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マイスター・エックハルト版『君たちはどう生きるか』

本日亡くなった

西谷啓治 先生は

もともと優秀だったけど

いかにも繊細そうなお顔

『思い出のマーニー』みたいな時間を経て

肺結核に罹患して

大きな衝撃を受け

進学をあきらめて

北海道で一年間療養

復活した

京都学派ですが

その後も

ご多分に漏れず

天才にはもれなくついてくる理不尽な出来事

公職追放の憂き目に遭っています。

もちろん復活し

今では勲章の

神隠しの時間

— ここでたくさん執筆

大叔父と主人公の関係を思わせる

エックハルトの記述を紹介されたりしていましたが

エックハルトも

『君たちはどう生きるか』みたいなことを書いていたのですね。

宗教家なんだから当然かもですが

内容の次元が同一と言いたい。

ここまで深くなると

人類共通のお話です。

みんな言っていることは同じ by鈴木大拙

「一つのい生き方を受けとり

そこでいつまでもその生き方のもとにとどまりつづけ

その生き方のうちにありとあらゆる善い生き方を持ち込むことである。

そして

自分の生き方をからいただいたものとして畏れ敬い…」

神との能作由来の善(自己実現)

ユングも評価していたエックハルト

新嘗祭 ~ヴィーガンはなぜ毛嫌いされるのか

あなたもスタンプをGETしよう

新嘗祭ということで

お米のほかに

五穀豊穣

お豆もいただくわけですが

羊羹

羊のスープ@中国

お豆をつかった

擬き料理だったようです。

雁もどき とか 飛龍頭 みたいな

 

お茶碗の日でもあるのですが

どちらも

禅僧が持ち込んだものですね。

 

精進料理を悪く言う人は少ないし

神聖なものと見做されているし

精進料理じゃないものを食べていても御愛嬌

「別荘で 天蓋🐙へ酢を 和尚かけ」

ベジタリアンは市民権を得ているのに

ヴィーガンが批判されるのは

徹底するほど

— 擬きが過ぎるからではないかと思う

—— 動物を食べないだけなら心身ともに非の打ち所がない

一定の人たちから感情的に批判される

— 同族嫌悪@影の一致

見立ての作法についてのキャリアの違いかな🤔

芸術療法に通じる要

 

 

『黒の牛』

映画『国宝』は圧巻で

こういう作品の上映は

そうそう続かないだろうと感じたものですが

『黒の牛』も壮大なスケールの映画のようです。

2016に

蔦哲一朗監督が手がけた

但馬牛を生み出した前田周助の生涯を描いた

日本昔話のような

「SF牛物語」とされる作品にインスパイア―?

— 君たちはどう生きるかみたいな

『国宝』で

歌舞伎役者・⼩野川万菊を演じた

主役の二人が

日本舞踊をここまで身に着けたということが

奇跡的だと話題になったが

この人もクラシックバレエとモダンダンスから始めた

世界的な前衛舞踊家だった。

— だからあのように踊れた。

⽥中泯が禅僧として出演

新進気鋭で

振付もこなし

芸術家だけでなく学者にも影響を与えているという

四国の聖地で撮影された

お遍路さん?

