『鬼滅の刃』の主人公の妹の一風変わった姿は
こころに傷を受け
話せなくなるという
PTSDの症状の1つ
『緘黙』の比喩でしょう。
『吃音』は親戚みたいなものです。
一時期流行った症状で
独特な絵画表現と治癒過程がよく知られています。
しゃべれない禰豆子の演技は苦労したそうですが
実際の心理療法でも緘黙は大変です。
言葉による精神分析はムズカシイですね。
発声練習をする認知行動療法は脱落するでしょうし
ここでも箱庭とか遊戯療法
夢分析が最強です。
話せないことにこだわらず
主訴のことばかり言っていると治らないのは
他の症状も同じこと
よく眠り
自然治癒力が働いている。
しかし夢を見ているから【寝ず子】
弱点を克服しながら
光に当たれない。
徐々に人間へもどり
まだ寒いと感じても
畳の一目一目ずつ日が長くなって
いつのまにか春がくるように
自分が「竈門禰豆子」であることを思い出しました。
今は曾孫さんもおられるそうです。
PTSDが治るまでは
治療場面以外で
あんまり話さないこと
あんまり出かけないことも
重要じゃないでしょうか。
西洋にも似た物語があり
自己実現の過程で起きる悲劇は
知識があっても回避できるものではなく
(王室でも皇室でも同じ)
ヒロインは眠り続ける。
この部分は世界共通みたいですよ。