難解さに酔う姿がウザいと言われる
ハルキストたちですが
長編小説第一作目
『風の歌を聴け』の冒頭も呑みすぎ注意らしいです。
「完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。」
巷では
完璧に拘ると何も書けないのだとか
自己治療のために書いてみると
そんなに絶望的でもないことがわかるのだとか
(でも、そういう方法では治らないのだとか)
いろいろ書かれており
ブログを書いていると
記事を削除せよと
ネットストーカーに絡まれることも少なくない昨今ですが
ここは
やはり
前に書いたように
最初は
フラッシュバックのようなバラバラなものしか
(時系列もバラバラ)
思いつかないので
完璧な文章などかけるはずもなく
(また書く必要もなく)
書き続けることができるならば
(これが難しい)
ねずみは足元を掘り続ける。
(脚下照顧)
意味あるまとまりが感じられるようになり
自分なりの哲学をつかみ
人にも伝わるような作品になって
(文章というかたちではなくなることもある)
思いが表現しつくされたとき
絶望が消えると同時に
そのテーマについて
書く意欲もエネルギーも消失するということでしょう。
集合的無意識のなかの感官へ
「固着と退行」
全ては「空」という訳です。