— 日本の庶民の瞑想の場

壮⼤なスケールの映像

どこまでも哲学的のようです。

なぜ黒い牛なのかということですが

小柄だけど

品質の良い

和牛

生命力の強さかな🤔

十牛図の牛の解釈では…

生活にとって必要不可欠なもので

優しい目をしているけど

怒ると手がつけられなくなる

凄いパワー の象徴

天才が取り組むのは

時代の

こういう話🤔

プルースト効果@PTSD治療における記憶

本日はドストエフスキーが死刑宣告された日です。

これだけでも

既に発症している。

— てんかん

PTSD発症リスクになりますね。

頭のなかで

『モンテ・クリスト伯』みたいな物語が

理不尽な窮地からの復活を遂げる

— 普通は絶望するだけ

サバイバル精神

展開していたのではないかと想像します。

哲学的にもなるわけです。

また

プルーストの『失われた時を求めて』の

第1巻が刊行された日でもあります。

最も長い小説でありながら

14年かけての全13巻までの刊行は

ギネス世界記録認定

意味的には未完で

しかも晩年に至るまで謎の大幅改稿

睡眠薬によいと揶揄されるほどです。

登場人物が数百人でその関係も複雑

伏線が多くて構造がとらえにくい上に

メタファー(隠喩)が多いので

退屈で眠くなる

プルーストは

主人公に投影

あまり楽しくない幼少期を過ごしたようで

主人公は嫌な記憶しか覚えていなかった。

ふとそのことを思い出すことから

プルースト効果

心理療法で扱う無意志的記憶から

— トラウマ記憶を思い出そうとする出発点はマチガイ

自己治療が始まる。

社交に明け暮れるだけの

無駄で何の変哲もないと感じられる

自分の生涯の時間を綴ったものといえば

自伝的物語

記憶の物語と呼ばれている。

退廃的に聞こえますが

善悪・美醜の判断を加えず

ただ回想されるがままに従い

鋭い観察眼が

当時の様子を丹念に記録したものなので

歴史的身体?

時間を気にせずゆったりと味わえば

ここが最大の難関

面白く感じられるようになるそうです。

書き手も途中でこれに気づいてやり直す

きっかけが大事なのも

全部理解するとなると億劫だけど

1つの場面とかキーワードとか

ちょっとした箇所に意味を感じることができれば

没入できる

心理療法と似ていますね。

ユングも

自伝のなかで

プルーストとの違いとして

外界のことがほとんど書かれていない。

子どもの頃

虐められて頭を打ち

もう学校に行かなくてよいと思ったことを回想

幻聴として聴こえた

自分の神経症の原因は

虐められたからではなくて

トラウマのせいでPTSDを発症したと教えられ

— どんな発言も肯定されるべきだと拡大解釈まで

—— 傾聴の意味も曲解

永遠に止まっている当事者が多い

この考え方にあったと気づいたと回想しています。

感動的で素晴らしい作品を書きあげようなどと考えずに

表現することは重要なことです。

横田めぐみさんを伝説にしないために

 

横田めぐみさんは

七五三の日に

昔は7歳まで生きることは

— そのまえに生まれてくることからして

— 寿限無@落語 参照

当たり前ではなかったので

土地神さまにお礼参りした。

あなたもスタンプをGETしよう

15日なのは

7 + 5 + 3

— 遊戯のようにみえて計算もしている陰陽五行説

神隠しに遭ったままだそうです。

海を渡る船内での恐怖の様子も伝わっています

どんなに恐ろしかったでしょう…

 

写真からだけでも

めぐみさんが利発で聡明であったことが伝わってきますが

だから選ばれたのでしょう。

インカ文明を破壊したことで有名な人物は

1533年11月15日から侵略

教育も受けていない文盲の軍人だったそうです。

これ以上ない破壊力😱

本当にクスコ市内の遺跡は片っ端から壊されていて、マチュ・ピチュが見つかっていなかったことってとてもありがたかったことなんだなと。ただマチュ・ピチュで暮らしていた人々はクスコ陥落の知らせを受けて自ら屋根に火を放って愛する土地を離れることを選ぶしかなかったので全然良くはない

 

高地にある

3000メートル以上 

— 如人千尺懸崖上樹

宗教哲学的な要塞で

宗教を中心に

— クスコはおへそ(要)

優れた建築学や軍事施設

なんでもここから割り出されるのは

陰陽五行説と同じ哲学

— 宗教は違うけど参勤交代のようなことがあったらしい。

チベットと似ていますね。

 

弾圧を受けながらも

ダライラマは亡命 

多くのチベット僧が殺害されたり

抵抗を示すために自殺したり

なんとか保っているチベットは

横田めぐみさんの存在と重なります。

存在が世界遺産となるのは凄いことであり

なにもかも破壊された跡の証明場所

何時の時代も無知は罪です。

 

26年前のストーカー殺人犯は逮捕されました。

心理はフリーズドライされたまま

めぐみさんも大叔父のように伝説にされないことを願います。

 

 

ミヒャエル・エンデの真人『君たちはどう生きるか』

本日は ミヒャエル・エンデ のお誕生日だそうです。

1929生まれ

戦争の影響を受け

生まれたころにはナチス台頭

画家の父が「退廃芸術家」の烙印を押され生活苦

— 吉野源三郎も大変な目に遭った一人

小学校で落第したりしますが

つくられた発達障害@PTSD

生命力は損なわれておらず

招集令状を破り捨て\(◎o◎)/!

