アニメ「天才バカボン」の
レレレのおじさん役などで知られる
声優の槐柳二さんが
89歳で亡くなられました。

レレレのおじさんの行動は
ワンパターンです。
ユングの時代には
統合失調症と診断されている人の
無意味に映る
行動の理由にも関心が持たれていました。
立ったり座ったりを繰り返す人は

好きな人が靴屋さんで
遠目に眺めていると
立ったり座ったりする動作が多いことがわかりました。
統合失調症の多くも
ヒステリーですから
相手の行動を無意識的に取り込んだのですね。
「ローレライさん」という患者さんがいて
なぜそんなあだ名がついているのかと調べると
「なじかはしらねど…」とつぶやくからでした。
いろんな医者に相談しても
「なぜかわからないが…」と言われてきたようです。
(原因不明)

「統合失調症」と診断名で理解されるより
『あ~、そういうことかぁ」と理解され共感される方が
治療的ですよね。
レレレのおじさんは
子沢山で
子どもたちをこんな風に育てたので
奥さんが亡くなったこともあり
独立した子どもたちが
寄りつかないのでしょうか。
その哀しみからの常同行為のようにも思えます。

問題のある時代に退行して
やり直そうとしているのでしょうが
誰にも
心配されず関心をもってもらえないで
変われないのでしょう。
症状を個性だと評価される
悲哀とも似ていますね。
そして
ゲゲゲの鬼太郎
レレレのおじさん
この公式は
やはり
二元論ではなく一太極二陰陽の3という
呪術でしょうか。

水木しげる
赤塚不二夫
手塚治虫の娘たちは
みな放任主義に育てられているそうですが
赤塚不二夫は
遊びが忙しく
娘どころではないタイプだったそうで
レレレのおじさんの気持ちがわかるのかもしれません。
私はこの絵をみると

子どもたちを
一律に
心療内科に追い込む風潮を連想してしまいます。




はやく悔悛しないと
晩年に
日本中の子どもたちからしっぺ返しを受けますよ。

この方は
樹木希林さんでしたね。
(きききりん)