『野生の証明』は
1978の作品
見通せばいろんなことが理解できるが
衝撃的なシーンが多いのに驚いた。
(そういう暴力的な時代がフツーにあったし
現在も部分的には突出している)
『鬼滅の刃』のようなお話で
東北の寒村で大量虐殺事件が起こり
独り生き残った少女が
ショックで失った記憶を取り戻す過程で
事件の全容が明らかになる。
ヒロインは
竈門 禰豆子 (かまど ねずこ)のようです。
一家を鬼に斬殺された憎しみで
(PTSDの負の連鎖によって)
鬼にならないように
行動制限された。
治療過程で下手に動くのは致命的と
超自我が判断したのです。
特に口は禍のもとなので
令和の世の人々に対して
ビジュアルでわかりやすくしたらこうなりました。
実際は竹のあるなしはどうでもいいことです。
イメージとして読まねば何もわかりません。
『鬼滅の刃』は
【起承転結】を令和向けかつ詳細にし
『野生の証明』にない
①傷つき天涯孤独の自分を保護してくれた<お父さん>を慕う段階
②実父を殺害した<お父さん>を憎む段階
③真相が理解できる段階になると
(脳病DVで暴れる実父から
通りすがりの<お父さん>に助けられたから
奇跡的に生きている)
憎しみがだんだん氷解し
①に戻る。
その間に超能力のような力が生まれることは
治癒に役立つが
HSPとか天才とバカ騒ぎする時間はない。
【結】を扱ったものなのでしょう。
④世代交代の実際 ~経験を糧として語り継ぎながらよりよく生きる。
自衛隊の特殊訓練は
選ばれた人物が参加しても
殆どが「自殺」「精神病棟行き」「行方不明」
<お父さん>は類まれな例外中の例外
フィクションでしょうが
【合同演習】等、今となれば興味深い実話も盛りだくさん
PTSD克服における
特殊訓練を受けた<お父さん>ですら
記憶障害状態からフラッシュバックを経て
記憶の全容を取り戻すのに一定時間を要した。
サバイバー精神についての理解に
集合的無意識にある野生の証明
喝を入れてくれることでしょう。
11月3日までだそうです。
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