森の中を夜間のみ80㎞歩いて

疎開していた母の所へ逃亡

反ナチス運動を手伝うまでになる反骨精神

シュタイナー学校をやめて

無意識のうちに

— 自然治癒力作動

西洋的自我から

禅の無我へのシフトが始まっていた。

演劇を学ぶようになったのちに

作家として大成したという

優れた禅僧は詩文に長じていたので

禅では

弟子を悟らせる専門家としての指導者を

作家(さっけ)と呼ぶ。

貴種流離譚の人です。

古事記のスサノヲから

『君たちはどう生きるか』の真人まで

『モモ』では

西洋の合理主義が問題になっていましたが

時間として

— アリエッティではこんな感じで

その後

1977年に

日本で禅僧に遭ってから

能や歌舞伎も鑑賞

作風が一変

『はてしない物語(1979)』は映画にもなりました。

『鏡のなかの鏡』は難解ですが

禅の公案から取られたタイトル

読ませる文章力が凄いのも禅の力かな🤔

虚無は絶対無でしょ😊

— 一太極二陰陽

こころの病も含めて

そもそも病気という概念が違う。

— 気を病んだ状態 = 神経症(ノイローゼ)

人間のこころの能力をもっと大事にしたいものですね。

エンデは

サインに

一無位の真人と添えたそうですよ。

Wahrer Mensch ohne Rang @臨済録

猛省望みます😉

フロイトの【父親殺し】 ~ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」から『君たちはどう生きるか』まで

