遊びにしてしまう
文化です。
ソクラテスや
 ―地中海ローカル
ニーチェの哲学とは
 ― 東洋思想の中途半端なパクリ
大分違いますが
こちらの方が深いのです。

お水取りの童子に導かれるPTSD克服原理『かぐや姫の物語』

奈良に春を呼ぶ
 ―都だったから
 奈良が春になれば
 全国に春が来る。
東大寺の
お水取りの行事が
昨日から本行に入っています。
 

一即多の
 ―華厳経
火と水の祭典です。
 ―陰陽五行説
こもりの僧たちを導くのは
童子です。
 ―しっかりした大人ですが


かぐや姫を見守るのも
女の童子です。
 ―大人のような子どものような。
 かぐや姫よりかわいいと
 言われているらしい。
自己実現の物語の原理は
普遍なのです。
こころのなかに
先導する童子が必要なんでしょうね。
 ―正法眼蔵にもそういう記述がある。

児童虐待PTSDドラマ『明日ママ』アイスドールも『かぐや姫の物語』

凍り付いたような表情をしていますが
お話も最後に近づき
第7話では
二度涙を流しました。
「不思議だわ…」と本人も
戸惑っています。
一度目は
里子候補を守ろうとする
里親の真摯な気持ちに触れた時
 ―自分も少女の頃に
 こういう優しい里親に
 出会いたかったと思ったら
 涙がこぼれた。
二度目は
魔王に結婚を反対された時です。

かぐや姫のモチーフが
入っていますね。
童歌が時空を貫いているのですが
 ―集合的無意識にある
 いのちの記憶
みんなが歌うのは
途中までです。
かぐや姫は
「人の情けをはぐくみて
待つとし聞かば
いまかえりこむ♪」を
思い出し
 ―過去の記憶とともに
凍り付いていた記憶が
氷解したかのように
しばし混乱します。

媼がそれを察知して
対応したから
昇天できたのでしょう。
 ―間違うと混乱したままか
 自殺企図になる恐れがある。

広島の高校野球部が高1をいじめ殺すPTSD解離性集団ヒステリー

三原市の
高校で
 ―2011
 春の甲子園に出た実力校
野球部の一年生が
自殺しましたが
父親によると
毎週水曜に通院のため
部活を休むことで
「言葉による陰湿ないじめを
1,2年生の
ほとんどの部員から受けていた」そうです。
 ―3年生の引退後
気付いた両親に
少しずつ打ち明け始め
大粒の涙を流した
3日後に自殺しています。

話せばいいというものでもなく
本当に亡くなってしまうこともあるのだから
PTSD予防対策を
きちんとしないとダメです。
しかし
野球部中でいじめ尽くすとは
その攻撃性は恐るべきものです。
子どもたちに異変が起こっていると
思います。

『かぐや姫の物語』PTSDと個性化に関する普遍的エビデンス

「ジブリ『かぐや姫の物語』の象徴性
  ―PTSDと個性化に関する普遍的エビデンス―」で
学会発表の抄録を
投稿完了クラッカー
締切りギリギリまで
粘りたいところですが
ネット投稿になったので
なにが起こるかわかりませんからね。
 ―パソコンの設定が急に狂うとか
 わりとあるんですよ。

メンヘラ神さんがPTSD自殺前に書いた『かぐや姫の物語』

「今は昔
メンヘラといふ者ありけり。
病院で
安定剤を貰いつつ
よろづのODに使ひけり。
名をば
境界性人格障害となむいひける。
そのメンヘラの腕に
リスカ痕一筋ありける。
怪しがりて
寄りて見るに(見るな)
リスカ痕光りたり。
マジかと思へば
ルミノール反応液
腕に塗られたり。
何でだよ…」
かぐや姫は
投影されやすい
普遍的存在ですから
メンヘラは
メンヘラを投影します。

『かぐや姫の物語』虐待PTSD問題とガキ大将


捨丸は
イノシシに襲われそうになったら
助けてくれたり
漆の木に触れようとするのを
制したり
地盤の脆い場所を教えたりするので
 ―小さな老賢者
かぐや姫は
自分は
「捨丸兄ちゃんの手下だよ」と
言います。
昔は
ガキ大将がいて
遊びのルールだけでなく
 ―喧嘩してもいいけど
 血が出たらおしまいとか。
 割と壮絶かもしれないけど
 これで対人関係を学んだ。
日常の知恵を伝授していました。

今は
そういう子は
乱暴な子と認定されて
発達障害認定の上で
薬漬けにされるかもしれないですね。

子どもの頃なら
おいしそうなウリを1つ拝借しても
怒られるくらいで済みますが
 ― 食べ方や
  一緒に食べる楽しさ
  みんなと分けることを学ぶ。

大人になって
鳥を盗めば
犯罪です。
しかし
彼らの住む世界では
仕方がないことのようです。
かぐや姫はこういう現実を知り
無力な自分に傷つきます。
 ―もののあわれを感じるにも
 自我強化が必要
今の日本でもこういう人たちが
アウトローになっていますから
PTSD予防教育が
必要なのです。
竹は皇室の象徴でもありますから
かぐや姫は
人間世界を映す鑑です。

『かぐや姫の物語』昔から寺は『明日ママ』的PTSD治療施設

みょうがを食べると物忘れすると
言いますが
落語や
 ―禅問答
仏教説話にいろんなお話があります。
仏教の方は
今なら知的障害を疑われるような
修行僧がいて

 ―昔から
 『明日ママ』的施設ですから
  PTSDだらけ
 今でもそういう国はたくさんあります。
一生自分の名前を覚えられず
名札をかけて一生過ごしたので
「茗を荷った」と言われ
それが転じて
茗荷になったというのがあります。
「それじゃあんまりだ!」という人のために
別の話があり
 ―伝説は
 集合的無意識の要請でつくられたから
 意味がある。
名前が覚えられなくて
ショックを受ける修行僧に
師匠が
「お前は自分の愚かさを知ってるから
愚かじゃない」と慰め
 ―これ大事なポイントですよね。
 モンスターは勘違いしてますもんね。
「塵を払え、塵を払え、・・・・・」 と
唱えながら掃除をするように教えました。
素直な修行僧は
「塵には
眼に見えるものと
眼に見えないものとがあるのですよ」 と
教えられて
そのうち
真に払い除くべきものは
自分の心の中の塵だと気付き
悟って
高僧になったそうですが
 ― 一太極二陰陽
  こういう行動療法ならアリですね。
亡くなったあと
墓の周りに生えたのが茗荷だったそうです。

話が長くなりましたが
悟りの象徴として
茗荷も描かれています。
PTSDは記憶の病ですからね。

『かぐや姫の物語』PTSDは夢幻で治療される。


茗荷を発見してから
 ―悟りにまつわる象徴的なもの

会いたかった人に会い
仲良く空を浮遊してるようですが…

なんと
捨丸の夢でした。

 ―かぐや姫が乗っていそうな
 牛車が帰ってゆくのを捨丸は見る。
かぐや姫も
怒りから
解離性遁走したと思ったら


夢でしたね。
箱庭や
夢や会話の中で
遁走することが
治療的には大事だと
思います。
現実にやると
犯罪になったりしますから
大違いです。
『正法眼蔵』にも
「夢中説夢」というのが
あります。
会うべき人と
深い対話ができますからね。
深い自己治癒力ですが
素直さが
パスポートになると思います。