本日お誕生日の

ドストエフスキー

1821‐1881

極めて心理学的な大文豪です。

ニーチェ

唯一無二の心理学者

「私の人生で最も美しい幸運の一撃だった」  👈ポジティブ

ツルゲーネフ

過剰に心理学的」             👈ネガティブ

フロイトも賞賛した『カラマーゾフの兄弟』ですが

「最も壮大な小説」と称賛し

論文「ドストエフスキーと父親殺し」研究

— フロイトが論文の表題に作家の名前を冠したことは極めて異例

12年前のドラマでおさらいすると

人魚姫をポニョにしたように

— 人類共通の原理はそのまま

日本に於いてみる

— 具体的な現象学としてちょっと見え方が違う

解離小説としてよりよく理解できます。

お父さんがの権化として描かれるのは同じで

DV の極致

誰からも嫌われ最後は惨殺されるモチーフ

— 超自我が壊れている ⇒ES(ID)の暴走

3人の息子に負の連鎖するのですが

父親によって自殺に追い込まれ

死後も冒涜され続ける母親の姿を

見せられた子どものトラウマ

原作と違い

絵に描いた解離小説で

突然脈絡なく事件が起きる。

— そんなわけはない

葛藤する苦悩が丹念に描かれます。

長男の同族嫌悪

— 憎みながら似てきてしまう。

次男の超リアリストにならざるをえない葛藤

— 冷酷な弁護士として描かれる

—— 父親の悪事を手伝わされる @『虐げられた人々』

——— 精神科医の犬🐶になるよう明記された公認心理師法みたいな話

———— そのせいで弟は弱者に噛まれ、4男?に介抱される。

三男が宗教的人格になるのは同じ

— 修行僧ではなく(昔の)精神科医に

—— 大学で習ったのは精神分析 優しい人格はそのまま

長男がキムタク風に描かれているのが印象的です。

カッコつけているつもりが

チャラく見える芸風が

痛々しいと酷評されるようになった。

キムタクと言えば

『君たちはどう生きるか』のお父さんは

カラマーゾフの3兄弟のお父さんを相当希釈したような人物で

母を亡くした主人公のこころの傷も癒えないうちに再婚

軍事産業で裕福になり成功体験しかなく戦死者への思いもゼロ

父親のせいで集団暴行に遭い

統合失調症状態のひきこもり(神隠し)へ

このお父さんの声を担当しているのがキムタクです。

キムタクは悪くないけど@俳優の宿命

— バケツをもったひと@中井久夫

イメージをつないでいるという媒介

宮崎駿の創作の源も

ドストエフスキーの父親も

カラマーゾフの3兄弟の父親も

宮崎駿の父親も原理的には同じモチーフで

その家に生まれた子どもは

苦悩を昇華する運命に置かれる。

フロイト流に言えば父親殺しなのでした。

諸悪の根源の父親は

母親殺し の過程に失敗したのかも🤔

【PTSD解離性防衛機制】立花孝志さん逮捕回避のための立候補ビジネス

「NHKから国民を守る党」党首

立花孝志さん(58)の逮捕

9日未明堺市で逮捕 ⇒ 10日9時半に神戸地検に書類送検

伊東市長選出馬会見の前日だったそうです。

 兵庫県警は

「政治活動の自由は最大限尊重されるべきと認識している」が

逃亡や罪証隠滅の恐れなどから

— 動向をSNSなどで捜査していたところドバイに行った

在宅事件にしなかった。

— 執行猶予中だから相当長い間出馬できない。

—— この期に及んで出馬することがあるか🤔

伊東劇場では

前市長が

学歴詐称疑惑に端を発し

いくつも刑事告訴されても

失職を最大限引き延ばしました。

それを選挙前に逮捕するとは

この難題@PTSD案件 についてのメルクマール的現象ですね。

司法もいろいろ考えています。

もっとも

伊東市民は眉をひそめているらしく

興味本意と立花氏本人の知名度アップの為でしかない。

逮捕回避のための立候補だとみられていたそうで

ずっと立候補し続ければ逮捕されない

逮捕を免れる抜け道

 立候補ビジネス

世間はすべてお見通しだったようです。

なんかインコ大王みたいなタイプ

自民党も無関係な人物と言い出した…

立花孝志党首恐怖のPTSD解離性凶悪ストーカー行為で逮捕

死者への名誉棄損での逮捕となったのは

記録をつくるPTSD解離行為

自殺に追い込むほどの

ストーカー行為だったからでしょう。

ここまでの悪行も

ストーカー規制法ではどうしようもない。

故人

街頭やネット上でデマを流され

自宅に突撃すると予告され

生活が脅かされ

家族を守るために辞職に追い込まれても

「家から出ることも難しい状況」だったそうです。

ご母堂のご逝去による落胆があり

3か月後に

無意識状態で発見された。

死に追いやったという自覚もなく

追い打ちをかけるように

「県警から

任意聴取を受けて逮捕される予定だった」という趣旨の

情報を発信しました。

県警は否定

人のこころを解離するとは恐ろしいことです。

鏡に突進するのはナルキッソス的投影

逮捕されるのは自分  すべてがあべこべ認知の歪み

人間は超人と動物の間に張られた糸」@ニーチェ全集第一巻

ロールシャッハテストとユングと華厳経@PTSD

ロールシャッハ

1884‐1922

37歳で

ロールシャッハテストを考案し

まもなく亡くなったそうです。

末期の盲腸とは…👀     コレ如何に…

このテストに賛否両論あるのは

① テスト結果に主観は映し出されている

— 世界(ミクロコスモスもマクロコスモスも)をどう把握しているか

② その解釈を正しくできるかどうかが大問題

— 神の視点(セルフ)

—— 精神分析をしっかり受けて近づく必要がある。

理解より治す方が得策

という証明かな🤔

お父さんが画家で

ロールシャッハもいつも絵を描いていたので

子どもの頃から

インクの染みとあだ名されるほどで

クレックス(Klecks)君

芸術家になりたかったけど

科学か芸術か迷い

お父さんも美術教師として生きていた。

ユング心理学やりたいけど

得て公🐒心理士になるみたいな🤭

精神療法家になることを目指して

フロイトも

心理学を科学にしたかった。

精神医学に進み

チューリッヒ大学で

ブロイラーの弟子となり

ユングのヒステリー(PTSD)についての講義を聴いた。

幻覚についての論文を書いたり

連想実験を始め

言葉じゃなくて

— 概念から

インクの染みを見て何を連想するか

— 純粋経験 判断以前

スイスの宗教についての研究をするなど

ロールシャッハテストを極めていたら

盲点というか灯台下暗し

紺屋の白袴 医者の不摂生…

同郷でもある

ユングのような精神療法家になっていたことでしょう。

フロイト派として知られているらしい

こころは上手な絵描きさん 仏さんや観音さんを描き出す

華厳経

 一即多

箱庭療法の世界